徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

序曲以前/「ファイナル・カウントダウン」

2011-01-08 08:23:30 | Movie/Theater
ファイナル・カウントダウン
The Final Countdown
1980年/アメリカ
監督:ドン・テイラー
出演:カーク・ダグラス、マーティン・シーン、キャサリン・ロス、チャールズ・ダーニング
<1980年。航行中の原子力空母が突然の嵐に巻き込まれ、1941年12月7日の真珠湾攻撃直前のハワイ沖にタイムスリップ。まさに日本軍が奇襲をかける寸前だと知った乗組員たちは、最新鋭戦闘機F14によるゼロ戦との戦闘に突入するが…。>(シネフィル・イマジカ)

似たような設定の映画や漫画は観たことがあるような…だが、この作品、公開当時は大作扱いだったような気がする。さすがに海軍省とグラマン社の協力を得ただけあって原子力空母<ニミッツ>艦上の描写はかなりの迫力がある。しかしタイムスリップしたニミッツを待ち構えている歴史的事実は重く、深く、アクション満載なエピソードにも関わらず(のはずなのに)、大雑把な艦内ドラマに終始してしまっている観は否めず、結局原子力空母と戦闘機のバトルを描きたかっただけじゃないの?と思えたりして。
しかもマーティン・シーンの設定があまりにも謎すぎる。
こういう作品を観ると思い出すのが、設定は大袈裟なんだけど結局火山が噴火しただけのパニック“巨編”『地球崩壊の序曲』なんだよなァ…。ということで、1980年にはすでにオールスターパニック映画の時代は終わっていたのだった。『ファイナル・カウントダウン』の場合はどっちも中途半端なんだけど。
軍ヲタの皆さんならばそれなりに楽しめると思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