保存の日付は2005年になっている。書いたのは多分、そのもう少し前。もちろん震災前である。当時、夢波止場実行委員会なる団体があって、ボスは加藤英一、気仙沼湾観光協会宣伝事業部会の別働隊であったといっていい。そこで作ったポスターの原案のひとつが見出しの画像。同じフォルダの中に保存してあった。今回、加藤英一氏の了解を得て掲載した。
で、「波止場のエディ」であるが、当時、市、商工会議所、観光協会などで組織した気仙沼コンベンションビューロー協議会発行のメルマガに掲載したものだったと思う。当時、市の観光課長補佐で、コンベンションビューロー協議会企画課長の肩書きを与えられ実務にあたっていたが、誘致宣伝の業務の一環として書いたものということになる。
(協議会は、いまは観光協会と合体して気仙沼観光コンベンション協会となっている。市、会議所、観光協会などで構成するこの手の組織は、その前から今日に至るまで様々な形態で立ち上げられ、解消されてきた。流れに浮かぶうたかたのように。しかし、それぞれにそれなりの成果を残してきたとは言えるはずである。)
連載は、8回分残っているので、明日から連続して掲載していきたい。
主役のエディとは、言わずと知れた、波止場のダンディ、某加藤氏である。ヒロインのエリカが誰であるとは言わないでおく。ただ、現時点で配役ということをさせてもらえるなら、Kネットの市民アナウンサーとして活躍している菊池のりえさんをキャスティングしたいものだ、とは言っておきたい。
今日は、予告編として主題歌ともなるべき「ハードボイルドな演歌」をまず、載せておきたい。
私の詩集「湾Ⅱ」(1993年刊行)の冒頭の詩で、実は、歌もある。ギター一本で弾き語るバラード風のブルースである。最近は、とんと歌うこともなくなったが、誰かにギターを弾いてもらって、映像をアップしたい思いもある。
「波止場のエディ」主題歌
ハードボイルドな演歌
雨の似合う街角を歩きたい
レインコートの襟を立てて
ウールのソフトなハットをかぶって
土砂降りではない雨
肩濡らしそぼ降る雨
春とはまだ呼べない宵
遠くで霧笛が泣いてる
テナーサックスも泣いてる
ついでに女も泣いてる
気仙沼市港町に
十三番地はない
※詩集湾Ⅱ(1993)から
レインコートの襟を立てて
ウールのソフトなハットをかぶって
土砂降りではない雨
肩濡らしそぼ降る雨
春とはまだ呼べない宵
遠くで霧笛が泣いてる
テナーサックスも泣いてる
ついでに女も泣いてる
気仙沼市港町に
十三番地はない
※詩集湾Ⅱ(1993)から
乞うご期待!
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