趣味多忙日記

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ベネルクス国境の旅(11)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(鉄道博物館編)

2018-10-01 23:35:31 | ★2018ベネルクス国境の旅
>>2018ベネルクス旅行の目次はこちら


■鉄道博物館で歴史旅行

ユトレヒト中心市街地から、歩いて30分ぐらいの

「ユトレヒト・マリーバーン駅」に到着です。




まー、なんとなくネタバレしてますが…笑

ここは、Spoorwegmuseum…鉄道博物館なのです。

(公式HP→https://www.spoorwegmuseum.nl/




駅前から早速、いかしてますなー

こういうイラスト広告、好きなんです。


早速、駅舎に入りますと、受付とおぼしきお姉さん…いや大学生か?

英語が微妙~に通じなかったのですが、なんとか1チケットを購入して、入場。15ユーロです。

この駅、実際にユトレヒトの駅として使われていたのだそうです。

現在は駅舎の向こう、ホームや操車場の跡地を博物館として公開整備しているのですね。




駅舎に横付けして、古めかしい電気機関車が編成状態で展示。

早速わくわくしますな




逆サイドには蒸気機関車も展示されております。

ここ、実際のホームなので、すごくええ雰囲気

奥にはカフェ併設で、お茶の好きなオランダ人達が談話中でした。

ここに入るだけなら無料なのかな。




ね、現役の駅みたいでしょ。




ホーム端には貨物列車も編成状態で展示。

この機関車かっこいいんですが、ちょっと見づらかったかな。




駅舎近辺の展示車両をひと通り(舐めまわすように)撮りまくって、踏切を渡る。

駅舎から屋外展示スペースを抜けた先に、展示館本館があるという構造で

屋外展示スペースにはこのように、古い車両が所狭しとならんでおります。




ところで、ここ

今立っているここのホームなのですが…

なんと、現役の駅なのです。




駅名は、ユトレヒト・マリーバーン駅といいまして…

博物館が開館しているときのみ、1時間に1本の電車が

ユトレヒト中央駅との間を、行ったり来たりしているのです。


したがって、上に載せた駅舎も、実は

現役の駅舎でもあったのです。

切符が買えるかどうかは不明ですが…




かわいらしい古典電車を横目に見て

博物館本館に入ります。すると




おおぉ、早速イイ感じの蒸気機関車が




この博物館、テーマ展示といいますか

ただ車両が並べてあるだけでなく、その時代の雰囲気が感じられる小道具があったり、アトラクションがあったりと

かなり、楽しめる展示になっている、ようでしたオランダ語が読めればなぁ…笑


ここへ来た、一番の目的

この旅で、わざわざユトレヒトに寄った一番の目的、といっても過言ではない、それほど見たかったのが、これ




APEKOP!猿顔電車です!

これこれ、模型で今作ってるこの電車の、実物を観察したくて

はーるばーるオランダまで来た…というわけではありませんが

見られるのなら、隅々まで見ておきます。




実物はやはりカッコイイ!

どうやら展示に加わったのは最近のようで、ええタイミングで見に来れましたよ。




外観もそうですが




内装!なるほどなるほど




気になっていた運転席周りの塗り分け!なるほどなるほど

意外と塗り分けが間違っていなかったようで、一安心です、が

やっぱり模型より、赤みがかかった黄色ですな~




↑模型 実車↓






↑NSマーク




↑カラーサンプル

近くにいたおっさんが、何してんだこの東洋人…的な目で見てましたね(^^;


ちょうど、イベント展示?のようなことをしていまして

隣のホームには、こちら



本家犬顔!Hondekop型電車が展示されておりました。

したがって




犬猿コンビw

オランダでも、犬と猿は仲が悪いのでしょうか…?




Hondekopの脇に置かれた、犬の石像。これは…笑

それにしても、かっちょええ電車ですよ


この電車の写真だけで、記事ひとつ書けてしまう感じですが、それは需要があれば…ということで

他の展示も見ていきます。




所狭しと色々な車両が並んでいます。屋内ですが、ガラスが多用されており、薄暗さはまったくありませんでした。




アメリカンな機関車がいるな…と思ったら、GE製とのこと

インターアーバンの電気機関車としても通用するようなデザインですね。

これ、割と最近まで走っていたようです(旅行後に買った、オランダ鉄道のDVDに登場していました…)




この電車。客車に、とりあえずパンタグラフとライト付けました、なスパルタン

これもまた、インターアーバンっぽくて、好きなデザインですよ。

オランダは割と昔から電化が進んでいたようで、日本と同じく“電車王国”なんですね。


そんな電車王国ですが、非電化区間はあるようで



非電化区間のエースとして登場したのが、こちら




ブルーエンジェル

…なんちゅーあだ名や笑

※気になったので、ざっくり和訳。

1950年頃、オランダの主要幹線は電車に最適化されていた(つまり、それなりに列車本数が多く、電化が最適だったということか)

しかし、人口の少ない地域では、架線を建設するほど十分な列車は走っていなかった。

ドイツはそれ以前に、蒸気列車をディーゼル車両で置き換えていた。ディーゼル車両に架線は必要ない。

電機モーターは、二つのディーゼルエンジンで駆動する(←この部分、ちょっとよくわからない。電気式ディーゼルってことかな?)

