畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

有機稲作

2008-09-08 20:10:50 | 米作り
9月8日  ときどき 

今朝は久しぶりで、ひんやりした空気。夕方も5時台に、太陽が沈むようになった。やはり、確実に、秋に向っている。
最後の、コンバインによる稲刈り。中途半端に離れた小さな田んぼと、強湿田でなかなか乾かないので、最後に回した田んぼ。刈り終える。
さあ、最後の一枚だ。無農薬で作っている田んぼ。何をやっても、草でびっしりとなっている田圃。倉庫から、バインダーを引っ張り出し、点検。部品の一部を交換。使えるようにする。

昨日の続き。
有機稲作のS氏の所に向かう。山間の曲がりくねった道を走り、トンネルを抜けると直ぐ、見慣れた光景。S氏の田んぼだ。車を止め、降りて田んぼに向かう。数年前見た時は、コナギという水田の草がびっしりで、稲は植えられたまま、分けつせず、一株5~6本の穂を付けているだけ。ひどいものだった。
しかし、今年は、部分的に草ははえているが、全体的には、慣行稲作に劣らない出来だ。穂の大きさなどは、慣行以上だ。
S氏の家に向かう。前回会った時より、若返ったような笑顔に再開。彼は、今、72歳。連れ合いの、認定審査の事務的な作業が済み、圃場調査へ。水田は、やはり、あちこちに点在している。5~6ヵ所回る。一部あまり良くない所もあるが、七、八割がたの田んぼは、よく出来ている。
「遠くから見ると、どこがSさんの田んぼか分からないですね。近くでみると、草が生えているから、わかるけど。この前は、遠くからでも、すぐ分ったのに。」
「やっと、有機稲作のコツがわかったような気がします。」「合鴨や鯉を使わないと、有機稲作ができないというのはおかしいですよ。」
「私も、それは同感ですが、草対策の一つとしては、しょうがないんじゃないですか。」
「稲が草に負けないように、作ればいいんですよ。」
などの会話を、しながら。
そして最後に、コツは、田植えの時期。
それは私も、納得した。しかし、私の住む地で、それをやるのはかなり難しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする