畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
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食、農への思い

塩水選

2010-02-23 18:56:44 | 農作業
2月23日(火)  ときどき 

今日は、温かくなるという予報だったので、種籾の塩水選を予定していた。昨日のうちに、必要な道具類は、用意しておいた。思ったほどには、温かくもない曇り空だが、今までに比べれば、寒くはない。
水に、硫安を溶かし、比重が1.13になる塩水を作る。30Lの水に、8.4kgの硫安を溶かすのだが、水だとなかなか溶けない。まず、最初はお湯を沸かすことから始める。10Lほどの熱湯があれば、充分溶ける。比重計も用意して、確かな塩水を用意する。
自家採種しておいた、種籾を10kg位ざるに入れ、塩水の中に入れる。よくかき回して、しばらくおいて、浮いている籾を、ざるですくい上げる。沈んだ籾だけにして、ざるをあげ、清水で、よく洗う。その種籾を、ネット状の種籾袋に入れる。
これを繰り返し、約、35kgの種籾を用意する。購入してある種籾は、すでに、ネット袋に入っているので、そのまま使う。
塩水選が終わったら、そのまま、種子消毒に移る。播種され、発芽し、苗に育つまでの間に、病気にならないように処理をしておく。慣行栽培では、殺菌剤を使用するが、私は、微生物農薬を使用している。この農薬は、自然界にある、特殊な微生物を培養したものだ。この微生物農薬を、水に溶かし、その中に、種籾を浸して、そのまま、一日か二日浸漬しておく。
病気にかからない原理は、この微生物が、種籾に充分付着することにより、病原菌が、付着することを、予防するのだという。殺菌剤が、病原菌を殺すのとは、原理が違う。また、微生物農薬は、化学農薬にはカウントされない。有機栽培にも使用できる。
溶液を作り、種籾を浸し終えれば、今日の作業は、終わる。
2時過ぎから、畑に向かう。昨日の続き。マルチを剥がし、トマト用のアーチをかたずける。明るくなった。5時のチャイムが鳴っても、充分仕事ができる。日の入りは、もう5時半位になっている。
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