ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード Billboard All American Top40 1988年12月24日付 ボーイ・ミーツ・ガール - Waiting for a Star to Fall

2024-12-22 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年12月24日付、この年も最後の週になりました、2位から上がって1位はPoisonの"Every Rose Has Its Thorn"。Poisonですが、アメリカペンシルベニア州出身のグラムメタルバンド。グラムメタルバンドとしては異例の大人気バンドで、初のTop40ヒット"Talk Dirty to Me" が最高位9位、この曲が5曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop10ヒット、ついに初のNo1獲得です。

2位は4位からアップ、Bobby Brownの"My Prerogative"。Bobby Brownですが、アメリカ・マサチューセッツ州出身のポップ、R&B歌手。1983年ニュー・エディションの一員としてデビュー、1986年にグループを脱退してソロ歌手に、ソロ2枚目のアルバムでブレイクし、初のシングルヒット"Don't Be Cruel" が最高位8位、この曲が2曲目のヒットで、初の2位まで上がってきました。

3位は2週間の1位からダウン、Chicagoの"Look Away"。Chicagoですが、もちろん皆さんご存知、60年代にデビューしたアメリカを代表するロックバンド。この曲がなんと32曲目のTop40ヒットで、12曲目のTop5ヒット、8曲目のTop3ヒット、"If You Leave Me Now"、"Hard to Say I'm Sorry"に続く3曲目のNo.1、年間1位の特大のヒットとなりました。

4位は1週間の3位からダウン、Anita Bakerの"Giving You The Best That I Got"。Anita Bakerですがアメリカオハイオ州出身のR&B歌手。初のTop40シングル"Sweet Love"が最高位8位、この曲で3曲目のTop40ヒットで、初のTop3ヒットとなりました。

5位は前週と変わらず、Boy Meets Girlの"Waiting for a Star to Fall"。Boy Meets Girlは、アメリカワシントン州出身の男女二人組のポップスデュオ。ファーストアルバムから、"Oh Girl" が最高位39位。セカンドアルバムからのシングルのこの曲が2曲目のTop40ヒットとなり、5位まで上がってきました。

この週5位はBoy Meets Girlの"Waiting for a Star to Fall"。最高位は12月17日付からフローズン・チャートの12月31日付を含め、3週間続けた第5位。年間チャートは第12位でした。

Boy Meets Girlですが、アメリカ・ワシントン州出身、George MerrillとShannon Rubicamの男女ポップスデュオ。デビューは80年代前半になります。

1985年、デビューアルバム『Boy Meets Girl』をリリースし、シングルカットされた"Oh Girl" が初のTop40ヒットとなり、最高位39位を記録します。 

このデュオですが、その時すでにソングライターとして超有名になっています。1985年のWhitney HoustonのNo.1ソング"How Will I Know"と、87年の同じくNo.1ソング"I Wanna Dance with Somebody (Who Loves Me)"の作者がこの二人なのです。こちら→→→と、こちらをご覧ください→→→

"Waiting for a Star to Fall"ですが、もちろんそのShannon RubicamとGeorge Merrillの二人の共作。さすがこの二人、素晴らしいポップな曲を書きます。ヒット曲は、"Oh Girl"とこの曲"Waiting for a Star to Fall"の2曲だけでしたが、その後もソングライターとして活躍を続けます。

今週    先週    song    /    artist
1 2 EVERY ROSE HAS ITS THORN / POISON
2 4 MY PREROGATIVE / BOBBY BROWN
3 1 LOOK AWAY / CHICAGO
4 3 GIVING YOU THE BEST THAT I GOT / ANITA BAKER
5 5 WAITING FOR A STAR TO FALL / BOY MEETS GIRL
6 12 TWO HEARTS / PHIL COLLINS
7 9 WELCOME TO THE JUNGLE / GUNS N' ROSES
8 13 IN YOUR ROOM / BANGLES
9 10 WALK ON WATER / EDDIE MONEY
10 15 DON'T RUSH ME / TAYLOR DAYNE
11 6 BABY, I LOVE YOUR WAY/FREEBIRD MEDLEY / WILL TO POWER
12 21 ARMAGEDDON IT / DEF LEPPARD
13 20 SMOOTH CRIMINAL / MICHAEL JACKSON
14 17 I REMEMBER HOLDING YOU / BOYS CLUB
15 7 I DON'T WANT YOUR LOVE / DURAN DURAN
16 18 SILHOUETTE / KENNY G
17 8 HOW CAN I FALL? / BREATHE
18 11 THE PROMISE / WHEN IN ROME
19 23 PUT A LITTLE LOVE IN YOUR HEART / ANNIE LENNOX & AL GREEN
20 14 FINISH WHAT YA STARTED / VAN HALEN
21 16 SPY IN THE HOUSE OF LOVE / WAS(NOT WAS)
22 24 THE WAY YOU LOVE ME / KARYN WHITE
23 19 EARLY IN THE MORNING / ROBERT PALMER
24 25 ALL THIS TIME / TIFFANY
25 31 WHEN THE CHILDREN CRY / WHITE LION
26 34 BORN TO BE MY BABY / BON JOVI
27 38 WHEN I'M WITH YOU / SHERIFF
28 30 LITTLE LIAR / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
29 35 HOLDING ON / STEVE WINWOOD
30 32 WILD WORLD / MAXI PRIEST
31 40 I WANNA HAVE SOME FUN / SAMANTHA FOX
32 36 THANKS FOR MY CHILD / CHERYL "PEPSII" RILEY
33 39 GHOST TOWN / CHEAP TRICK
34 41 THE LOVER IN ME / SHEENA EASTON
35 47 STRAIGHT UP / PAULA ABDUL
36 22 DESIRE / U2
37 52 WILD THING / TONE LOC
38 29 KOKOMO(FROM THE"COCKTAIL"SOUNDTRACK) / THE BEACH BOYS
39 28 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
40 49 KISS / THE ART OF NOISE FEATURING TOM JONES