1953年と1954年に、ロッテルダムの車両工場で、13両の単行と46両の2両編成が落成した。

その青い車体と、羽のエンブレムから、すぐにこれらの車両はブルーエンジェルとあだ名された。

…まー、だいたい想像通りのことが書いてありましたなw





屋外に居たこいつも、ブルーエンジェルの亜種か

パノラマブルーとでもいいましょうか




ん?この運転台構造。小田急…




緑になったブルーエンジェルは電車でした。

一時期このデザインにハマっていたのが、よくわかりますw


ところでしれっと外に出てきていますが、

屋内の展示場と屋外の展示場はドアで仕切られているだけなので、自由に行き来できるのです。




廃貨車…?おじさんが似合いすぎです




これはなかなか面白い塗装のディーゼル機関車

王室専用…とかそういう感じでしょうか。

なんか、アズレージョを思い出すデザインですね。




とにかくあっちもこっちも保存車、保存車で、キリがありません




猿顔ディーゼルがおりました。これ、かっこいいですな

ただ、側面デザインや社内の造作は、ApekopよりもHondekopに近い印象でした。




さて、まだまだ見ていたいですが、今日はドイツ国境地帯を抜けます、

初日のこともありまして、どうもドイツ・ベネルクス国境にはいい印象がありませんから

早めに、国境地帯を抜けてしまおうと思います。




の前に、腹ごしらえして…

(鉄道博物館の中は、でっかいレストランも併設されていて、家族連れでにぎわっておりました)

((結構日本人のファミリーがいたように思いましたが、ユトレヒトって日本人多いのかな??))


例の、マリーバーン駅からユトレヒト駅への特別列車に乗車します。




発車時刻にやってまいりました。乗客は…私だけ?


★ユトレヒト鉄道博物館について、ここまで書いた記事は珍しいかもしれませんので

最後に、情報を補足しておきます。

ユトレヒト鉄道博物館は、ユトレヒト中央駅からだと徒歩40分ぐらいでしょうか

ナインチェ博物館、中央博物館から、川沿いを東に歩くと見えてきます。

上に書いたように、マリーバーン駅で入場券を買って、最初にマリーバーン駅展示場、次に屋外展示場

屋外展示場に入りこむような形でマリーバーン駅(現役)のホームがあり、屋外展示場を抜けた先の建物が本館です。

本館では、先ほどマリーバーン駅で買った入場券を提示すると、入れます。

展示車両はここに書いた以外にも、天井からつるされた蒸気機関車、運転台付き客車、ディーゼル機関車等が多数あります。

現地語だとMaliebaanのSpoorwegmuseumと記載。

定期的に展示物の入替や配置換えを行っているみたいですね。

ここに入りきらない展示車両は、他の操車場や駅に留置されているみたいですよ。

公式HP→
https://www.spoorwegmuseum.nl/

オランダ観光局→https://www.holland.com/jp/tourism/destinations/utrecht/museums/railway-museum-in-utrecht-jp.htm

あと、トイレは無料←これ大事w

床下もよく見えます(両側がホームになっているような残念展示はなかったです)し

屋上観察も、2階のフロアから可能なようでした(私は行きませんでしたが…)ので

模型ファンにもお勧めです


★2018ベネルクスの旅 各記事へのリンク★
(序)準備編~ドイツまで
(1)ドイツからベネルクス入国まで
(2)リエージュの吊り掛け電車達と、オランダ国境の街
(3)ベルギーを大移動、屋根のない博物館へ
(4)芸術の駅へ
(5)芸術の街からオランダへ
(6)オランダは自由の国(いろんな意味で)
(7)風車の村
(8)フリッツァー事件
(9)アムステルダムで鉄道を見る
(10)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(散策編)
(11)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(鉄道博物館編)<本記事>
(12)ドイツへ戻る。。。。
(13)コブレンツと、ルクセンブルク(前編:鉄道編)
(14)ルクセンブルク(後編:観光編)
(15)帰国日に、事件発生
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ベネルクス国境の旅(10)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(散策編)

2018-10-01 20:34:35 | ★2018ベネルクス国境の旅
>>2018ベネルクス旅行の目次はこちら


■アムスからユトレヒトへ


【Amsterdam Centraal】09:05 →【Utrecht Centraal】9:58(IC 831列車 Maastricht行)





アムステルダム中央駅から、インターシティでユトレヒトへ移動します。

アムステルダムからユトレヒトはNS(オランダ国鉄)の大幹線のようで、インターシティが10分に1本程度の頻度で走っているようでした。

乗車したマーストリヒト行きはおなじみ二階建、朝の通勤時間帯だけあって、それなりに混んでいました。

と、アムステルダム中央駅出発後、車窓左手にぼろぼろに放置されたTEE車両が…!

