ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード Billboard All American Top40 1989年2月11日付 ホワイト・ライオン White Lion - When The Children Cry

2025-02-09 20:00:00 | 1989年ビルボードTop40
1989年ビルボード Billboard All American Top40、1989年2月11日付、2位から上がって初の1位はPaula Abdulの"Straight Up"。ポーラ・アブドゥルですが、アメリカカリフォルニア州出身のシンガー、ダンサー、振付師。元々、NBAのチアリーダーから振付師として活躍、歌手としての初めてのシングルが、ついにNo.1獲得です。

2位は1週間の1位からダウン、Sheriffの"When I'm With You"。Sheriffですが、カナダオンタリオ州で結成されたロックバンド。70年代後半に結成されて、85年には解散してしまったグループですが、カナダでヒットしてから6年後にアメリカのラジオで紹介されチャートを上昇、初のヒット曲がついにNo.1となりました。

3位は5位からアップ、Tone Locの"Wild Thing"。Tone Locですが、アメリカロサンゼルス出身のラッパー。初のヒットシングルがTop3入りの大ヒット、3位まで上がってきました。

4位は前週と変わらず2週目の4位、Bon Joviの"Born To Be My Baby"。Bon Joviですが、アメリカニュージャージー州で結成された日本でも大人気ハードロックバンド。1984年にファーストシングルの"Runaway"が最高位39位と初のTop40ヒット。86年には、"You Give Love A Bad Name "、"Livin' on A Prayer"が、2曲連続のNo.1、さらに、88年には"Bad Medicine"もNo.1と、3曲のNo.1ヒットを持つハードロックグループとしては異例の大人気バンド、この曲で6曲目のTop40ヒット、4曲目のTop5ヒットとなりました。

5位は1週間の3位からダウン、White Lionの"When The Children Cry"。White Lionですが、アメリカニューヨークで結成されたロックバンド。セカンドアルバム『Pride』からのファーストシングル"Wait"が初のTop40ヒットで最高位8位を記録。この曲が2曲目のTop40ヒットで初のTop3入りです。

この週5位はWhite Lionの"When The Children Cry"。最高位は2月4日付の第3位。年間チャートは60位。前シングルWait"の最高位8位、年間チャート99位を上回るバンド最高のヒットとなりました。Sheriffに続く新しいロックグループの2連発No.1を期待しましたが残念ながらなりませんでした。

White Lionですが、デンマーク出身ボーカリストのマイク・トランプと、アメリカ人ギタリストヴィト・ブラッタが中心となって1983年にニューヨークで結成されたハードロックバンド。

1985年にレコードデビュー、ファーストアルバム『Fight to Survive』がまずは日本で発売され、その後、このアルバムはアメリカやヨーロッパでもリリーズされましたが、残念ながらヒットにまでは至りませんでした。

続くセカンドアルバムが『Pride』、そこからのファーストシングルが"Wait"で、リリースされたのは1987年6月ですがなかなかヒットに結びつきませんでしたが、エアロスミスやキッス、AD/DCの前座などで地道にライブ活動を続け、徐々に人気バンドに、リリースから1年近く経ってからやっとチャートを上昇、最高位8位の大ヒットになりました。こちらをご覧ください→→→

『Pride』からの続く2枚目シングルはTop40には入りませんでしたが、3枚目のシングルがこの曲"When the Children Cry"で、最高位3位まで上がる大ヒットになりました。

"When the Children Cry"の曲の作者はバンドギタリストのVito Brattaと、ボーカルのMike Trampの共作。このコンビは前ヒット"Wait"と同じです。"Wait"はメロディアスなハードロックでしたが、この"When the Children Cry"ではパワーバラードでの大ヒットでした。

この曲には、イントロがアコースティックギターで始まるバージョンと、キーボードで始まるバージョンの両方あります。89年にヒットしたのはキーボードバージョンじゃなかったかなぁ、と思いますが、現在の公式PVはアコースティックギターバージョンでした。わからないので両方載せてみました。
こちらがアコースティックギターバージョンです。

