徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

武道館ロック/THEATRE BROOK<Live long and prosper!Tour>

2010-12-19 23:45:07 | Music
恵比寿リキッドルームでTHEATRE BROOK<Live long and prosper!Tour>
Live long and prosper!=長寿と繁栄を!
日本最強のベテラン・ロックバンドらしいツアータイトルである。ステージの装飾は、あの、Candle June、キャンドル・ジュンですよ。東京のオープニングアクトはマイア・バルーが熱く務めた。

結局レコ発もフェスも行けなかったので丸々一年振りのライブ。今年待望のアルバム「Intention」がリリースされ、最初に聴いた時にはキャッチーなリフとストレートなロックンロールアルバムで聴きやすくはあったのだが、ぶっちゃけ「Reincarnation」の方が出来よくね? と思っていた。悪い。まあ、それは、これまでのシアターブルックの延長線上にある集大成的なアルバムなのだから当然なのだ。
が、しかし。今日ライブを観て評価は一変した。ジャムバンドって言い方はあんまし好きじゃないけれども、やっぱり日本最高レベルのジャムバンドであり、ライブバンドだと再認識した。もともと凄腕ばかりなのだけれども、ライブ数が格段に増えた今年のシアターブルックの成果は確かに現れていたと思う。
「Intention」最高です。何というか、この日もタイジは「武道館、武道館」と連呼していたのだけれども、武道館でプレイしたら、ライブ映えする「Intention」の楽曲もさらに映えるだろうなという…武道館のステージに立つタイジが目に浮かぶわけですよ。どんだけやりたいんだ、武道館で。
ただ…まあ、今日「デュラララ」ファンが会場にいたのか知らんけれども、シアター史上最高のヒットになった「裏切りの夕焼け」が、それほどオーディエンスの反応が良くないのは「こんなもんじゃないぞ」って事を知っているからなんだと思う。それは他の楽曲を聴けば良く判る。

2年振りの復活ライブだった去年ほどの、ある種の重みもなく、セットリストもほぼ「Intention」からの楽曲だったが、本編はタイトで完成度が高くて良かったと思う。アンコールも結局長尺の「夢とトラウマ」1曲のみだった(!)のも清々しく素晴らしい。去年も感じたけれども、本編の完成度が高ければアンコールはあっても無くてもいいのよ。

【セットリスト】
01.TEPID RAIN
02.SNAKE BOOTS
03.ドレッドライダー
04.お尻をひっぱたけ!
05.裏切りの夕焼け
06.TYPHOON SHELTER
07.明日のかけら
08.恋人よ
09.旅人と踊り子(withマイア・バルー)
10.聖なる巨人
11.イカロスの大地
12.ありったけの愛(メンバー紹介)
13.まばたき
(enc)
14.夢とトラウマ

今回のライブはレコーディングされていたそうで、おそらく…またototoyあたりから配信リリースですかね。これも楽しみ。ツアーはこのあと最終公演地、札幌へ向かう。久々に遠征したくなるような内容だったぜ。北海道の民は是非行くように。年末はリフの耳コピを進めよう…。

THEATRE BROOK<Live long and prosper!Tour>
12月22日(水)/札幌ペニーレーン 
開場18:30/開演19:00
オープニングアクト(cosmic stew)

穴は深い/白汚 零「地下水道 undercurrent」

2010-12-19 14:49:42 | Books
NTT関係の保守・点検のバイトをしていた頃、数ヶ月間地下に潜っていた。
地下に潜るというのは文字通り、都内に張り巡らされた地下トンネルに潜るのである。
見慣れている人にはなんてことのない「職場」なんだろうけれども、想像以上のスケールの大きさに軽くショックを受けるような光景が見られる。保守・点検のバイトなんてつまらないように思うかもしれないけれども、正直これは楽しかった。


「地下水道 undercurrent」白汚 零(草思社)

穴というのはいろんな意味で深いのである。

12月/SION アコースティックLive 2010~SION with Bun Matsuda~

2010-12-19 13:40:13 | Music
代官山unitでSION アコースティックLive 2010~SION with Bun Matsuda~。
完全にフロアから人が溢れていて9割方モニターでヲチでしたが。
相変わらずブルーズに陥らない文さんのギターに、ブルーズそのもののSIONの歌とハープ。これが絶妙なバランスなんだろう。去年のライブは盟友の死があったりして結構重い印象があったのだけれども、この夜のライブはわりと淡々と進行した印象だった。アドリブ混じりの「そして あ・り・が・と・う」は年末ソングにぴったりだったなァ。CHABOさんの「Hello Good-bye」みたいなフィーリング。
「たまには自分を褒めてやろう」では途中で歌うのを止めカメラを注意するなんてアクシデントもあったりしたのだけれども、それはともかくSIONの歌を聴いて今年も年末を実感する。
で、記憶頼りの不完全セットリスト。

【with Bun Matsuda】
01.午前3時の街角で
02.夜しか泳げない
03.SORRY BABY(「龍馬伝」の打ち上げで福山とデュエットしたという…)
04.石塊のプライド
05.ちいさな君の手は
06.*****
07.薄紫
08.砂の城
09.遊ぼうよ
10.こんなに天気がいいからよ
11.ありがてぇ
12.*****
13.ガード下
14.からっぽのZEROから
15.お前の空まで曇らせてたまるか
16.Hallelujah
17.燦燦と
【SIONソロ】
18.*****
19.曇り空、ふたりで
20.*****
21.12月
22.赤鼻のトナカイ
23.そして あ・り・が・と・う
24.マイナスを脱ぎ捨てる
【with Bun Matsuda】
25.ごきげんさ
26.たまには自分を褒めてやろう
27.このままが

何か、大事な曲をド忘れしているような気がする…。
帰りに近所の酒場に寄って酒。店長にお願いして3月のSIONライブのチラシを貼ってもらう。
今日も恵比寿でtheatre brook。これも年末恒例…去年は復活ライブだったが一年経つのも早いもんですな…。