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21 コメント

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次作は「月」 (星船)
2024-12-25 22:17:45
太ったボンジョビさんこんばんは。
"Bring Down the Moon"、知らない曲でした^^;今度は「月」ですね。で、聞いてみましたよ。「Star」よりも蔭がある、趣が違ってなかなか良いじゃあないですか。
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Unknown (太ったボンジョビ (。-ω-)zzz)
2024-12-25 21:39:07
Bring Down The Moon
セカンドシングルのこっちの方がわたし向きでした。
イントロとAメロBメロが優れてましたよ。
まさか40届かないとは…。
おやすみなさい
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大スターに (星船)
2024-12-25 11:34:20
ダーク・ディスコさんこんにちは。
当時は、けっこうな数の映画を見ていたのですが、この映画は全く覚えていませんでした。でも、調べてみたら、当時はかなりの大ヒット映画だったようで、面白い映画だったようですね。映画監督は、ヘンリー・マンシーニさんですか、大物が手掛けていました。
このすぐ後ですか、ブルース・ウイルスが「ダイ・ハード」で、大スターになるのは。
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Unknown (ダーク・ディスコ)
2024-12-24 23:05:38
バカラック&CBセイガー(stronger than before、そしてロバータ・フラックのmaking love)、キャロル・キング&ジェリー・ゴフィン(one fine day、locomotion)、バリー・マン&シンシア・ワイル(just onceやsomewhere out there)も夫婦でソングライターですね。あとヒューマン・リーグ、トンプソン・ツインズもグループ内で夫婦でしたね。(先週のベストヒットUSAにトンプソン・ツインズが出ていたのにすっかり忘れていました笑)
simply meant to be、クレジットを見たらボーイ・ミーツ・ガールの2人に映画音楽の巨匠ヘンリー・マンシーニとの共作でした。(ブレイク・エドワーズ監督との名コンビ再び)
コメディ俳優だった頃のブルース・ウィリスとキム・ベイシンガー(花嫁はエイリアンに続いての登場!)が今でいうマッチングアプリで初デートする…取説には「彼女にお酒を飲ませてはいけない」と書いてあったのに飲ませてしまって大暴れ、というドタバタコメディでした。
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思い出せない曲 (星船)
2024-12-24 22:45:32
太ったボンジョビさんこんばんは。
この頃はねぇ、私も覚えていない人たち、たくさんいるのですよ。でもBoy Meets Girlは、名前を覚えやすかったし、曲も覚えやすく、ほぼ1回聞いただけで覚えた曲でした。なかなかそうもいかない、全然思い出せない曲もたくさんありましたが。
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二人の共作 (星船)
2024-12-24 22:30:54
hannahさんこんばんは。
Burt BacharachとCarole Bayer Sager夫婦の共作、思い当たる曲、いくつかあります。ディオンヌ・ワーウィックの年間1位"That's What Friends Are For"に、同じ年の大ヒット、パティ・ラベルの"On My Own"、たしか、"Arthur's Theme"も、二人の共作じゃあなかったでしょうか。いずれにしても、イイ曲書きますね。
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Unknown (太ったボンジョビ v(・ε・v))
2024-12-24 22:23:08
あらためて聴いてみました。やはりメルヘンぽいので刺さらなかったけど、トライントゥキャッチユアハート(音時さんブログより)のあたりのフレーズのところはグッと来るんですよね。サビ前としては優秀な挿入だと思います。みなさんもあそこじゃないですか?
なお私、曲を知らずにこの頃はバンド名がスタートゥフォールと勝手に覚えていましたが、これだけでは先行き不安ですよね、失礼いたしました。
ホントにこの頃のチャートには疎くなっておりました、なんせ上昇中のデフさんなのでさえピーク位に来るまで分かっておりませんでしたもので。ベストヒットUSAを見て驚いたものでした😲‼️
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ソングライター夫婦 (hannah)
2024-12-24 21:44:29
星船さん、こんばんは。
夫婦でソングライターといえば、B.BachrachとC.Bayer Saygerがいましたね。
B.Bachrachが数多くのヒット曲を作った後の夫婦でしたけど。
夫婦としての曲はなかったですが、♪Stronger Than Before♪は共作だったでしょうか。
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"Simply Meant To Be"は (星船)
2024-12-24 18:30:14
ダーク・ディスコさんこんばんは。
"Simply Meant To Be"、聞いてみましたよ、イイ曲でしたね。さすが良い曲作ります。主演は、ブルース・ウイルスでしたか。
Boy Meets Girlですが、今も夫婦なのでしょうか?今でもソングライターとして、活躍していますね。夫婦といえば、ハートのナンシーウイルソンはどうだったでしたか?メンバーとの恋愛関係で、夫婦にまでは至っていなかったかなぁ?
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爽やか系の曲 (星船)