こちらがキーボードイントロバージョン。70年代ロックバラード調ですね。


今週 先週 song / artist
1 2 STRAIGHT UP / PAULA ABDUL
2 1 WHEN I'M WITH YOU / SHERIFF
3 5 WILD THING / TONE LOC
4 4 BORN TO BE MY BABY / BON JOVI
5 3 WHEN THE CHILDREN CRY / WHITE LION
6 9 ALL THIS TIME / TIFFANY
7 12 THE LOVER IN ME / SHEENA EASTON
8 11 I WANNA HAVE SOME FUN / SAMANTHA FOX
9 14 SHE WANTS TO DANCE WITH ME / RICK ASTLEY
10 15 WALKING AWAY / INFORMATION SOCIETY
11 16 WHAT I AM / EDIE BRICKELL & NEW BOHEMIANS
12 21 LOST IN YOUR EYES / DEBBIE GIBSON
13 7 THE WAY YOU LOVE ME / KARYN WHITE
14 17 ANGEL OF HARLEM / U2
15 18 YOU GOT IT (THE RIGHT STUFF) / NEW KIDS ON THE BLOCK
16 20 SURRENDER TO ME(FROM "TEQUILA SUNRISE") / ANN WILSON & ROBIN ZANDER
17 19 DIAL MY HEART / THE BOYS
18 6 ARMAGEDDON IT / DEF LEPPARD
19 8 DON'T RUSH ME / TAYLOR DAYNE
20 23 A LITTLE RESPECT / ERASURE
21 25 THE LIVING YEARS / MIKE + THE MECHANICS
22 10 TWO HEARTS / PHIL COLLINS
23 27 RONI / BOBBY BROWN
24 13 HOLDING ON / STEVE WINWOOD
25 29 PARADISE CITY / GUNS N' ROSES
26 26 ALL SHE WANTS IS / DURAN DURAN
27 32 MY HEART CAN'T TELL YOU NO / ROD STEWART
28 28 SHAKE FOR THE SHEIK / THE ESCAPE CLUB
29 34 DON'T TELL ME LIES / BREATHE
30 36 GIRL YOU KNOW IT'S TRUE / MILLI VANILLI
31 22 MY PREROGATIVE / BOBBY BROWN
32 37 I BEG YOUR PARDON / KON KAN
33 39 YOU'RE NOT ALONE / CHICAGO
34 24 EVERY ROSE HAS ITS THORN / POISON
35 40 JUST BECAUSE / ANITA BAKER
36 42 DREAMIN' / VANESSA WILLIAMS
37 38 IT'S NO SECRET / KYLIE MINOGUE
38 41 THE LOVE IN YOUR EYES / EDDIE MONEY
39 30 LITTLE LIAR / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
40 56 ETERNAL FLAME / BANGLES
コメント (3)
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ビルボード Billboard All American Top40 1989年2月4日付 シェリフ Sheriff - When I'm With You

2025-02-02 20:00:00 | 1989年ビルボードTop40
1989年ビルボード Billboard All American Top40、1989年2月4日付、2位から上がって初の1位はSheriffの"When I'm With You"。Sheriffですが、カナダオンタリオ州で結成されたロックバンド。70年代後半に結成されて、85年には解散してしまったグループですが、カナダでヒットしてから6年後にアメリカのラジオで紹介されチャートを上昇、初のヒット曲がついにNo.1となりました。

2位は6位からアップ、Paula Abdulの"Straight Up"。ポーラ・アブドゥルですが、アメリカカリフォルニア州出身のシンガーであり、ダンサー、振付師。元々、NBAのチアリーダーから振付師として活躍、歌手としての初めてのシングルが、ついに2位まで上がってきました。

3位は5位からアップ、White Lionの"When The Children Cry"。White Lionですが、アメリカニューヨークで結成されたロックバンド。セカンドアルバム『Pride』からのファーストシングル"Wait"が初のTop40ヒットで最高位8位を記録。この曲が2曲目のTop40ヒットで初のTop3入りです。

4位は7位からアップ、Bon Joviの"Born To Be My Baby"。Bon Joviですが、アメリカニュージャージー州で結成された日本でも大人気ハードロックバンド。1984年にファーストシングルの"Runaway"が最高位39位と初のTop40ヒット。86年には、"You Give Love A Bad Name "、"Livin' on A Prayer"が、2曲連続のNo.1、さらに、88年には"Bad Medicine"もNo.1と、3曲のNo.1ヒットを持つハードロックグループとしては異例の大人気バンド、この曲で6曲目のTop40ヒット、4曲目のTop5ヒットとなりました。

5位は9位からアップ、Tone Locの"Wild Thing"。Tone Locですが、アメリカロサンゼルス出身のラッパー。初のヒットシングルがTop5入り、5位まで上がってきました。

