もう次のゲームは明日(土曜)になるわけだが、水曜はニッパツ三ツ沢球技場で天皇杯四回戦、横浜マリノス戦。
小雨が降り注ぎ、寒風が吹くという、スタンドに立っているだけでもかなり辛い環境。結果的にはギリギリ、ポンチョを被るほどではなかったのだけれども、オレにしては驚異のロングスリーブ3枚重ねという厚着でも結構な寒さでありました。
それでもエスパサポは熱かったスよ。何か、もはや、ゴール裏には(も)ほとんどストレスがない。
風下に立った前半(の特に序盤)はセカンドボールを拾われ続け、パスを2本以上つなぐこともままならずマリノスの時間帯が続いた。このゲームで本当にヤバかったのはこの時間帯。前半30分過ぎからは後半勝負の気配が濃厚になってきた。「エスパルスは後半落ちてくる」とコメントしていたマリノスのプレーヤーがいたのだが、一体何を見ていたのだろう。
今シーズン前半戦の調子の良かった頃のエスパルスというのは、後半に「変わってくるチーム」だった。
そういう意味では日曜日の湘南戦と同じような展開ではあるのだけれども、あのゴール破壊事件のブレイクタイムでチームは良かった頃の感触を思い出したんじゃないか…というような邪推をしたくなるように、後半に入るとチームは「落ちる」どころかスピードを上げてきた。
前半はかなり危なっかしかった辻尾もスペースへ勝負を仕掛けてきたし、何よりも全体としてサイドチェンジ、パススピード、縦への意識が強まった。キックオフ早々に先制点をゲットできたのが大きかったとはいえ、後半はかなり安心して観られた。俊輔のフリーキックは西部が必ず止めると思ってましたがね(でも、やっぱりスーパーセーブ!)。
どのクラブもハードな日程をベスメン規定を有名無実化するほどやりくりをしながらこなしているわけだが、この日のエスパルスはほとんどメンバーを落とすことなくゲームに臨んだ。これが今後の中2日、中3日で3ゲームをこなすという、シーズンの最終盤にちょっとどうかと思うようなハード(アホ)な日程に影響しないわけがない。でもシーズン終盤は結局はどのクラブも最後の総力戦なわけで、大事なのはアグレッシヴさなんだと思うね。
何でオレたちはアグレッシヴでいられるのか。
健太「今季でチームを辞めていく選手もスタッフも多い。気持ちの切り替えがしにくくて重苦しい時期もあったのだが、湘南戦の前に、いい形で終わろう、お互いにゲームに対して闘争心を出していかないとサポーターに失礼だと、選手たちと確認し合った。(中略)今は吹っ切れて、練習でも試合前のロッカールームでも明るい雰囲気でできている。私をというより、伊東や市川などに少しでも長くこのチームでサッカーをやらせてあげようという思いがチームにあるような気がする」(J'sGOAL 11月17日付)
終了後は地元の酒場で祝杯(亀戸てのは横浜までのアクセスは物凄く、意外なほどラクチンなのだ)。完勝があまりにも嬉し過ぎて閉店まで呑んだ。ハイペースで呑み過ぎた。
このチームで観られるゲームは、あと数えるほどしかない。
東北地方、関西地方のエスパルスサポの皆さん、仙台戦や神戸戦は是非スタンドで彼らの姿を目に焼き付け、コールしましょう。
オレも仙台行きたいし、神戸にも行きたい…が…どうするかは今日一日考えよっと。