まだ(福)日本聴導犬協会は9年目。協会の歴史とともに生きてきた最長老のタカちゃんとクロ姉さんでさえ、9歳。
キミたちがいっしょだったから、協会もここまでこられたんだねぇと、コンドロイチン、マルチビタミン、ヨーグルト、アロママッサージと余念がない。
私の相棒のタカちゃんは、昔からグタッと寝転んでいる時が多かった。
今年7月に須坂市で、ご縁のあった方からのお招きで、デモをさせていただいた時、講演会前にゴロンと会場で伸びているタカを見て
「宮田からここまで、1時間半。疲れたんだねぇ」とやさしい言葉をかけてくださった方が何人かいらした。
「補助犬は、休息できるときに、自分でリラックスしておかないと、仕事をしなくてはならない時にエネルギーを残せないので、自己コンロールできないとダメなんですよー」と、ご説明させていただいた。
講演会が始まり、いつものように話している私にリードをもたれているので、大きな「フー」とも「グー」ともつかない息をもらして、足元にゴロンと伸びてタカは寝転び、寝息まで立てている。
「9歳なんですよー」というと、会場から、「へぇー」と、声が出た。
こんなに寝ているのも、9歳だからではなく、エネルギーを保つためなのですと、再度、会場にご説明をさせていただいた。
初めに、ななちゃんともりちゃんで聴導犬のデモをさせていただいた。
タカちゃんは、介助犬と聴導犬の両方のデモンストレーションができるので、最後。とりってことです。
壇上の車椅子に座った私が、紙を下に投げると、車椅子の脇にいたタカが、フワーと壇を飛び降り、紙を口でくわえて、再びフワーと壇に飛び乗ってきた。
会場からは「ワァー」と歓声が上がった。私に向かってくるタカちゃんの顔を見ると、その歓声に自信満々で笑っていた。
会場がわくのが、わかっていたような顔だった。
この7年間、ずーと私とペアで講演会やデモをさせていただいてきた、長年の相棒だけに、タカの表情から気持ちが良くわかる。知的な欲求が高い犬だけに、未だに新しい補助作業を覚えていく。協会一の訓練好きだ。
特に、大勢の方に見ていただけるデモをするのが大好き。みなさんに誉めてもらえるのが、生きがいのタカちゃんなので、一緒に行ける場所には、どこでも、これからも連れて行こうと思っている。
本当に、犬の寿命って短くて、楽しい思い出をいっぱい創ってあげるには、時が早すぎる。
タカちゃん、長生きしてね。一緒の時間を楽しもうね。もっと。もっと。
この時間は、コンピュータに向かう私の椅子の足に頭を乗せているタカの体をなぜてみた。
キミたちがいっしょだったから、協会もここまでこられたんだねぇと、コンドロイチン、マルチビタミン、ヨーグルト、アロママッサージと余念がない。
私の相棒のタカちゃんは、昔からグタッと寝転んでいる時が多かった。
今年7月に須坂市で、ご縁のあった方からのお招きで、デモをさせていただいた時、講演会前にゴロンと会場で伸びているタカを見て
「宮田からここまで、1時間半。疲れたんだねぇ」とやさしい言葉をかけてくださった方が何人かいらした。
「補助犬は、休息できるときに、自分でリラックスしておかないと、仕事をしなくてはならない時にエネルギーを残せないので、自己コンロールできないとダメなんですよー」と、ご説明させていただいた。
講演会が始まり、いつものように話している私にリードをもたれているので、大きな「フー」とも「グー」ともつかない息をもらして、足元にゴロンと伸びてタカは寝転び、寝息まで立てている。
「9歳なんですよー」というと、会場から、「へぇー」と、声が出た。
こんなに寝ているのも、9歳だからではなく、エネルギーを保つためなのですと、再度、会場にご説明をさせていただいた。
初めに、ななちゃんともりちゃんで聴導犬のデモをさせていただいた。
タカちゃんは、介助犬と聴導犬の両方のデモンストレーションができるので、最後。とりってことです。
壇上の車椅子に座った私が、紙を下に投げると、車椅子の脇にいたタカが、フワーと壇を飛び降り、紙を口でくわえて、再びフワーと壇に飛び乗ってきた。
会場からは「ワァー」と歓声が上がった。私に向かってくるタカちゃんの顔を見ると、その歓声に自信満々で笑っていた。
会場がわくのが、わかっていたような顔だった。
この7年間、ずーと私とペアで講演会やデモをさせていただいてきた、長年の相棒だけに、タカの表情から気持ちが良くわかる。知的な欲求が高い犬だけに、未だに新しい補助作業を覚えていく。協会一の訓練好きだ。
特に、大勢の方に見ていただけるデモをするのが大好き。みなさんに誉めてもらえるのが、生きがいのタカちゃんなので、一緒に行ける場所には、どこでも、これからも連れて行こうと思っている。
本当に、犬の寿命って短くて、楽しい思い出をいっぱい創ってあげるには、時が早すぎる。
タカちゃん、長生きしてね。一緒の時間を楽しもうね。もっと。もっと。
この時間は、コンピュータに向かう私の椅子の足に頭を乗せているタカの体をなぜてみた。