ラブミー東京アイドルズ since16.01.04

主にアイドルちゃんについて書いています

真田は日本一の兵ぞ(ひのもといちのつわもの)

2004年11月12日 | Weblog
ファミリー劇場で「風雲! 真田幸村」スタート。
“つい最近”意識があるのだが、もう15年も昔の作品。のちに君島騒動で有名になる吉川十和子も初々しい。
いわゆる「真田十勇士」という場合、このメンバーを指すが、さすがに「根津甚八」は使いづらかったりするのか、
他の何人かも含め別のキャラになっている。十勇士とは言いながら、ここでは勢揃いすることはなかったはず。
十勇士の一人望月六郎は、劇中では男装の麗人という設定で、アニーこと森永奈緒美が演じており、俺が見ていたのも
主にこの理由による。エンディング曲「光る風」は影の軍団にも合いそうな佳曲。作詞・作曲・歌の手仕事屋きち兵衛が
以前FMラジオに出たとき、変わった芸名の由来を聞かれ、すごく遠回しに、「きち兵衛の『きち』は基地外の『きち』」
(「釣りキチ三平」的な用法)だと答えていたのを思い出した。

真田は最終的には徳川に負けるわけだが、このドラマの世界で見る限り、「化け物みたいな力を持っていたり、
妖しい術を使う集団が、どうやってやられてしまうのか」がとても想像できなかったりする。
確か最終回も「この後に大坂の決戦である」というところで終わるし。

ヲタ本立ち読みライフ

2004年11月12日 | Weblog
東映ヒーローMAX」、「EX FLASH」、「ビル・ロビンソン自伝」の三冊。

「東映ヒーロー~」は、デンジマン座談会(デンジマン5人+新堀さん)、ジェットマン座談会前編
(内田さゆり以外+長官+井上敏樹)が特に印象に残った。デンジマンは、放送されてからかなり経つことと、
メンバーが既に当時からそれなりに大人だったであろうことも含めすっかり老け込んでいるが、芸能界周辺で
活動し続けているメンバー
はさすがに「現役」然とした雰囲気をキープしている。
小泉あきらも芸名を変えてモデルとして活動中だ。
俺が見てきた特撮番組史上でもトップクラスにハマったジェットマン。内田がいないことについてひと言も
ふれられていないのが不自然だが、次号の後編で説明されるのだろうか。メイン脚本家の井上敏樹は、
こういう本のインタビューではいつもエラそうだが、今回もやっぱりエラそうにしている(笑)。
両戦隊とも出演者間の関係がかなり良かったことをうかがわせる。
デンジマンは「昔ながらの俳優のオン・オフ」という感じで、ジェットマンのほうがおそらく最近の戦隊の
出演者間の関係に近いのではないだろうか。それなりの期間、ほぼ毎日、長時間一緒に過ごして苦楽を共に
するので、「戦友」的な意識が芽生えるのだろう。
かつて毎年ゴールデンウイークに、俳優本人も出演するヒーローイベントを開催していた新宿NSビルでの
ショー後の握手会で、俺のような大きなお友達にも熱い握手で応えてくれた若松俊秀は、最近の姿も相変わらず
カッコ良かった。結城凱を演じているときは、髪の分け目を普段と逆にしていたそうだ。元ICHIGOちゃんの岸田里佳
現在上海在住だとか。
今回の「東映ヒーローMAX」には、「仮面ライダー剣」にも出ている春田純一&森次晃嗣、中田博久のインタビューも
載っている。いいトシして特撮ヲタをやっている人間の大半は、「子供の頃から見ている特撮番組を、そのまま
ずっと見続けて大人になった」はずだ。今になって思うのは、子供の頃に特撮番組でヒーローや悪役をやっていた
人やスタッフの「現在」の姿を見る機会があるのはすごく幸せだし、感慨深い。当時はこんなふうに「懐メロ」的に
楽しめる状況など思いもよらなかったし、アニメと比べてより幼稚に見られがちな特撮ファンは、いっそう
肩身が狭かった。
この世界も歴史をひとつひとつ積み上げてここまで来たのだなあと思う。特撮に幸多かれ。

「EX FLASH」。
笑ってしまったのは、乳首隠しグラビアに載っていたのが、ストロンガーことビビューンこと津上刑事こと
荒木しげる(茂)の娘。これらの役の中でも最もメジャーだと思われるストロンガーが、カブトムシモチーフで
あることを利用し、コーカサスカブトムシの標本?二つで乳首をカバー(笑)。痛くないか(笑)。

「ビル・ロビンソン自伝」。
今の若い衆には、「ロビンマスクのモデル」と言うしかないのかも知れない、高円寺在住のイギリス人
元プロレスラー
の自伝。フミ・サイトーがクレジットされていたので、おそらく聞き書き形式だろう。
名前だけは知っている伝説のレスラージム、ビリー・ライレー・ジム(通称・蛇の穴)でのエピソード、歴史上の
人物的な有名レスラーたちについてのこと、レスラー引退後の生活、そして今の暮らしなど。
巷ではゴッチとロビンソンの不仲は有名だが、この本にある限りでは、要するに、アイドルファン同士にもある、
「あいつあることないこと言いやがって」レベルの話のようだ。シングルで一度しか対戦していないことが
いいほうに作用しているのか、レスラーとしての猪木の評価がかなり高い(鶴田を上回る)のが意外だ。
蛇の穴時代のレスラーたちは、エンターテイナーというよりむしろ武芸者に近い印象。ビリー・ライレーは
どちらかというと細身のおっさんだった。こういった連中に囲まれていたせいか、ロビンソンの言葉は含蓄が深い。
「学び方を学べ」とか、「色々なものを少しずつかじって合計100にするより、ひとつの分野で100になっておいて
中心を作ると、後で他の分野を学んだときにその成果は何倍にもなって戻ってくる」(俺要約)とか。
ロビンソンのようなスタイルは、もうあまり見る機会がないが、WWEのイギリス人ウィリアム・リーガル
(日本人にはむしろロード・スティーブン・リーガルという呼び名だろう)のファイトには、時折「キャッチ」な
動きがちょっとだけ入っていたりする。

おまけ。
ボディビル雑誌「マッスル&フィットネス」の表紙&インタビューが、WWEのジョン・シナだった。ロビンソンが
古き良きプロレスラーの系譜にあるとすれば、シナは典型的現代のレスラーと言えるだろう。どちらが上とか
下とかではなく、「違う」だけだが。