銀河後悔日誌、つぶやき

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そういえば天使たち

2011-04-14 22:51:40 | ドラえもん
 3月9日、劇場版『新・のび太と鉄人兵団 はばたけ 天使たち』を観た。


 『新・のび太と鉄人兵団 はばたけ 天使たち』公式サイト

 テレビ朝日の『ドラえもん』サイト

 「ドラえもんチャンネル」

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 そろそろ公開も終わりに近付いたが、公開(3月5日より)早々観に行ったにもかかわらず、今日まで観賞記が書けなかった。
 次の日にでも書こうと思ったが書きそびれ、その次の日は大震災である。

 今回の震災によって、被災した映画館もあると聞く。また、公開早々観に行って被災した子供たち、あるいは明日・明後日観に行こうと思って犠牲になった子供たちもいるだろう。
 今回の作品は、内容よりもそういう社会情勢の中で公開された作品として、今後も記憶にとどめたい。


 さて、昨年「またこの映画館に行けますように。」と書いた東宝公楽劇場は、残念ながら昨年のうちに閉館した。よって、今年から「札幌シネマフロンティア」に出向く。昨年に続いて、以前C社時代に同僚だった、おこじょさん氏と同行した。

 シネコンということで、いや公開1週目であるが、さすがに春休み前の平日である。入りはあまり良くない。たぶん春休み後の今ごろ行ったら、ほとんどお客はいないのだろう。この状態で公開し続けた東宝公楽は大変だったろう。

 恒例のパンフレットを買う。なぜか3Dメガネが付いているが、映画は3Dではない。今は3D映画もあるが、その元祖は昔の『オバケのQ太郎』とか、藤子作品ではあるまいか。


 この作品はリメイクだが、「新」と付いているので展開が若干異なる。ただし、登場人物(?)が増えたための変更で、これを「新」作品と捉えて良いかどうかは評価の分かれるところだろう。

 最大の変更点は、ピッポという新キャラ。ただし、原作にも前作にも出ている。それを新たなキャラと位置づけたのだ。
 この辺は大変ややこしいが、まずリルルが北極に送ったロボットは「ジュド」という名前である。それを組み立てたドラ・のびだが、メインコンピュータに当たる部分が見当たらず、ドラえもんが未来で買って来たコントローラーで動かすことになった。ここで付けた名前が「ザンダクロス」である。そして、のちに頭脳はボーリングの球のような形状で、既に登場していたことが分かった。これを生き物のように可愛らしくした姿に「ピッポ」と名付けた。
 これによって、ザンダクロスを動かすのがピッポ、という図式になったが、リルル側としては全体が「ジュド」である。今回はリルルが廃棄寸前だったジュド(ピッポ)に自分のパーツを分け与えて兵器ロボットに組み込んで…という展開が加わった。

 それに原作のしずかちゃんとリルルの交流も残り、さらにのび太とピッポのツンデレ友情話が加わり、感動話を詰め込みすぎたきらいがある。

 で、リルルがメカトピアから離反し、しずかちゃんと過去のメカトピアに戻って「アム」と「イム」から闘争本能を削除する。ただし、開発した博士は既に取り除く体力はなく(それならもっと以前に戻れば? という疑問はこの際置いといて)、リルルに後を託して死亡する。そしてリルルは自らその作業を引き継ぎ、結果兵器として作られたリルルは地球へ攻撃中のロボットたちとともに消滅する。
 これは数ある映画『ドラえもん』の中でも屈指の名シーンであるが、のび太たちと戦っているピッポが消滅し、ここで感動の場面が先にある。その後リルルが消えても、感動は薄れる。感動の場面を増やした結果、逆に良い場面が分割されてしまったのは残念である。


 天使のようなロボットとして、リルルやピッポがやって来る。それは良いのだが、なかなか「新」展開は難しい。


 一時の芸能人を主役級に起用する流れは消え去り、今回のヒロイン・リルル役は、まだまだ若手の沢城みゆきさん。ピッポ役も、まだ若手の小林由美子さんと実力派が起用されている。


 来年になっても、被災地は復興の途中であろう。また、原子力発電所の周辺は未だ無人の地であろう。平和な時代になっていて欲しいものである。

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