こういうときに限ってカメラ出していないのですよ。残念。

※後で調べたところ、動態保存をしようとして、NPOか何かが保有しているそうなのですが、

資金不足のため、放置されているとのことでした。



20分弱でユトレヒト駅へ。

相変わらず寒くて、テンションは低め(^^;




向かいのホームにいた、485系電車を流線形にしたような特急電車。

今回の旅では乗りませんでしたが、平屋で収容力低いから、幹線は走らせないのでしょうね。

そのぐらい、オランダ国鉄の主要幹線は、どこも人が多く乗っていました。




乗ってきたインターシティと並ぶ。




変な顔の二階建電車も見かけました。




ユトレヒト駅も他のオランダ国鉄駅同様、とても大きく、開放的で、美しいのです。

一地方都市の駅には見えませんな。


■ユトレヒトをなんとなく散策

ユトレヒトはオランダの古都、大学と歴史の街だと聞いていましたが、

駅の外は思いのほか近代的なビル街です。

また、駅はショッピングセンターと直結しており、ショッピングセンターには

駅の看板などは一切掲げられておりませんので、注意です。



駅周辺はこーんな感じ。かっちょええビル群です。


でも、振り返ると



古都風景。

寒いことを除けば、すごく大好きな風景です。




オランダといえば

細長い家(道に面する窓の数で税金が決まっていたそうで、細長い家が増えたのだそうです)

クロッケン

フリッツ

チューリップ…は季節外で

風車は昨日見た。

あとは…これこれ




ナインチェ!




ナインチェですよナインチェ!


日本だと、ミッフィーと呼ばれていますね。

あちらでは、ナインチェと呼ぶのだそうです。

ナインチェの作者ブルーナさんは、このユトレヒトの出身なのだそうで

町全体が、ミッフィーだらけなのでした。




道路標識も…(これ、ミッフィーのキャラクター?ですよね、違ったとしても、かわいいですね)


そんなユトレヒトの名物といえば、



まず運河でしょう。

運河沿いのカフェが有名なのだそうですが、火曜日の朝、さすがにまだ営業前でした。

でも




こーんな綺麗な風景が見られるのなら

それでよし。

アムスの運河とはまた違った趣で、落ちついた街並みともよくマッチしていて

大変、美しいかったです。




中心地にきました。オランダ一高い、ドム塔は、補修中。

ここは傾いてないw




美しいですね~。

次は補修してないときに、来てみたいですよ。


と、のんびり眺めていたら

またまたきましたよ、ヨーロッパ・リスク

オランダでは初でしょうか…

いかにも!な恰好のおじさんが、目の前に立ちはだかり

マニーマニー、と手を広げて、通せんぼしているのです

ここを通るなら金を払え、ということでしょうか。。

油断していたこともあり、かなり接近を許してしまいましたが、ノーノーと言って速足で逃げました。。

もう慣れましたし、今回はケツさわられてないので、怖い!ということはありませんでしたが。




逃げたふりしてドム広場へ移動。え、そこ車道なの?w

ユトレヒトに限らず、オランダはどこも、車の運転(とチャリンコ)が自由すぎて

こちらが気を付けていないといけません。

平気で歩道をトラックが走りますw




ダム広場から眺める、ドム塔

オランダって、なんでこんなに美しいんでしょうか。




右を向くと、ドム教会

これもでかい。オランダ最古の教会だそうですよ。




9月ですが、花が咲き誇り

次は春、チューリップの季節にきてみたいものですな。




同じくドム広場に面した、でかい建物

何かわからず撮りましたが、地球の歩き方によると

ユトレヒト大学の本部、なのだそうです。

そういえば、ユトレヒトは大学の街でした。


そしてそして!これは、『地球の歩き方』には書いてありませんでしたが

“我々の”ためのお店が、ここユトレヒトに…

それが、こちら



模型店!です

マニーマニーのおっさんが通せんぼしていた道にありましたよ。

ここ、すごかった

メルクリンをはじめとするHOゲージ製品が並んでいるのはもちろんのこと、

NochやらFallerやらの、シーナリィ用品がずら~~~~~~とならんでいた。


そして、たぶん個人商店なのでしょうが…

おじさんとお子さんが店番をしていて、とくにおじさんのほうは

日本の一昔前の模型屋店主!という感じで、お客さんの話を聞いては段ボール箱ひっくり返して補修パーツ出してきて…

レジカウンターでお客さんの持ってきた車両を分解しはじめたり、コーヒー淹れて雑談しはじめたり。。


そんな中、よそ者の東洋人がうろうろしてたら、そら、目立ちますよね

常連さんと思われる方に早速絡まれて、あれやこれや立ち話

日本のKATOはすばらしいが、オランダでは手に入らない!とかとか

私もモデラーの端くれとして、こんなブログやってますから、今オランダ型の電車作ってますよ~と言って

ブログの写真(→これ)見せたら、アメージング!どこのキットだ?と聞かれたり

ちょっとした国際交流を、楽しんだのでした。

ちゃんとGフェスの宣伝もしましたよ…(常連さんのほうは、飛行機調べてたから、もしかしたら本当にくるかも…笑)

※とりあえず、アイム・フェイマス・ジャパニーズモデラー…(どやぁ)と言っておきました


自分用におみやげ買ったら、これは飛行機代だ、と言って

定価よりも値引きしてくれて、カタログまで持たせてくれました。


とてもいい方のお店でした。リンク貼っておきます。

https://www.modeltreinstore.nl/

ドム広場の近くなので、観光のおまけにぜひぜひ

(ここへ通じる道は、いかにも!なおっさんがマニーマニ言いながら通せんぼしてますので、気をつけてくださいw)




つかの間の国際交流を楽しんで、次の目的地へ。




ユトレヒトの外側は、公園地帯が広がっておりとても美しい。

こんな公園地を抜けた先に、本日ユトレヒト最大の目的地に到着。




こちらの駅になります。

ユトレヒト駅から、歩いて30分ぐらいの距離で乗り換えでした。




ここは、ユトレヒト・マリーバーン駅といいます。

公園の中にあるような、とても静かな落ち着いた駅なのですが、しっかり駅員配置。

切符を買って、ホームへ出ます




おぉ!