この週初のNo.1となったのがSheriffの"When I'm With You"。1位はこの1週間、年間チャートは37位。Top40には13週と、多少短いヒットだったので年間チャートは低めですが、初のシングルヒットがNo.1を記録しました。

このSheriffの"When I'm With You"ですが、冒頭にも書きましたが、1位になった時にはすでにバンドは解散してしまっていたという、異例の経緯をたどって大ヒットに結びついた曲です。

Sheriffですが、カナダオンタリオ州出身のロックグループ。結成は1979年、ファーストアルバムのリリースは1982年で、カナダではファーストシングルが多少ヒット、続く2枚目のシングルがこの曲"When I'm With You"で、カナダではTop10に入るヒット、アメリカでも、Top40には届きませんでしたが、Hot100には入るスマッシュヒットになりますが、続く2枚目のアルバムがヒットせず、バンドは1985年には解散してしまいます。

1988年になって、アメリカラスベガスのDJがラジオで流し始め、その人気がアメリカ全土に広がります。その人気に目を付けたレコード会社がこの曲を再リリース、瞬く間にチャートを上昇し、ついにNo.1となりました。

When I'm With You"の曲の作者はバンドのメンバーArnold Lanni。70年代後半から80年代初めにかけて、ラヴァーボーイやトライアンフ、ストーンボルトなど、カナディアンロックグループの爽やか系ロックバラードがヒットしましたが、この曲もまさにその系統の曲、良い曲でしたねぇ。よくぞこの曲が80年代も後半になってから大ヒットしたものです。

この曲がリリースされた82年にはすでにMTV全盛期に入っていましたが、この曲のMTVは作られてはいなかったそうです。

この曲、最後の部分が曲のハイライト、リードボーカルのFederico ‘Freddy’ Curci ですが、息継ぎをせずに20秒近く歌います。注意して聞いてみてくださいね。

SheriffのメンバーFreddy CurciとSteve DeMarchiですが、この80年代後半には、元ハートのメンバーRoger FisherなどとロックバンドAliasを結成、1990年には、シングル"More Than Words Can Say"が、最高位2位を記録する大ヒットとなります。


今週    先週    song    /    artist
1 2 WHEN I'M WITH YOU / SHERIFF
2 6 STRAIGHT UP / PAULA ABDUL
3 5 WHEN THE CHILDREN CRY / WHITE LION
4 7 BORN TO BE MY BABY / BON JOVI
5 9 WILD THING / TONE LOC
6 3 ARMAGEDDON IT / DEF LEPPARD
7 8 THE WAY YOU LOVE ME / KARYN WHITE
8 4 DON'T RUSH ME / TAYLOR DAYNE
9 10 ALL THIS TIME / TIFFANY
10 1 TWO HEARTS / PHIL COLLINS
11 13 I WANNA HAVE SOME FUN / SAMANTHA FOX
12 14 THE LOVER IN ME / SHEENA EASTON
13 11 HOLDING ON / STEVE WINWOOD
14 18 SHE WANTS TO DANCE WITH ME / RICK ASTLEY
15 19 WALKING AWAY / INFORMATION SOCIETY
16 20 WHAT I AM / EDIE BRICKELL & NEW BOHEMIANS
17 23 ANGEL OF HARLEM / U2
18 25 YOU GOT IT (THE RIGHT STUFF) / NEW KIDS ON THE BLOCK
19 24 DIAL MY HEART / THE BOYS
20 26 SURRENDER TO ME(FROM "TEQUILA SUNRISE") / ANN WILSON & ROBIN ZANDER
21 30 LOST IN YOUR EYES / DEBBIE GIBSON
22 12 MY PREROGATIVE / BOBBY BROWN
23 27 A LITTLE RESPECT / ERASURE
24 16 EVERY ROSE HAS ITS THORN / POISON
25 29 THE LIVING YEARS / MIKE + THE MECHANICS
26 32 ALL SHE WANTS IS / DURAN DURAN
27 37 RONI / BOBBY BROWN
28 28 SHAKE FOR THE SHEIK / THE ESCAPE CLUB
29 36 PARADISE CITY / GUNS N' ROSES
30 21 LITTLE LIAR / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
31 15 SMOOTH CRIMINAL / MICHAEL JACKSON
32 33 MY HEART CAN'T TELL YOU NO / ROD STEWART
33 17 PUT A LITTLE LOVE IN YOUR HEART / ANNIE LENNOX & AL GREEN
34 40 DON'T TELL ME LIES / BREATHE
35 22 I REMEMBER HOLDING YOU / BOYS CLUB
36 46 GIRL YOU KNOW IT'S TRUE / MILLI VANILLI
37 44 I BEG YOUR PARDON / KON KAN
38 41 IT'S NO SECRET / KYLIE MINOGUE
39 47 YOU'RE NOT ALONE / CHICAGO
40 49 JUST BECAUSE / ANITA BAKER
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ビルボード Billboard All American Top40 1989年1月28日付 デフ・レパード Def Leppard - Armageddon It

