ホーム開幕前日に今更書くのもあれなんだが、開幕戦の大宮戦。
開門前のスタジアム到着時点でゴール裏待機列はすでに長蛇の列…相変わらず大宮の運営は意味不明にビジター席を削っているのでビジターチケットは完売、ということは席取り連中を計算に入れれば当然座席難民は出る。しかし、まあ、こっちは荷物はマフラー1本のみ、そもそも座る気もないし、声出してりゃ文句言う奴もいないだろ、ということで襷付近にもぐり込む。
ゲーム中にも隣の野球場から砂埃が大量に吹き込んでくるという強風がゲーム展開に影響したのは間違いないところだが、それは大宮の、というよりも清水の追い風となった後半に影響した。失点はキャラのオウンゴールとカウンターからの大宮・青木の見事なミドルシュート。青木のミドルは、あの形に持ち込ませてしまった時点で関与したプレーヤーは自省しなければならないと思うけれどもとにかくシュートが素晴らしかったとしかいいようがない。
問題はその後。一週間前のPSM新潟戦のように為す術もなく崩れてしまうか、それとも反発を見せてくれるのか。
アフシンは60分に調子の上がらない吉田と展開力に欠けた大輔に替えて内田、瀬沼を投入。パワープレーを批判する人がいるのは当然なのだけれども、あの強風(追い風)と、何よりもとにかく追いつかなければならない状況で、何が何でもゴールするという「形」はあれしかなかったのだと思う。そして、その「形」は選択肢の中から決して除いてはいけないものだ。
バレーがロングボールをすらして瀬沼、石毛が裏に走り込むという形を中心に熱狂的なゴールチャンスは何回も生まれた。
同点ゴールを決めた石毛はネットを揺らしたボールを抱えるとゴール裏を煽るような仕草をしながらセンターサークルへ走って行った。もう、それだけで失点後からタイムアップまでのピッチ上とゴール裏の熱狂がどういうものだったのか物語っていると思うのだ。
結果的には勝ち越しまでには至らなかったとはいえ、開幕戦で最後まで決して走り負けなかった「若さ」も評価したい。
彼らが決して走り負けないようにホーム開幕戦も声を出していきたい。明日、14時横浜戦。
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