古風な電気機関車がお出迎えでした


つづく


★2018ベネルクスの旅 各記事へのリンク★
(序)準備編~ドイツまで
(1)ドイツからベネルクス入国まで
(2)リエージュの吊り掛け電車達と、オランダ国境の街
(3)ベルギーを大移動、屋根のない博物館へ
(4)芸術の駅へ
(5)芸術の街からオランダへ
(6)オランダは自由の国(いろんな意味で)
(7)風車の村
(8)フリッツァー事件
(9)アムステルダムで鉄道を見る
(10)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(散策編)<本記事>
(11)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(鉄道博物館編)
(12)ドイツへ戻る。。。。
(13)コブレンツと、ルクセンブルク(前編:鉄道編)
(14)ルクセンブルク(後編:観光編)
(15)帰国日に、事件発生
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ベネルクス国境の旅(9)アムステルダムで鉄道を見る

2018-09-27 22:44:29 | ★2018ベネルクス国境の旅
>>2018ベネルクス旅行の目次はこちら


4日目(9月11日)の朝です。ぐっもーにん

■アムステルダムの朝



清々しい朝でした。

今日も元気に活動開始。

昨夜のフリッツがしっかり胃もたれしてますが…


本日は、アムステルダム、ユトレヒトを観光し、ユトレヒトからドイツへと国境を越えます。



移動距離がかなり長いですが、途中ローカル線で国境を越えますので、移動時間も相応に長いですw


さて、ホテルをチェックアウトしまして、朝のアムステルダムへ。

比較的早い時間ですが、既に通勤ラッシュがはじまっています。




駅前のトラムターミナル

相変わらず忙しく電車が走っています…いや、昨夜以上に忙しく

電停前には入線待ちのトラムが並んで待っていました。




わかりますかね、この写真で、電車が4本写っています。

ただ、駅前広場のほうはというと、昨日よりやや人が少ないです。観光客がまだ少ないからかな。




堪能したので、駅の中へ入りましょう。


アムステルダム中央駅、まず紹介したいのが、こちら



クロッケンの自動販売機です。駅コンコースの通路にあります。まだ営業開始前でした

営業中は、この扉の中に、各種クロッケンがずら~~~~~~と入っています。

向こうはそのまま厨房になっていて、大量の鍋でクロッケンを揚げてまして

売れるそばからアツアツが補充されるという仕組み。

購入者は、小銭を投入して、ドアをあけて中のクロッケンを取り出します。

かなーり美味しかった。




ホームに出ます。アムステルダム中央駅はほかのオランダ鉄道の駅と同様、入口に改札がありますので

駅の中の治安は大変いいように思います。

そもそものアムステルダムの治安自体も、昨日書いたように、全く問題を感じるようなものではありませんでしたが。




アーチ屋根ひとつがデカい!

アムステルダム中央駅はアーチが横に二つ(ほんとは三つありますが、三つめはバス用の屋根)あり、

12番線ぐらいまでありますから、各アーチにホームが6つ、ということになりますね。


また、これはオランダ鉄道のもうひとつの特徴で

ホームの真ん中に、渡り線がある。

これは、マーストリヒトの駅なんかもそうでした。

そして、ホームの前のほうをA、うしろのほうをBとして、別々のホームとして運用しているのです。

上写真のようなケースでも、手前から奥に行く列車がありまして、

真ん中の渡り線で、向こうに止まっている二階建電車を抜かして、出発していくのです。

同じホームであっても全然違う行先であったり、同じ方面の別列車であることもありましたから、

案内で、どちらの列車かはきちんと確認しなければなりません。




オランダで飲むハイネケンは、おいしかった。日本と全然味が違いますよ。




なんとなく別ホームへ。




フランス鉄道のTGV、タリースが止まっておりました。

これからパリを目指すのかな。

ユーロスターも1日2往復、ロンドンから乗り入れているそうですが、

イギリスはシェンゲン協定非加入、出国審査はどこでやるのでしょうかね。

(ユーロスターが入ってきたときだけホームを締め切るのか、ブリュッセルまで行ってから審査するのかな?)




緑の機関車に牽引されて、インターシティが入ってきました。

オランダのインターシティは、運転席付きの客車をあまり見ませんで、

前後に機関車を連結して走っているのをよく見ました。

でも、昨日見たアムステルダムの機関区には、運転席付の客車がずらずらならんでいて…不思議。


そして、向こうのホームに、いいもの発見



大好き、ゲンコツ電機!!!

これが見たかったから、遥々オランダまで来たようなものです!ようやく見れた。

カッコイイですよね。長編成の列車の先頭に立っている姿も凛々しい。


この列車は、アムステルダム発ベルリン行のインターシティ。

9時ちょうどの発車だったと思いますが、さすがに長距離列車だけあって、ホームには15分ぐらい前から入線済でした。

※後で調べたら、この列車はIC143号、ベルリン到着は15時22分、遥々6時間半かけて走る長距離列車でした。


左のホームの二階建てが邪魔してましたが、出てってくれましたので

反対ホームにうつる。




カッコイイいいいいい!!!!!

