祝日。
ここ数年、オリンピックや皇位継承の関係で、祝祭日があっちこっちに移動するので、はて、今日は何の日でお休みだったかしら、と休んでおきながら、一瞬考えてしまう。
朝のニュースで、天皇陛下が今日、62歳をむかえられるという話があり、そうだった、天皇誕生日は、天皇陛下がひとつ年を重ねられる日なのだわ、とここで初めて、つながったような気がする。
天皇誕生日といえば、遡ること50年ほど前。時は昭和天皇の御時代。
天皇陛下ファン(といったら怒られるかしら)の祖母が、天皇誕生日にあわせて神戸から上京してきた。
祖母と、両親、年上の従弟といっしょに、宮城(きゅうじょう)(皇居のことをそう呼んでいた)に行くと、そこには、紙でできた日の丸を手に手に持った”国民”がたくさん群れて行列をなしていた。
そして、ガラスの向こう側に天皇陛下一族がお出ましになると、いっせいに歓声が上がり、旗の振りかたも、一心不乱といった感じに勢いを増し、あっちこっちから万歳の声が聞こえてきた。
中には、お顔を直接拝むのも畏れ多いといったふうに、砂利の上にひざまずき、何度も何度もお辞儀をしている高齢の女性もいた。
子供の頃のことなので、そのままの景色を疑問にも思わず受け取って帰ってきたが、その時の印象は、非日常な場面として残っている。
今では、皇族がたも、ネットや週刊誌の話題の対象となり、よくも悪くもその存在が国民に近づいたようだが、彼らを無条件の崇拝対象としていた祖母が見たら、そんな風潮をどう評価するだろうか。
わたしにとっても、昭和がものごころついたころからあたりまえにあったということもあり、平成も令和も2世、3世であり、天皇陛下といえば、昭和天皇が、”元祖天皇陛下”のイメージなのである。
ここ数年、オリンピックや皇位継承の関係で、祝祭日があっちこっちに移動するので、はて、今日は何の日でお休みだったかしら、と休んでおきながら、一瞬考えてしまう。
朝のニュースで、天皇陛下が今日、62歳をむかえられるという話があり、そうだった、天皇誕生日は、天皇陛下がひとつ年を重ねられる日なのだわ、とここで初めて、つながったような気がする。
天皇誕生日といえば、遡ること50年ほど前。時は昭和天皇の御時代。
天皇陛下ファン(といったら怒られるかしら)の祖母が、天皇誕生日にあわせて神戸から上京してきた。
祖母と、両親、年上の従弟といっしょに、宮城(きゅうじょう)(皇居のことをそう呼んでいた)に行くと、そこには、紙でできた日の丸を手に手に持った”国民”がたくさん群れて行列をなしていた。
そして、ガラスの向こう側に天皇陛下一族がお出ましになると、いっせいに歓声が上がり、旗の振りかたも、一心不乱といった感じに勢いを増し、あっちこっちから万歳の声が聞こえてきた。
中には、お顔を直接拝むのも畏れ多いといったふうに、砂利の上にひざまずき、何度も何度もお辞儀をしている高齢の女性もいた。
子供の頃のことなので、そのままの景色を疑問にも思わず受け取って帰ってきたが、その時の印象は、非日常な場面として残っている。
今では、皇族がたも、ネットや週刊誌の話題の対象となり、よくも悪くもその存在が国民に近づいたようだが、彼らを無条件の崇拝対象としていた祖母が見たら、そんな風潮をどう評価するだろうか。
わたしにとっても、昭和がものごころついたころからあたりまえにあったということもあり、平成も令和も2世、3世であり、天皇陛下といえば、昭和天皇が、”元祖天皇陛下”のイメージなのである。
TOMATOさんは、一般参賀に行かれたことがおありなのですね。大勢で入場するとはいえ、やはり、全てにおいて特別な空間なのでしょうね。
私は修学旅行で外苑辺りを眺めただけです。
参賀の様子をテレビで拝見いたしますと、皆さん、日の丸の小旗を一生懸命振っていますね。その様子を見ると、昭和の時代は、まだ『戦後』という代名詞を背負っている感がありました。
時代は『令和』となっても、それは深く継承されていくのだと思われます。
世間が穏やかになったら、東京駅からまっすぐ皇居に向かい、その佇まいを静かに眺めてみたいと思います。
天皇陛下は、祖父母程の高齢なおかた、というイメージが未だにぬぐえません。
当時は、ただくっついて行くだけで、周りの群衆にならって意味も分からず旗を振りました。光景を覚えているということは、なにかしら圧倒されるものがあったのかもしれません。
今は参賀自体自粛されているようですが、もしもその場に居合わせたら、その場の雰囲気にのまれて一心不乱に降ってしまいそう。砂利にひざまずいて拝まれるかたも今でも、いらっしゃるかもしれません。
このコロナ禍で、未だに、近くて遠い東京です。
余談ですが……。
カラスさんは修学旅行は東京近辺だったのですね。わたしたちは関西の神社仏閣でしたが、まだそうしたものに関心がなく、紅白歌のベストテンを見に東京に来ている修学旅行生をうらやましく思ったものです。