2025-01-26 20:00:00 | 1989年ビルボードTop40
1989年ビルボード Billboard All American Top40、1989年1月28日付、2週目の1位はPhil Collinsの"Two Hearts"。Phil Collinsですが、ご存じ、Genesisのドラマー兼ボーカリストですが、ソロでも大ヒットを連発、ソロではまず、1981年に"I Missed Again"が最高位19位を記録、このシングルを皮切りに、この曲でTop40ヒットは13曲目、Top5ヒットは8曲目、84年の初のNo.1ヒット"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"から、この曲でついにソロ6曲目のNo.1となりました。

2位は5位からアップ、Sheriffの"When I'm With You"。Sheriffですが、カナダオンタリオ州で結成されたロックバンド。70年代後半に結成されて、85年には解散してしまったグループですが、カナダでヒットしてから6年後にアメリカのラジオで紹介されチャートを上昇、初のヒット曲がNo.1目前、2位まで上がってきました。

3位は前週と変わらず、Def Leppardの"Armageddon It"。Def Leppardですが、イギリス出身のハードロック・ヘヴィメタルグループ。1983年には"Photograph"が最高位12位を記録、この曲で8曲目のTop40ヒットで、4曲目のTop10ヒット、惜しくも1位を逃した"Pour Some Sugar On Me"、初のNo.1となった"Love Bites" に続き、3曲目のTop3ヒットです。

4位は1週のみの2位からダウン、Taylor Dayneの"Don't Rush Me"。Taylor Dayneですが、アメリカ・ニューヨーク出身のシンガー・ソングライター。デビューアルバムから、ファーストシングルの"Tell It to My Heart"が最高位7位、この曲が4曲目のシングルで、4曲すべてがTop10入り、2曲目のTop3ヒット、残念ながら初のNo.1にはなりませんでした。

5位は9位からジャンプアップ、White Lionの"When The Children Cry"。White Lionですが、アメリカニューヨークで結成されたロックバンド。セカンドアルバム『Pride』からのファーストシングル"Wait"が初のTop40ヒットで最高位8位を記録。この曲が2曲目のTop40ヒットで初のTop5入りです。

この週3位はDef Leppardの"Armageddon It"。最高位は前週の1月21日付と28日付の2週間の3位。年間チャートは53位。バンド3曲目のTop3ヒットになりました。

Def Leppardですが、イギリス出身のハードロック・ヘヴィメタルグループ。70年代後半、イギリスの「NWOBHM」の中で誕生したロックグループで、その中でも最も成功したグループの一つです。

1983年の彼ら3枚目のアルバム『炎のターゲット Pyromania』が1,000万枚以上売り上げる大ヒットアルバムとなり、続く1987年に発表した4枚目のアルバム『ヒステリア Hysteria』は、さらにそれを上回る特大のヒットアルバムとなり、シングルも、7曲目のTop40 ヒットとなった"Love Bites"で、ついにNo.1となりました。こちらをご覧ください→→→

その4枚目のアルバム『Hysteria』ですが、現時点ではなんと2,500万枚以上売り上げる歴史的な大ヒットアルバムとなっていますが、そのアルバムからは、まずは"Animal"が最高位19位、1曲おいて3曲目のシングル"Hysteria"が最高位10位、4曲目のシングル"Pour Some Sugar On Me"で、最高位2位を記録、なんと5枚目のシングル"Love Bites"でついにNo.1となりました。"Pour Some Sugar On Me"についてはこちらをご覧ください→→→

このアルバム『Hysteria』から、6枚目のシングルとなったのがこの曲"Armageddon It"。6枚目にして最高位3位を記録する、ハードロックバンドとしては、過去最高ではないかと思われるシングルヒットを連発しています。