そして編成、めっちゃ長い

当然食堂車も連結されています。

このホームは割と回転率が高めで、すぐ次のインターシティが入ってきてしまいましたので、見納め。

別のホームへ。




また、ゲンコツ電機が入ってきました。今度は普通列車




この姿もなかなか凛々しいですね。

連れている二階建客車も、なかなか年季の入ったものでした、あまり見ませんでしたね。

ラッシュ時だけ仕事するやつでしょうか。




なかなか、かっこよい。




車内はこんな感じでした。古風な内装がそそりますね。

しかし、これだけゆとりのある通勤列車、羨ましい限りです。




あっという間に回送されていきました。


まだ予定より少し時間があるので、駅の反対側に出てみましょう。



たまたまあった、発車案内。この頻度!すごいです。

もっともこれをさばくホームは、12本やら13本やらある

(かつ、半分でわけて使えるので、実際は24本ぐらいの容量がある)ので、某名鉄のようなあわただしさはない。


朝のオランダ通勤風景は、こんな感じ

朝のアムステルダム





ちょっと尾道っぽい雰囲気の渡し舟

もしかして、同じタイプかな?

などと考えていたら、列車の時間がきましたので、本日の目的地へ移動します。




私の乗るのは9時5分のマーストリヒト行。

このままマーストリヒト、リエージュと戻っても面白いかな?と思ったんですが、せっかくなので

別ルートで国境を越えます。

残念ながら、別ルートにはまた、トラブルが待ち構えていたのですが。。

(国境ローカル線はどこもややこしいですよ。ここまで来てアレですが、国境をローカル線で超える旅は、おすすめしませんw)


つづく


※昨日アムステルダムの王宮載せるの忘れてましたw

あんだけ広場ではしゃいでたのにねw




★2018ベネルクスの旅 各記事へのリンク★
(序)準備編~ドイツまで
(1)ドイツからベネルクス入国まで
(2)リエージュの吊り掛け電車達と、オランダ国境の街
(3)ベルギーを大移動、屋根のない博物館へ
(4)芸術の駅へ
(5)芸術の街からオランダへ
(6)オランダは自由の国(いろんな意味で)
(7)風車の村
(8)フリッツァー事件
(9)アムステルダムで鉄道を見る<本記事>
(10)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(散策編)
(11)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(鉄道博物館編)
(12)ドイツへ戻る。。。。
(13)コブレンツと、ルクセンブルク(前編:鉄道編)
(14)ルクセンブルク(後編:観光編)
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ベネルクス国境の旅(8)フリッツァー事件

2018-09-26 23:44:36 | ★2018ベネルクス国境の旅
>>2018ベネルクス旅行の目次はこちら


■アムスはトラム天国



アムステルダム中央駅、19時前の到着です。

前の記事に書いたように、第一印象は、とにかく『寒い!』

思えば、今回の旅でいちばん北に来ていました。日本だと、稚内とかと同じぐらいでしょうか。もっと北かな?


ホームを一通り見物して(うわさのコロッケ自販機でコロッケを買って)

改札を抜けて、市街地へ!

※アムステルダムのコロッケ自販機では、焼き立てコロッケが提供されてます、

というのは、自販機の裏に厨房があって、焼けたそばから補充していくからw

この詳細は後日の別記事で書きます。

コロッケ(オランダ語では『クロケット』とか『クロッケン』とかいいます、コロッケでも通じます)は

外カリッ、中じゅわっ、最高においしかった…





おおお~、アムステルダムだ、本当に運河の街だ。


アムステルダムの『ダム』は日本語と意味が同じで、「せきとめる」とか「堤防」の意味だそうです。

「アムス川のダム」というのが由来、実際アムステルダムの街は、ほぼ干潟というか、水上にあるような雰囲気です。




赤レンガの巨大なアムステルダム中央駅、日本の東京駅は、この駅を参考したとのこと。

そんな古いのかと思ったら、1889年の完成とのことで…(東京駅は1914年の完成とのことです)




向かって右側の時計は、現在時刻を示しています。

左の針が、現在時刻を示していませんが、これは壊れているのではなく…w

風向きを表しているのだそうで。

※見ていたら、結構くるっくる回ってましたw




正面から。

駅舎の正面は、川を挟んだ巨大な駅前広場になっていて、




観光客や通勤客をかきわけて、トラムが走り回る!




駅前は、東と西に二つのトラムターミナルがあり、ここを発着するトラムが次々駅前広場を通っていくのです。




赤レンガをバックに。


動画で~(途中でカメラのシャッターを押したので、二分割されてしまいました)

アムステルダム中央駅の雰囲気



アムステルダム中央駅の雰囲気(2)