2024-12-24 17:16:50
hannahさんこんばんは。
"Waiting for a Star to Fall"、星のゆかりの曲、というと、一段と良い曲に思えてきます。そういえば、爽やか系の曲でもありました。やっぱりいい曲書きますね。
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Unknown (ダーク・ディスコ)
2024-12-24 00:56:48
この年のベストシングルは個人的にはこの曲かfast carか迷うところです。このコンビの書いた曲としては他に映画「ブラインド・デート」のsimply ment to be(ゲイリー・モリス&ジェニファー・ウォーンズ)もありました。
A&Mレコードからデビューした夫婦ということでキャプテン&テニールかな、と思いましたがソングライターとして先に有名になったのでアッシュフォード&シンプソンみたいかな。80年代で同じバンドorグループで夫婦はクォーターフラッシュ、ミッシング・パーソンズ…他にもいたでしょうか。(アバとかフリートウッド・マックのような大先輩もいましたが)
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Boy Meets Girlが七夕 (hannah)
2024-12-23 21:39:25
星船さん、こんばんは。
♪Waiting For A Star To Fall♪は七夕の曲だったんですね。
コンビ名が七夕のイメージにピッタリですからそうかもしれませんね。
星というとやはり七夕ですからね。
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Unknown (太ったボンジョビ ( _ _))
2024-12-23 21:18:05
ごめんなさい😫調子に乗りすぎました。今後なきようにまたまた反省いたします。
ではまたボイミーツ、聞き直してきます。
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Unknown (星船)
2024-12-23 20:55:58
太ったボンジョビさんこんばんは。
ラス前?かどうかは知らなかったですが、ポップな良い曲でした。
なお、変な題名を勝手につけるのは、ファンの方に対してもよろしくないですよ。
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来年も (星船)
2024-12-23 20:51:25
ローリングウエストさんこんばんは。
今年も私のブログには、たくさんのコメントをいただきましてありがとうございました。もう10年以上になりますが、いつもローリングウエストさんのコメント楽しみにしております。お互い、まだまだブログをつづけながら頑張っていきたいと思います。来年もよろしくお願いします。
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流れ星を待っている (星船)
2024-12-23 20:48:35
音時さんこんばんは。
この曲、"Waiting for a Star to Fall"ということなので、「お願いごとをするのに流れ星を待っている歌」、と勝手に思っていました。そうか、七夕、っポイですか。
曲としては、70年代後半から80年代前半の雰囲気、懐かしさを感じさせる曲調の、聞きやすい曲でした。肩の凝らないイイ曲でしたね。
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Unknown (太ったボンジョビ ( ToT))
2024-12-23 20:13:26
⭐⛴️さんごめんなさい😫
ラス前だというのに…
知らなかった、認識しなかった、聴いたけど負けました。
降参であります🏳️
「恋はまさぐり」「スケベなサンバディー」では私の趣味ともちょっと…😣
セカンドシングルがクサクサ系なら期待してみます。何しろ全く分かりませんもんで😫
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Unknown (ローリングウエスト)
2024-12-23 18:03:12
この曲も懐かしい、1980年代後期時代はいいバラードが多かった時代でしたね。今年も色々と勉強をさせて頂きました。2024年もあと残り残り1週間・・。冬将軍も居座って寒さも増していますが、お互い健康無事に年越しを致しましょう。今年も楽しくお付き合い頂き感謝です。
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Unknown (音時)
2024-12-23 17:06:40
https://neverendingmusic.blog.jp/archives/25342053.html
この曲は「星に願いを」という印象が強く、僕のブログではクリスマス🎄というより、七夕🎋の曲のイメージですね^_^。
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ソングライターとして (星船)
2024-12-22 22:35:41
hannahさんこんばんは。
そうなんですよ、あの"How Will I Know"と"I Wanna Dance with Somebody (Who Loves Me)"の2曲のNo.1ソングの作者がBoy Meets Girlなのですよ。でも、言われてみればですよね、ポップな歌いやすい曲を作ります。そのあとも、2000年代から最近までも、ソングライターとして活躍しているようです。
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ポップな曲 (hannah)
2024-12-22 21:45:27
星船さん、こんばんは。
Whitneyの2曲の作者がこの2人なのは知っていましたが、Boy Meets Girlとしてヒットさせていたのは後で知りました。
Whitneyのヒット曲以上にポップな曲ですね。
♪How Will I Know♪はデビュー曲でもよかったぐらいの初々しさが感じられる曲でした。
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