曲の作者は、バンドメンバーのJoe Elliott、Rick Savage、Phil Collen、Steve Clarkに、プロデューサーのRobert John "Mutt" Langeの5人の共作。"Love Bites"のライター陣と同じですね。この曲のヒットにも、特にプロデューサーのRobert John "Mutt" Langeの力が大きかったのでしょう。

Def Leppardの曲は、Joe Elliottのパワフルなボーカルによるハードなロックですが、ハードな中にもメロディアスで聞きやすいところがある、そんなところがシングルヒットを連発する理由なのでしょう。この曲も、特にサビのコーラスがメロディアスで聞きやすい、ヒット性の高い曲でした。

今週    先週    song    /    artist
1 1 TWO HEARTS / PHIL COLLINS
2 5 WHEN I'M WITH YOU / SHERIFF
3 3 ARMAGEDDON IT / DEF LEPPARD
4 2 DON'T RUSH ME / TAYLOR DAYNE
5 9 WHEN THE CHILDREN CRY / WHITE LION
6 13 STRAIGHT UP / PAULA ABDUL
7 11 BORN TO BE MY BABY / BON JOVI
8 8 THE WAY YOU LOVE ME / KARYN WHITE
9 15 WILD THING / TONE LOC
10 14 ALL THIS TIME / TIFFANY
11 16 HOLDING ON / STEVE WINWOOD
12 4 MY PREROGATIVE / BOBBY BROWN
13 17 I WANNA HAVE SOME FUN / SAMANTHA FOX
14 18 THE LOVER IN ME / SHEENA EASTON
15 7 SMOOTH CRIMINAL / MICHAEL JACKSON
16 6 EVERY ROSE HAS ITS THORN / POISON
17 10 PUT A LITTLE LOVE IN YOUR HEART / ANNIE LENNOX & AL GREEN
18 22 SHE WANTS TO DANCE WITH ME / RICK ASTLEY
19 21 WALKING AWAY / INFORMATION SOCIETY
20 24 WHAT I AM / EDIE BRICKELL & NEW BOHEMIANS
21 19 LITTLE LIAR / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
22 12 I REMEMBER HOLDING YOU / BOYS CLUB
23 25 ANGEL OF HARLEM / U2
24 28 DIAL MY HEART / THE BOYS
25 30 YOU GOT IT (THE RIGHT STUFF) / NEW KIDS ON THE BLOCK
26 35 SURRENDER TO ME(FROM "TEQUILA SUNRISE") / ANN WILSON & ROBIN ZANDER
27 33 A LITTLE RESPECT / ERASURE
28 36 SHAKE FOR THE SHEIK / THE ESCAPE CLUB
29 39 THE LIVING YEARS / MIKE + THE MECHANICS
30 43 LOST IN YOUR EYES / DEBBIE GIBSON
31 26 WAITING FOR A STAR TO FALL / BOY MEETS GIRL
32 40 ALL SHE WANTS IS / DURAN DURAN
33 41 MY HEART CAN'T TELL YOU NO / ROD STEWART
34 20 IN YOUR ROOM / BANGLES
35 29 LOOK AWAY / CHICAGO
36 47 PARADISE CITY / GUNS N' ROSES
37 48 RONI / BOBBY BROWN
38 27 GIVING YOU THE BEST THAT I GOT / ANITA BAKER
39 31 KISS / THE ART OF NOISE FEATURING TOM JONES
40 52 DON'T TELL ME LIES / BREATHE
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ビルボード Billboard All American Top40 1989年1月21日付 テイラー・デイン Taylor Dayne - Don't Rush Me

2025-01-20 20:00:00 | 1989年ビルボードTop40
gooブログへのサイバー攻撃の影響でしょうか、記事の更新がしばらくできず、これが8日ぶりの記事更新となりました。お待たせいたしました。

1989年ビルボード Billboard All American Top40、1989年1月21日付、2位から上がっての1位はPhil Collinsの"Two Hearts"。Phil Collinsですが、ご存じ、Genesisのドラマー兼ボーカルですが、ソロでも大ヒットを連発、ソロではまず、1981年に"I Missed Again"が最高位19位を記録、このシングルを皮切りに、この曲でTop40ヒットは13曲目、Top5ヒットは8曲目、84年の初のNo.1ヒット"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"から、この曲でついにソロ6曲目のNo.1となりました。

2位は4位からアップ、Taylor Dayneの"Don't Rush Me"。Taylor Dayneですが、アメリカ・ニューヨーク出身のシンガー・ソングライター。デビューアルバムから、ファーストシングルの"Tell It to My Heart"が最高位7位、この曲が4曲目のシングルで、4曲すべてがTop10入り、2曲目のTop3ヒットになりました。