次々でてきます、居て飽きない。

心配していた治安も、全く問題なさそうで、よかったです。というか、むしろ治安いいんじゃないか?雰囲気的に…




時々現れる、この旧型?のトラムが、かわいいです。

旧型といいつつ、VVVFで低床で、しっかり主力なのがいいですね。

むかーし見たテレビで、この市電がでてまして、憧れていたのでした。

今LEDになっている、この巨大な行先表示も、幕でぐるぐる回してたと思います。




新型がきて




同時に発車したんですが、この先は単線。

合流の時どうするかな、と思ったら、手で合図、アナログw




走り去っていきました。

よく見ると、側窓の配置が面白い。部分低床というやつでしょうか。




もう一度アムステルダム中央駅。偉大ですね。


薄暗くなってきて、そろそろ警戒しなければならない時間であるにもかかわらず

ここで治安面の不安を感じることは、まったくありませんでした。

単純に慣れた、のもあるかもしれませんが…




キリがないので、いったん宿に入ります。


★宿泊したホテル

A-Train Hotel

https://atrainhotel.nl/

駅前広場から川を挟んだ向かいにありますが、駅前広場が広すぎるので…徒歩5分といったところでしょうか。

といっても、人通りの多いところを歩きますし、『飾り窓』とは反対側になるので、

治安面はまったく問題なさそうでした。

どちらかというと高級ホテルがあるエリアに、ひっそり佇む小さいホテルといった感じ。


カウンターにはオーナーと思われるおじいさん、この方が“その道の方”でして…

フロントがどことなく、切符売り場を模したような雰囲気であったり

客車の座席のようなラウンジや、行先表示、世界各国の鉄道写真が飾ってあったりと

鉄道が、好きなんだな…という雰囲気が感じられました。

(内装はこんな感じ→https://atrainhotel.nl/pullman-lounge/

また、息子さんと思われるおじさんも、とてもやさしい方で、なんと日本語堪能というサプライズ!

まさかの3日目にして、オランダで、日本語でチェックインするという、珍プレー


宿泊費は1.6万円…さすがに安くはないですし、部屋もやや狭い

キャンセル一切不可!ということで、予約も慎重にしなければならないですが

不満ではないです。サービスも良かったですし。


もっと鉄道の話をしたかったのですが、割と忙しそうだったので、翌朝に…と思っていたら

チェックアウトのときはアルバイトと思われるおばさんがカウンターに立っていて、残念。。




↑部屋の壁にも鉄道の絵。エレベーターの中も鉄道の絵。何ならトイレには、客車のドア…と、至れり尽くせり(何が?w


■夜のダム広場へ

いったんチェックインしましたが、まだ薄明るいですし

先ほどの駅前の雰囲気も、悪くなかったので

8時前ではありますが、歩いて観光名所のダム広場を目指しました。

駅から15分ぐらいの距離でしょうか。

通る道さえ間違えなければ、たぶん大丈夫でしょう。。






さすがに薄暗くなりましたが、相変わらず不安なことはないです。

ただ、くさいですね、アムステルダム…

とくに『COFFE SHOP』がある路地などは、シンナーなのかなんなのか

甘ったるいにおいやら、鼻をつくにおいやら、様々なにおいが満ちていました…

※ガイドブックなどにも書かれているのですが、アムステルダムで『COFFE SHOP』は要注意です。

『Cafe』は日本と同じ、コーヒーやお茶を楽しめるお店ですが、『COFFE SHOP』はマリファナなどを吸うお店なのだそうで…

そんなのがメインストリートのちょっと裏などに、堂々とあったりしますから、驚きなのですが

そーんなに悪そうな人が出入りしている雰囲気は、なかったですね。

もっとも、道端で奇声を発しながら頭を振っているOL風お姉さんや、目が座って空を見ているおじさんなんかは見かけましたが



てくてく歩いて、ダム広場に到着です。人がとても多くて、にぎやか!

ダム広場の雰囲気


※動画中に録音されていますが、ベルギーやオランダの歩行者信号機は、リズムを刻んでいて面白いです

赤のときは、カチ、カチ、カチと時計の針のような音でカウントダウンをして

青の時はテテテテテテテテテ…と連打音を発します。

※また、かなりの数の信号が、押しボタン式でした。これも日本とは異なりますね。

そして、押しボタンは指でおすのではなく、こぶしで叩くのが『流儀』だとお見受けしましたw



夜8時過ぎですが、トラムは相変わらず、ばんばん走り抜けます。

ダム広場を往くトラム①



ダム広場を往くトラム②



ダム広場を往くトラム③



みてわかるとおり、とにかく人が多いのです。これまで旅してきた中で、たぶん一番にぎやか。

そんなダム広場ですが、ぐるっとトラムの線路がループ状に敷かれています。



もうここを通る系統の運行は終わったのか?まったく電車が走る気配はありませんでした。

王宮をぐるっと回る、面白い構造なのです。

走る電車も見てみたかったですね~。




広場には巨大なデパート




デパートの隣は…なんだ?

普通のオフィスかもしれませんが、重厚で歴史あるデザイン




こんなところのH&Mでお買い物してみたいものですなー




ダム広場の隣の道もトラムが走ります。

したがって、さきほどのダム広場をぐるっと回る線路は、二つのとおりを連絡する役割も担っているのですね。

あれもデパートかな。


見てのとおり、9時前になって、かなり薄暗く、肌寒くなってきましたので

観光はおわりにして、晩飯を食べがてら、ホテルに戻りますが…

まったく、治安の面で、問題は感じませんでした。なんじゃい

むしろベルギーの、どの都市よりも平和じゃないか?と

ここだけ見た感想ですけどね。





美しいところでしたよ、アムステルダム。




ごみ収集車にあおられるトラムw



※思ったのですが、ガイドブックなどで盛んに、アムスは治安が悪い、軽犯罪が多い…と書かれているのは

日本だと「新宿の治安は、悪い」とか「東京の治安は、悪い」とかいうのと

同じじゃないですかね。

つまるところ、人が集まるところでは、犯罪も起こる。

そしてアムステルダム中央駅の場合、はじめてオランダに来た日本人が、まず降り立つところです。

となると、不慣れな日本人が、鞄から目を離したり、財布をポケットに入れていたり、紙袋広げて歩いてたり…

そら、狙われますよね。私がスリの立場なら、たぶん目を付けます(犯罪を奨励しているわけではないので、くれぐれも…)

