ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

Frank & Moon Zappa - Valley Girl(1982年の洋楽 Part32)

2018-09-16 18:56:54 | ’82年洋楽
1982年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズも今回でPart32まで到達です、Frank & Moon Zappaの"Valley Girl"。
最高位は9月11日と18日の32位。Top40滞在は3週間のみ、年間チャートは圏外でした。

Frank & Moon Zappaとは?そう、ロック界の鬼才Frank Zappaとそのお嬢さんMoon Zappaのデュエットなのです。

Frank Zappa、ロック界の鬼才、前衛ロック・ミュージシャンであり、52歳の若さで亡くなりながらも、生涯で60枚以上のアルバムを出した天才ミュージシャンです。
と、書きながらも、シングルがヒットするタイプのミュージシャンではないのでほとんど知りませんが、この曲が唯一のTop40ヒットで、是非とも紹介したいと思いました。アルバム60枚以上ながらもHot100以内のシングルもこの曲を含めてたった3曲です。

この曲"Valley Girl"はアルバム「Ship Arriving Too Late To Save A Drowning Witch」収録曲。このアルバムには「フランク・ザッパの〇△口 / たどり着くのが遅すぎて溺れる魔女を救えなかった船」というなんとも長い邦題がついています。
どんなアルバムなのでしょう、この"Valley Girl"は中でも普通の曲だそうで、ほかの曲はかなり変わっている曲らしいです。今度聞いてみようかな。

"Valley Girl"で歌というか「語り」を担当しているのが娘のMoon Zappa。この時彼女はまだ14歳ですね。
1982年にはこんな曲もヒットしたということで、記憶に残しておいてください。
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Crosby, Stills And Nash - Wasted On The Way(1982年の洋楽 Part31)

2018-09-09 22:10:38 | ’82年洋楽
1982年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart31はCrosby, Stills And Nashの"Wasted On The Way"。
最高位は8月21日から4週続けた第9位。年間チャートは57位。1977年のヒット曲"Just A Song Before I Go"が最高位7位、年間47位でしたので、その曲に次ぐ大ヒットになりました。

Crosby, Stills And Nash、ご存知フォーク界のスターが結集したスーパーグループ。結成は1969年のことです。
2枚目のアルバムにはNeil Youngも加わり、Crosby, Stills, Nash & Youngとしても活動しました。

私にとって初洋楽アルバムを聴いたのが姉が買った「小さな恋のメロディ・サウンドトラック」、その中にCrosby, Stills, Nash & Youngが歌う"Teach Your Children"が入っていました。映画でも最後のトロッコのシーン、最も印象的なシーンですね、そこに使われていました。名曲です、ビージーズの曲とともに、「洋楽って良いなぁ」と思った思い出の曲です。

"Wasted On The Way"、Crosby, Stills And Nashが5年ぶりに出した彼ら4枚目のアルバム「Daylight Again」収録曲です。
"Teach Your Children"を思い出す郷愁を誘うようなメロディに絶妙なハーモニー、地味な曲ですがTop10に入った素晴らしい曲です。
作者はGraham Nash、良い曲作りますよね。そしてバックコーラスにはイーグルスのTimothy B. Schmitが参加しています。


ライブでも素晴らしいコーラスを聴くことができます。
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Kim Wilde - Kids in America(1982年の洋楽 Part30)

2018-09-02 23:43:39 | ’82年洋楽
1982年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart30はKim Wildeの"Kids in America"。
最高位は8月14日から4週続けた25位。年間チャートは最高位25位ながら91位にチャートインしました。彼女初めての大ヒットです。

キム・ワイルド、イギリス出身のポップロックシンガー。この曲がデビューシングルです。

この曲"Kids in America"ですが、本国イギリスでは大ヒット、No.1を記録していますし、特にヨーロッパを中心に大ヒットしました。
アメリカでは最高位25位といまいちでしたが、Hot100に18週エントリ-する息の長いヒットで、年間チャートにも入りました。

この曲、なんと作者は彼女のお父さんMarty Wildeと弟のRicky Wildeの共作。お父さんのMarty Wildeは50年代から60年代にかけて活躍したシンガーソングライターです。
まさに音楽一家の生まれです。

Kim Wildeですが、このデビューシングルのヒットの後、5年間のブランクを経て1987年に The Supremesのヒット曲"You Keep Me Hangin' On"のカバーでNo.1を記録します。
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REO Speedwagon - Keep The Fire Burnin'(1982年の洋楽 Part29)

2018-08-26 23:00:07 | ’82年洋楽
1982年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart29はREO Speedwagonの"Keep The Fire Burnin'"。
最高位は8月14日から3週続けた第7位。年間チャートはちょうど50位の彼らとしては3曲目といなる年間チャートインの大ヒットでした。

REO Speedwagonですが、皆さんご存じのとおり、1981年の"Keep On Loving You"のNo.1ヒットで一躍大人気ロックグループになりました。
"Keep On Loving You"や"Take It on the Run"など名曲をそろえたアルバム『禁じられた夜(Hi Infidelity)』が全米アルバムチャート年間1位を記録、1,000万枚以上売り上げるモンスターアルバムになりました。
実は彼らは有名になる前ずっと下積みで苦労してきたグループで、デビューは1971年、アルバム「Hi Infidelity」はなんと彼ら9枚目のアルバムです。
ライブで実力と人気を徐々につけてきて、1978年にリリースした彼ら7枚目のアルバム「You Can Tune a Piano, but You Can't Tuna Fish」が初めてアルバムチャートの29位まで上がります。シングルもまずまずヒットしましたが、残念ながらもうちょっとでTop40というところで止まってしまいました。
そして苦節10年、やっと大ヒットに結びつけたのです。

アルバム「Hi Infidelity」に続くアルバムが「Good Trouble」。アルバムチャート7位まで上がりました。
シングルもこの曲"Keep The Fire Burnin'"が7位、"Sweet Time"が26位を記録するヒットになりました。

"Keep The Fire Burnin'"はリードボーカル&キーボードのKevin Croninの作、プロデュースはバンドメンバー+「Hi Infidelity」も手掛けたプロデューサーKevin Beamishが手掛けています。
やっぱりKevin Croninは素晴らしいです。そしてライブで培ったバンドの実力が反映されて前作に続くヒットアルバム、・シングルになりました。
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Leslie Pearl レスリー・パール - If The Love Fits Wear It(1982年の洋楽 Part28)

2018-08-19 22:34:15 | ’82年洋楽
1982年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart28はLeslie Pearlの"If The Love Fits Wear It"。
最高位は8月14日と21日の28位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

レスリー・パール、アメリカペンシルバニア州出身のポップス歌手、シンガーソングライター。
女性ボーカリストというより、ソングライターとして活躍していました。
彼女が曲を提供したのはCrystal Gayle、Kenny Rogers、Johnny Mathis、Dr. Hookと、有名どころが並んでいます。
そんな中で、カレン・カーペンターが1980年にレコーディングをしたソロアルバム「遠い初恋」このアルバムは1980年当時は結局発売されなかったのですが、彼女の死から13年後の1996年になってから発表されました。そのアルバムの収録曲 "My Body Keeps Changing My Mind"がレスリー・パールの作によるものです。

この曲"If The Love Fits Wear It"、Leslie PearlとPhil Redrowという人の共作です。プロデュースも彼女自身が務めています。
この曲の邦題は「おしゃれな関係」当時のAORブームを象徴するような邦題ですね。
でも曲は70年代を感じさせる良質なポップス。聴きやすく覚えやすい大好きな曲です。
彼女のヒット曲はこの曲のみでしたが記憶に残る曲でした。
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