3位は5位からアップ、Def Leppardの"Armageddon It"。Def Leppardですが、イギリス出身のハードロック・ヘヴィメタルグループ。1983年には"Photograph"が最高位12位を記録、この曲で7曲目のTop40ヒットで、4曲目のTop10ヒット、惜しくも1位を逃した"Pour Some Sugar On Me"、初のNo.1となった"Love Bites" に続き、3曲目のTop3ヒットです。

4位は1週間の1位からダウン、Bobby Brownの"My Prerogative"。Bobby Brownですが、アメリカ・マサチューセッツ州出身のポップ、R&B歌手。1983年ニュー・エディションの一員としてデビュー、1986年にグループを脱退してソロ歌手に、ソロ2枚目のアルバムでブレイクし、初のシングルヒット"Don't Be Cruel" が最高位8位、この曲が2曲目のヒットで、初のNo.1獲得です。

5位は12位からジャンプアップ、Sheriffの"When I'm With You"。Sheriffですが、カナダオンタリオ州で結成されたロックバンド。70年代後半に結成されて、85年には解散してしまったグループですが、カナダでヒットしてから6年後にアメリカのラジオで紹介されチャートを上昇、初のヒット曲が5位まで上がってきました。

この週2位はTaylor Dayneの"Don't Rush Me"。最高位はこの週1週のみの第2位。年間チャートは38位。前シングル"I'll Always Love You"が最高位3位ながらロングヒットで年間チャートは20位でしたので、それに次ぐ大ヒットになりました。

Taylor Dayneですが、アメリカ・ニューヨーク出身のシンガー・ソングライター。デビューは80年代半ば。87年にファーストアルバムに先行して、シングル"Tell It to My Heart"を発表、すぐにヒットに結びつき、最高位7位を記録します。

続くシングル"Prove Your Love"も最高位第7位。ファーストアルバムからの3枚目のシングル"I'll Always Love You"が、前述のように最もヒットして最高位3位を記録します。こちらをご覧ください→→→

その大ヒットファーストアルバム『Tell It to My Heart 』からの4枚目のシングルとなるのがこの曲"Don't Rush Me" 、これまでのシングルでは最高位の第2位まで上がる大ヒットになりました。

"Don't Rush Me"の曲の作者は、いずれもソングライターのAlexandra ForbesとJeff Franzelの二人の共作。この方々がどんな人かは良くは分かりませんが、Jeff Franzelの方はジャズ系のミュージシャンのようです。

シングル1枚目と2枚目がダンス系ミュージック、3枚目の大ヒットがしっとりとしたバラードときましたので、4曲目はどうでしょう?と期待していましたが、期待どおりの、といいましょうか、今度はロックっぽい所もある、ミドルテンポの曲で楽しませてくれました。

Taylor Dayneですが、ラジオの全米Top40終了以降にデビューしたからなのか、私はそんなに詳しくはなかったのですが、歌唱力もあり、様々なジャンルの曲を歌いこなす、素晴らしいミュージシャンでした。

