畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

白露

2008-09-07 19:17:14 | 暮らし
9月7日  ときどき 

暦上の季節は秋。露が降り、朝晩は涼しくなるころなのに、蒸し暑く、どんより曇り空。日差しが出ると、なお暑い。
今日は、以前からの予定で、養老渓谷の近くで有機稲作をやっている人を訪ねる。農産物の販売で、「有機」表示をする場合、有機認証団体が審査をするようになり、7年くらいになるか。彼はもともと、有機肥料による稲作で作った米を、有機米として販売していたので、最初から審査を受け、認証を取っていた。
たまたま、連れ合いが最初の審査をした関係で、また、車で一時間弱のところと云うこともあり、私も何度か会い、いろいろ話をしている。同じ米作りをする仲間としての、関心もある。
数年前の審査にも同行し、実際の圃場を見せてもらった。合鴨を放しているところ以外は、ひどいものだった。私の無農薬の田んぼと同じように、コンバインでは刈り取り出来そうもなく、収量も、反当り三俵も取れないような惨状だった。
その後も何度か会った。エネルギッシュな人で、これはというものには飛びつき、試し、人を訪ね、やり方を真似たり、かなりの労力と財力を使ったようだ。が、うまくゆかず、もうやめようかとも言っていた。
それが今年、私にも、同行してほしいようなサイン。
今少しの、稲刈りを休み、審査員の運転手を買って出た。 (続く)

昼をかなり回り、外食ですませ帰宅。昨日の刈取り分の籾すり。
小作料を、現物で支払うところに、小作米の配達。
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新米:コシヒカリ

2008-09-07 07:37:27 | 米作り
9月6日  ときどき 

午前中は、昨日の刈取り分の籾すり。コシヒカリの新米の初収穫。まだ、全部終わったわけではないが、収量はかなり多くなりそうだ。
農薬は、一回の除草剤以外使用しないため、何かの場合、病気や、虫害で収量が極端に少なくなることも予想される。それで、需要の量より多めの収量を想定して、耕作している。
肥料も、計算できる化学肥料は使用していない。米糠、鶏糞などの自給的肥料、油粕などを使っている。そういう肥料は、即効性はなく、徐々に地力を付けてゆくようだ。基盤整備の工事をした後の田んぼは、この間何年も、収量は少なかった。少しずつ良くなっているようだと思っていたが、今年は、ほかの田んぼにひけを取らないだけの収量になった。
また、我が家にとっては、大口の取引先の移転もあり、今年はかなりの余剰米になりそうだ。一般の米流通業者に販売する手はあるが、慣行栽培の米として扱われるし、金額も安い。思案のしどころだ。

11時前くらいから、昨日の続きの難所田んぼの稲刈り。時間はかかるが、無事終了。ここも、思ったより出来ている。機械を引き上げてきて、家に入ったのは8時近くだった。
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