そうして、被害に遭う方が、多いのではないでしょうか。


同じことが、フランクフルトや、ブリュッセルにも言えると思います。


今回歩いた感覚として、きちんと対策して、それなりの心構えをもっていれば

そんなに治安の悪いところでもないんじゃないかな、と。

そう思いながら、薄暮の大都会を、てくてく歩いた次第でありました。






“敵”は意外なところに潜んでいたのですが・・・

(意味深な余白)





■フリッツァー事件

※フリッツとは、ベルギー人やオランダ人の大好きな、フライドポテトのことです。

何を隠そう、フライドポテトは、ベルギー発祥の伝統料理なのだそうです。


おなかがすいたので、通り沿いのファストフード店へ。



店員『which size? you looks so hungry(にやにや)』

わし『yes, I'm hungry so... 』

近くの黒人『hungry? Large size recommend(的なこと)』


わし『OK! Large size with spicy sauce please!






近くの黒人&店員『You are challenger(爆笑wwwww)』


どうしてこうなったw

8ユーロかそこらだったので、ボられてはいません、むしろ安すぎるぐらいなんですが…

私、手がでかいので、あまり大きさをかんじないかもしれませんが…メガホンぐらいありますよ、これ




わわわ…笑

これでも歩きながら、結構たべてきたんですが。。。

(気前がよかったのか、売れ残りをつっこまれたのか、最初はソースの上にもポテトが山盛りでした)








ハイネケンよりでかいw

これ寝かせるために、3分の1ぐらい食べたんです、そうしないと置くこともできないので。

フロントのおじさんも爆笑w

ミスター・フリッツァーの称号をいただきましたw

これを、『からんだフリッツァー事件』と命名します。。。笑






おいしくいただきました。


三日目、完!


★2018ベネルクスの旅 各記事へのリンク★
(序)準備編~ドイツまで
(1)ドイツからベネルクス入国まで
(2)リエージュの吊り掛け電車達と、オランダ国境の街
(3)ベルギーを大移動、屋根のない博物館へ
(4)芸術の駅へ
(5)芸術の街からオランダへ
(6)オランダは自由の国(いろんな意味で)
(7)風車の村
(8)フリッツァー事件<本記事>
(9)アムステルダムで鉄道を見る
(10)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(散策編)
(11)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(鉄道博物館編)
(12)ドイツへ戻る。。。。
(13)コブレンツと、ルクセンブルク(前編:鉄道編)
(14)ルクセンブルク(後編:観光編)
(15)帰国日に、事件発生
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ベネルクス国境の旅(7)風車の村

2018-09-25 22:25:44 | ★2018ベネルクス国境の旅
>>2018ベネルクス旅行の目次はこちら


■風車村へ

【Delft】15:54 →【Amsterdam Sloterdijk】16:49(IC 2259列車 Amsterdam Centraal行)

車窓風景(デルフト→ハールレム)


【Amsterdam Sloterdijk】16:59 →【Zaandijk Zaanse Schans】17:11(Sprinter 4752 Uitgeest行)

オランダに入り、だんだんと駅名が読めなくなってきているのを感じつつ…

デルフトから、インターシティに乗って、アムステルダム…なんちゃ~ら駅で乗り換えます

なんちゃ~ら駅はアムステルダムセントラル駅の隣。

隣のホームに移動するためにいったん改札を出なければならず、???と思ったのですが

次に乗ったUitgeest行の沿線は、改札が無かったので、中間改札なのだと理解しました。

(意外と、日本での鉄道の知識が役に立つものです)

※過去の記事も含め、すべての乗車列車を記載するように加筆をしました。

以後の記事も、すべて乗車列車を載せていきます。



到着したのは、Zaandijk Zaanse Schans駅

風車村として有名な、ザーンセ・スカンスへの最寄り駅となります。


オランダでいちばん有名な風車村は、キンデルダイク(世界遺産)なのですが

交通アクセスが便利とはいえず、1日仕事になってしまうので、今回の旅では寄らないことにして

アムステルダムから電車でアクセスできる、こちらのキンデルダイク村を散策することにしたのです。

ここは、風車村ながらイマイチ知名度がない(キンデルダイクの陰に隠れてる)のですが

とても好ましいところでしたので、きちんと紹介。


駅を出ると、この地域の案内図がででーんと現れます。



ちょっと見づらいですが、今いるのは地図の真ん中あたり

YOU ARE HEREとなっているところです。

この辺一帯(というか、広い意味ではオランダ全体が)干拓地のようです。

※オランダのことわざに、「世界は神が創ったが、オランダはオランダ人が創った」というものがあるそうです。

そのぐらい、オランダという国は、干拓と水路によってつくられた土地なのです。

この地図をみると、よくわかりますね。


少し歩くと、ザーンセ・スカンスの案内地図

ちょっと落書きが残念ですが…



駅前通りを突き当りまで歩いて左折すると、最初の風車が見えてきて

ここから、橋を渡ると、ザーンセ・スカンス村に入るということです。




最初の風車が目印です。近くでみると、結構でかい。

この辺まできますと、見えてくる見えてくる




遠くのほうまで風車がずらずらり。

オランダにおける風車の役割は、粉ひき、動力源として使う、などのほかに

排水という目的が大きかったのだそうです。

これだけ大きな河川?入江?があれば、水の操作は絶対にしなければならないですね。


で、この場所から川を渡って、ザーンセ・スカンスに入るのですが、目の前の橋が



壁でしたw

自転車用の橋があるのがオランダ流ですね。




目の前の入江を大きな船が通っていくのです。

海なのか、川なのか…?