今週    先週    song    /    artist
1 2 TWO HEARTS / PHIL COLLINS
2 4 DON'T RUSH ME / TAYLOR DAYNE
3 5 ARMAGEDDON IT / DEF LEPPARD
4 1 MY PREROGATIVE / BOBBY BROWN
5 12 WHEN I'M WITH YOU / SHERIFF
6 3 EVERY ROSE HAS ITS THORN / POISON
7 7 SMOOTH CRIMINAL / MICHAEL JACKSON
8 10 THE WAY YOU LOVE ME / KARYN WHITE
9 14 WHEN THE CHILDREN CRY / WHITE LION
10 9 PUT A LITTLE LOVE IN YOUR HEART / ANNIE LENNOX & AL GREEN
11 13 BORN TO BE MY BABY / BON JOVI
12 8 I REMEMBER HOLDING YOU / BOYS CLUB
13 21 STRAIGHT UP / PAULA ABDUL
14 17 ALL THIS TIME / TIFFANY
15 22 WILD THING / TONE LOC
16 19 HOLDING ON / STEVE WINWOOD
17 23 I WANNA HAVE SOME FUN / SAMANTHA FOX
18 24 THE LOVER IN ME / SHEENA EASTON
19 20 LITTLE LIAR / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
20 6 IN YOUR ROOM / BANGLES
21 28 WALKING AWAY / INFORMATION SOCIETY
22 30 SHE WANTS TO DANCE WITH ME / RICK ASTLEY
23 15 SILHOUETTE / KENNY G
24 32 WHAT I AM / EDIE BRICKELL & NEW BOHEMIANS
25 33 ANGEL OF HARLEM / U2
26 11 WAITING FOR A STAR TO FALL / BOY MEETS GIRL
27 16 GIVING YOU THE BEST THAT I GOT / ANITA BAKER
28 35 DIAL MY HEART / THE BOYS
29 18 LOOK AWAY / CHICAGO
30 37 YOU GOT IT (THE RIGHT STUFF) / NEW KIDS ON THE BLOCK
31 31 KISS / THE ART OF NOISE FEATURING TOM JONES
32 26 WILD WORLD / MAXI PRIEST
33 42 A LITTLE RESPECT / ERASURE
34 38 BACK ON HOLIDAY / ROBBIE NEVIL
35 46 SURRENDER TO ME(FROM "TEQUILA SUNRISE") / ANN WILSON & ROBIN ZANDER
36 45 SHAKE FOR THE SHEIK / ESCAPE CLUB
37 29 BABY, I LOVE YOUR WAY/FREEBIRD MEDLEY / WILL TO POWER
38 25 WELCOME TO THE JUNGLE / GUNS N' ROSES
39 55 THE LIVING YEARS / MIKE + THE MECHANICS
40 53 ALL SHE WANTS IS / DURAN DURAN

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ビルボード Billboard All American Top40 1989年1月14日付 ボビー・ブラウン Bobby Brown - My Prerogative

2025-01-12 20:00:00 | 1989年ビルボードTop40
1989年ビルボード Billboard All American Top40、1989年1月14日付、2位から上がって初の1位はBobby Brownの"My Prerogative"。Bobby Brownですが、アメリカ・マサチューセッツ州出身のポップ、R&B歌手。1983年ニュー・エディションの一員としてデビュー、1986年にグループを脱退してソロ歌手に、ソロ2枚目のアルバムでブレイクし、初のシングルヒット"Don't Be Cruel" が最高位8位、この曲が2曲目のヒットで、初のNo.1獲得です。

2位は3位からアップ、Phil Collinsの"Two Hearts"。Phil Collinsですが、ご存じ、Genesisのドラマー兼ボーカルであり、ソロでも大ヒットを連発、ソロではまず、1981年に"I Missed Again"が最高位19位を記録、このシングルを皮切りに、この曲でTop40ヒットは計13曲、5曲のNo.1ヒットを含め、Top5ヒットは8曲目となりました。

3位は3週間の1位からダウン、Poisonの"Every Rose Has Its Thorn"。Poisonですが、アメリカペンシルベニア州出身のグラムメタルバンド。グラムメタルバンドとしては異例の大人気バンドで、初のTop40ヒット"Talk Dirty to Me" が最高位9位、この曲が5曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop10ヒット、ついに初のNo1獲得です。

4位は6位からアップ、Taylor Dayneの"Don't Rush Me"。Taylor Dayneですが、アメリカ・ニューヨーク出身のシンガー・ソングライター。デビューアルバムから、ファーストシングルの"Tell It to My Heart"が最高位7位、この曲が4曲目のシングルで、4曲すべてがTop10入り、2曲目のTop5ヒットになりました。

5位は9位からアップ、Def Leppardの"Armageddon It"。Def Leppardですが、イギリス出身のハードロック・ヘヴィメタルグループ。1983年には"Photograph"が最高位12位を記録、この曲で7曲目のTop40ヒットで、4曲目のTop10ヒット、惜しくも1位を逃した"Pour Some Sugar On Me"、初のNo.1となった"Love Bites" に続き、3曲目のTop5ヒットです。

この週初の1位はBobby Brownの"My Prerogative"。1位はこの1週間ですが、Hot100には通算24週間滞在するロングヒットで年間チャートは2位の特大のヒットとなりました。

Bobby Brownですが、10代の少年5人組のR&BグループNew Edition に参加、1983年にファーストアルバム『Candy Girl』をリリースします。Bobby Brownは1969年生まれですので、この時まだ14歳です。

