銀河後悔日誌、つぶやき

2017年10月22日より新発足しました。よろしくおねがいします。

東北海道大“完乗”線のながい旅

2007-04-14 23:59:00 | 1067mmの軌跡
 ある日突然初めた、「JR北海道乗りつぶしの旅」の“報告”記事。

 第5回JR北海道乗りつぶしの旅は、前回の1週間後、平成17(2005)年5月11日~12日に行なった。初めて泊りがけ(?)の行程である。


第1回(16年3月12日)=石勝線“楓支線”と「夕張支線」
第2回(16年5月5日)=室蘭本線「室蘭支線」と函館本線(長万部→倶知安)
第3回(17年3月28日)=札沼線と留萌本線
第4回(17年5月5日)=日高本線


 JR北海道の営業キロは2,499.8km。5月11日現在では1,489.7kmに乗っており、乗車率は59.60%(ほかに廃止された 万字線 23.8kmと 幌内線 18.1km、ルートが変わった室蘭本線(志文~岩見沢)5.4km。これらは営業キロ数には入らないので、乗車率算定の対象外としておく)。


 17年5月11日(出発前)現在の未乗区間は次のとおり(未乗キロ順)。このうち、☆印の路線が今回乗車分である。
☆根室本線(新得~根室)307.5km
☆石北本線(新旭川~網走)234.0km
・宗谷本線(士別~稚内)205.5km
☆釧網本線(東釧路~網走)166.2km
・富良野線(富良野~旭川)54.8km
・江差線(木古内~江差)42.1km

本日現在の乗車記録


 今回は、道東地方一括制覇ということで、線区こそ3線区だが、乗車キロは707.7km、JR北海道全線約2,500kmの約3割にのぼる。この他、さらに岩見沢→札幌・札幌→旭川・新得→札幌→岩見沢といった“移動区間”がある。日程の都合とは言え、さすがに約1日で移動するのは大変であった。


 前回の行程は5月5日(木曜日)。しかし、これは1年前に予定していたものが延びたものということで、重なったのは偶然と言える。
 一方で今回の行程は、第3回にも記した3週間の夜勤の合い間に決まったもの。まさか本当に行くとは思わなかったが(笑)。

 Aさんの仕事は22時に終わる。夜勤で23時までに出勤するわたしは、ちょうど札幌駅に到着すると、Aさんが仕事を上がって帰るところ…であった。
 いつだったか、Aさんが遅れていたのか、わたしが早かったのか。待っている間、駅に貼ってあった全列車の時刻表を眺めていた。<この時間(22時10分ごろ)以降に出る夜行「オホーツク」で網走へ。普通列車で釧路へ行き、根室へ行って帰って帰りの「スーパーおおぞら」に乗れば、まる1日後のこの時間(22時半ごろ)に帰って来られる。Aさんの休みが1日そっくりつぶれるが…>。

 少し経ってやって来たAさんに聞いてみた。「行きましょう!」、あっさり決まった(良いのか!?)。


 それが3月の中旬で、2ヶ月もしないうちに“決行”の日である。
 今回ははじめて「スーパー前売りきっぷ」を使用。期日が限られているが、2日間有効で、JR北海道の特急を含めた全列車に乗れる。指定席にも4回まで乗ることができ(購入時のみ指定可能)、値段は1万円。このきっぷは、次の「番外編『惜別 ふるさと銀河線』」・「第6回『最北の駅へ…』」でも使っている。


 5月11日(水曜日)、岩見沢の自宅を出たのは20:29である。途中で買物をし、21:25の「スーパー宗谷」で札幌へ。前に通勤で使っていた普通列車でも充分間に合うが,せっかく特急に乗れるので乗ってしまう。この列車がまたよく遅れ、そのせいで乗る列車が待たされたなあ…とは遠い想い出で、去年の改正(この旅行の翌年)で1時間ほど繰り下がり、今はこのスジでは走っていない。


 仕事上がりのAさんと合流し、22:25発「オホーツク9号」に乗車。この列車も去年の改正で季節列車「流氷特急オホーツクの風」になり、1年後にはこの日程では旅行できなかった。無理をして良かった…のかな? ちなみに、この列車は寝台がついている。「スーパー前売りきっぷ」では寝台に乗れないが、別途購入すれば大丈夫。ということで、B寝台券を購入しておいた。しかし、なかなか眠れるものではない…。