橋を渡るとすぐにザーンセ・スカンス村です。

村に入ると、こんな感じ。



オランダの田舎風景です。きれいじゃないですか




いい雰囲気ですよ。人気が無いということは、人が少なくて静かということですから

落ちついて見られるのです…と思いきや

残念ながら、バスで乗り付けたアラブ系の方々とタイミングが一緒になってしまって

見た目と裏腹に、にぎやかでした(^^;




第二の風車です。

この風車は止まっていますが、他の風車は回っているものもありました。




全体的にのどかな村です。向こうのほうに見えるオレンジ色の集団が、バスできた観光の方々

アラブ系…と書きましたが、中国系の方々もいらっしゃいましたね。




しかし、水が大変近いですね、

ひとたび水かさが増えれば、あっという間に水没してしまいそうです。




風車はいずれも水辺に並んでいます。

いずれもデカくて、頑丈。水が溢れたときには避難所として使えそうです。




カラスかな?




風車から少し奥に入ると、見渡す限りの大平原

神は大地を創り、オランダはオランダ人が創った…と




水抜いて、これだけの大地を創り上げたオランダ人は、確かにすごいです。




しかし、しかーしですよ

この川(入江?)、くさいんです…

生臭いとか、しょんべんくさいとかではありません。なんか、チョコレートくさいのです…笑

目の前にココアの袋がある、という印象。。

駅を降りたときから、なんか甘ったる~い香り(におい)がするな、と思っていたのですが

橋を渡ったあたりから強烈ににおう。

ココアの中を泳いでいるようですw


原因は、すぐにわかりました。

駅の近くに、巨大なココア工場があるんです。

ここからの排気なのか、排水なのか…が、かなりのココア臭なのですw

これもまた、歴史のある工場のようなのですが…うっぷ

ココアによってしまいそうですw


小さな村でして、1時間もあればぐるっと見れてしまいます。

くさいですし、日も傾いてきたので、駅に戻りましょう。

今夜の宿泊地はアムステルダム、事前の調べで、アムステルダム近辺の治安は悪い、と聞いていたので

せめて明るいうちに、宿に入りたかったのです。




駅までの通り沿いに、かつてのこの辺りの風景が並んでいました。


不思議なことに、駅は閑散

どうやらザーンセ・スカンス村を訪れる観光客の大半は、観光バスか、車のようです。

15分に1本程度、アムステルダム中央駅から電車がきてるんですけどね。

(まだそこまで人気じゃない、ということでしょうかね。

 ちなみにライバルキンデルダイクは、ロッテルダムまたはユトレヒトから路線バスで1時間とのことで、

 公共交通でのアクセスという面では、こっちのほうが圧倒的に優位にある気がするのですが…)


■首都を目指す

Zaandijk Zaanse Schans駅にて





やってきたスプリンターの電車で、アムステルダム中央駅を目指します。

といっても、15分かそこらの距離ですが…

【Zaandijk Zaanse Schans】18:18 →【Amsterdam centraal】18:36(Sprinter 4769 Amsterdam Centraal行)




車内はこんな感じ。1等2等を問わず、閑散としていました。

ちなみにここでも、通路を挟んだ隣に車掌さんw




スーツケースもこんな感じに無防備にw




ニッサン!

そういえばオランダでは、割とプリウス・リーフを見かけましたね。




アムステルダムが近づくと、車窓に車両基地が広がります。

ゲンコツ電機!




やたら先頭車w

繁忙期の特急「ひだ」のようですねw

そんなこんなでアムステルダム中央駅に到着です。




降り立ちました…さんむっ!笑

9月10日の月曜日でしたが、アムステルダムは10度そこらしかありませんでしたし

駅の裏がすぐ海!なので、風が吹きつけて、寒いのです。。


なにはともあれアムステルダム。

地球の歩き方で、治安が悪いとお墨付きの、アムステルダム。

外務省から、駅構内での切り付け事件がアナウンスされた、アムステルダム。

麻薬が法律で認められているアムステルダム。

飾り窓(風俗街)が観光名所な、アムステルダム。

なんか、いい印象ないですけど、大丈夫ですかね…笑


つづく


★2018ベネルクスの旅 各記事へのリンク★
(序)準備編~ドイツまで
(1)ドイツからベネルクス入国まで
(2)リエージュの吊り掛け電車達と、オランダ国境の街
(3)ベルギーを大移動、屋根のない博物館へ
(4)芸術の駅へ
(5)芸術の街からオランダへ
(6)オランダは自由の国(いろんな意味で)
(7)風車の村<本記事>
(8)フリッツァー事件
(9)アムステルダムで鉄道を見る
(10)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(散策編)
(11)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(鉄道博物館編)
(12)ドイツへ戻る。。。。
(13)コブレンツと、ルクセンブルク(前編:鉄道編)
(14)ルクセンブルク(後編:観光編)
(15)帰国日に、事件発生
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