このアルバムからは3曲のシングルカットがありましたが、全米ではHot100にはエントリーするもののTop40ヒットにはなりませんでした。続いてリリースされたのがセカンドアルバムの『New Edition』、このアルバムからのファーストシングルが"Cool It Now"で、母国イギリスに続きアメリカでもブレイク、1985年に最高位4位を記録します。こちらをご覧ください→→→

New Editionの次のアルバム『All for Love』は、Top40ヒットは1曲と、いまいちのヒットに終わり、Bobby Brownはグループを脱退、ソロ活動を始めます。脱退ということですが、実態は解雇に近い状況だったようです。

グループを脱退した年の1986年に、早速ソロ第一弾アルバム『King of Stage』をリリースしますが、このアルバムは大ヒットには至りませんで、シングルもTop40には入りませんでした。

続くソロ2枚目のアルバム『Don't Be Cruel』が大ヒット、ファーストシングルのアルバムタイトル曲"Don't Be Cruel"が最高位8位のソロで初めてのヒットとなります。

そして、2枚目のシングルがこの曲"My Prerogative"で、初のNo.1、特大のヒット曲となりました。曲の作者はBobby BrownとプロデューサーのTeddy Riley、同じくプロデューサーのGene Griffinの3人の共作。

この曲の大ヒットには、Teddy RileyとGene Griffinの二人のプロデューサーの影響が大きかったです。この二人は、、R&Bとヒップホップを融合した新しいジャンル「ニュージャックスウィング」の創始者として知られています。この"My Prerogative"は、「ニュージャックスウィング」の初めての大ヒットとなりました。

"My Prerogative"ですが、「スウィング」っぽいところもあるのでしょう、カッコいいダンスミュージックですね。スティービー・ワンダーからマイケル・ジャクソン、ボビー・ブラウンへ。R&Bの新しい時代が始まります。

今週    先週    song    /    artist
1 2 MY PREROGATIVE / BOBBY BROWN
2 3 TWO HEARTS / PHIL COLLINS
3 1 EVERY ROSE HAS ITS THORN / POISON
4 6 DON'T RUSH ME / TAYLOR DAYNE
5 9 ARMAGEDDON IT / DEF LEPPARD
6 5 IN YOUR ROOM / BANGLES
7 10 SMOOTH CRIMINAL / MICHAEL JACKSON
8 11 I REMEMBER HOLDING YOU / BOYS CLUB
9 12 PUT A LITTLE LOVE IN YOUR HEART / ANNIE LENNOX & AL GREEN
10 15 THE WAY YOU LOVE ME / KARYN WHITE
11 7 WAITING FOR A STAR TO FALL / BOY MEETS GIRL
12 16 WHEN I'M WITH YOU / SHERIFF
13 17 BORN TO BE MY BABY / BON JOVI
14 19 WHEN THE CHILDREN CRY / WHITE LION
15 13 SILHOUETTE / KENNY G
16 4 GIVING YOU THE BEST THAT I GOT / ANITA BAKER
17 18 ALL THIS TIME / TIFFANY
18 8 LOOK AWAY / CHICAGO
19 23 HOLDING ON / STEVE WINWOOD
20 22 LITTLE LIAR / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
21 28 STRAIGHT UP / PAULA ABDUL
22 31 WILD THING / TONE LOC
23 26 I WANNA HAVE SOME FUN / SAMANTHA FOX
24 30 THE LOVER IN ME / SHEENA EASTON
25 14 WELCOME TO THE JUNGLE / GUNS N' ROSES
26 25 WILD WORLD / MAXI PRIEST
27 20 WALK ON WATER / EDDIE MONEY
28 34 WALKING AWAY / INFORMATION SOCIETY
29 21 BABY, I LOVE YOUR WAY/FREEBIRD MEDLEY / WILL TO POWER
30 40 SHE WANTS TO DANCE WITH ME / RICK ASTLEY
31 38 KISS / THE ART OF NOISE FEATURING TOM JONES
32 41 WHAT I AM / EDIE BRICKELL & NEW BOHEMIANS
33 42 ANGEL OF HARLEM / U2
34 24 HOW CAN I FALL? / BREATHE
35 43 DIAL MY HEART / THE BOYS
36 29 THE PROMISE / WHEN IN ROME
37 45 YOU GOT IT (THE RIGHT STUFF) / NEW KIDS ON THE BLOCK
38 39 BACK ON HOLIDAY / ROBBIE NEVIL
39 33 GHOST TOWN / CHEAP TRICK
40 27 I DON'T WANT YOUR LOVE / DURAN DURAN
コメント (36)
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