 江別停車のあと、岩見沢は22:58停車。旭川へは0:16到着し、25分間停車である。だいぶ降りたみたい。現在ならYさんに会えるかも知れなかったが、知り合ったのはこの年10月ということで、まだYさんの存在を知らない。

 次の新旭川からが未乗区間だが、この時間ではさっぱり分からない。それより、朝が早いのでさっさと寝るべきである…が、なかなか眠れないなあ。遠軽で向きが変わったのは、時刻表では4時過ぎだが、記憶がある。当日の日記には「寝たようなそうでないような、という感じで…」とある。網走へは6:15(1分早着)。これで石北本線234.0km全線を完乗した。

 網走駅を出て、近くのローソンでジュースを買う。網走支庁管内に入るのは初めてである。

 6:41の釧路行きに乗る。途中区間は、今日からDMVの試験走行が始まったが、当時はそんなことを夢にも思わない。それほど人は乗って来ない。途中学生が乗ったような、そうでないような。釧路湿原や原生花園が広がる中、10:07釧路着。釧網本線166.2kmを完乗し、東釧路からは根室本線に入っているので、とりあえず釧路~東釧路2.9kmも乗車となった。

 根室行きの列車まで1時間ほどあるので、釧路駅前を歩く。釧路支庁管内も初上陸。

 駅弁を買い、11:05の「快速ノサップ」根室行きに乗車。「ノサップ」とはずいぶん遠くへ行きそうな愛称だが、もとは急行列車。快速化後も愛称はそのままで残っている。こちらは結構混んでいる。13:09根室着、東釧路まではさっき乗っているので、東釧路~根室の132.5kmを乗車したことになる。

 今度は40分ほど時間があるので、根室駅前を歩く。根室支庁管内も初上陸。
 北海道では有力コンビニエンスストア「セイコーマート」系列の「タイエー」でジュースを買う。

 折り返しは13:50発、16:13釧路着。網走に着いてから、はや10時間。
 すぐ「スーパーおおぞら」で帰れるが、さすがにそれはもったいない。1本遅らせ、2時間半の空きができた。

 もう1度街を歩く。駅近くのドラッグストアなどが入ったビルへ。
 その後「幣舞橋[ぬさまいばし]」へ。風が強く、気温は4度だという。温度計をみると寒くなるねえ(笑)。ちなみに、この3日後は東京に行っているわけだが、あまりの気温の違いにびっくり。岩見沢より釧路は寒く、東京は暑い(当たり前)。「フィッシャーマンズワーフ」へも行ってみる。

 札幌に本店がある百貨店、「丸井今井」釧路店。この頃既に閉店が決まっていて、今はもうない。釧路市内では大型店もどんどん消え、北海道第四の都市とは言え、“残念な街”としか言いようがなかった。

 18:42の「スーパーおおぞら12号」で札幌へ。札幌へは22:32(2分延着)に到着し、札幌を出てからほぼ24時間の長~い行程が終了。根室本線残りの新得~釧路172.1kmも乗り終えたことになり、今回の目的は完遂できた。

 急いで滝川行き普通列車に乗り換え、22:37発、23:17岩見沢着。帰宅したのは23:50。長い長い日程が終了。



 今日は3線区計707.7kmに乗車し、乗車キロ数は2,197.4km・乗車率は一気に87.90%となった。あとは宗谷本線と江差線を残すのみ。



 ちなみに、1日置いて5月14日土曜日、今度は一人で「北斗星2号」に乗り、15日大宮へ。まさか3日間で2度もB寝台に乗るとは…。東京都内錦糸町方面での用事を済ませ、16日の「はやて15号」・「白鳥15号」・「スーパー北斗21号」・「利尻」で岩見沢の自宅には17日0:08着であった。


 次の乗りつぶしの旅は、2006年3月のふるさと銀河線(番外編)と、7月の富良野線・宗谷本線である。さて、いつの記事になるのか…。

ブログランキング・にほんブログ村へ

人気blogランキングへ



最新の画像もっと見る

コメントを投稿