ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

1980年5月31日付 ビルボード 全米 Top40 エアー・サプライ Air Supply - Lost In Love

2016-06-04 18:11:10 | 1980年ビルボードTop40
1980年5月31日付ビルボード All American Top40、2位から上がって1位はLipps,Inc.の"Funkytown"。Lipps,Inc.ですが、アメリカミネソタ州ミネアポリスで結成されたディスコソングユニットで、もちろん初めてのヒット曲で1位を記録しました。

6週間の1位からついにダウン、年度を代表する大ヒットになりました、Blondieの"Call Me"。Blondie、1979年4月に1週のみでしたが1位を記録した"Heart Of Glass"以来のNo.1。グループ2曲目の1位です。
3位は14位からジャンプアップ、Paul McCartney & Wingsの"Coming Up"、表記はWingsではありましたが1978年に5位まで上がった"Goodnight Tonight"以来のTop5ヒットです。
4位は前週と変わらず、Kenny Rogers feat. Kim Carnesの"Don't Fall In Love With A Dreamer"。Kenny Rogersとしては3位を記録した"Coward Of The County"以来のTop5ヒット、Kim Carnesは初めてのTop40ヒットです。
5位も前週と変わらず、Dr.Hookの"Sexy Eyes"。Dr.Hook、Dr.Hook & The Medicine Show時代の1972年に5位まで上がった"Sylvia's Mother"以来のTop5ヒットです。

3位からダウンして18位はAir Supplyの"Lost In Love"。最高位は4週間続けた3位、ブロンディに阻まれて残念ながら1位にはなれませんでした。年間チャートは堂々の15位。オーストラリア出身のバンドで母国では人気のバンドでしたが、アメリカでは初めてのヒットでが大ヒットとなりました。

エアー・サプライといえばなんといってもボーカルのラッセル・ヒッチコックの爽やかなハイトーンボーカルが特徴で、優しいメロディにそのボーカルがマッチして大ヒットとなりました。
日本では、「ペパーミントサウンド」というよくわからないキャッチフレーズで特に夏の歌・夏のグループとして大人気でした。


今週 先週 song / artist
1 2 FUNKYTOWN / LIPPS, INC.
2 1 CALL ME / BLONDIE
3 14 COMING UP / PAUL MCCARTNEY & WINGS
4 4 DON'T FALL IN LOVE WITH A DREAMER / KENNY ROGERS w/KIM CARNES
5 5 SEXY EYES / DR. HOOK
6 6 BIGGEST PART OF ME / AMBROSIA
7 7 STOMP! / BROTHERS JOHNSON
8 8 HURTS SO BAD / LINDA RONSTADT
9 11 AGAINST THE WIND / BOB SEGER
10 10 CARS / GARY NUMAN
11 13 THE ROSE / BETTE MIDLER
12 12 I CAN'T HELP IT / OLIVIA NEWTON-JOHN & ANDY GIBB
13 20 LITTLE JEANNIE / ELTON JOHN
14 16 BRASS IN POCKET / PRETENDERS
15 15 BREAKDOWN DEAD AHEAD / BOZ SCAGGS
16 18 STEAL AWAY / ROBBIE DUPREE
17 19 SHE'S OUT OF MY LIFE / MICHAEL JACKSON
18 3 LOST IN LOVE / AIR SUPPLY
19 29 CUPID / SPINNERS
20 25 LET'S GET SERIOUS / JERMAINE JACKSON
21 38 IT'S STILL ROCK AND ROLL TO ME / BILLY JOEL
22 9 RIDE LIKE THE WIND / CHRISTOPHER CROSS
23 23 TRAIN IN VAIN / CLASH
24 33 LET ME LOVE YOU TONIGHT / PURE PRAIRIE LEAGUE
25 27 WONDERING WHERE THE LIONS ARE / BRUCE COCKBURN
26 17 ANOTHER BRICK IN THE WALL / PINK FLOYD
27 30 SHOULD'VE NEVER LET YOU GO / NEIL SEDAKA & DARA SEDAKA
28 28 THE SEDUCTION (LOVE THEME) / JAMES LAST
29 26 WITH YOU I'M BORN AGAIN / BILLY PRESTON & SYREETA
30 34 LADY / WHISPERS
31 32 GEE WHIZ / BERNADETTE PETERS
32 37 WE LIVE FOR LOVE / PAT BENATAR
33 22 YOU MAY BE RIGHT / BILLY JOEL
34 47 SHINING STAR / MANHATTANS
35 42 TWILIGHT ZONE/TWILIGHT TONE / MANHATTAN TRANSFER
36 36 I DON'T WANT TO WALK WITHOUT YOU / BARRY MANILOW
37 41 WE WERE MEANT TO BE LOVERS / PHOTOGLO
38 40 LOVE STINKS / J. GEILS BAND
39 39 DON'T SAY GOODNIGHT / ISLEY BROTHERS
40 45 NEW YORK, NEW YORK / FRANK SINATRA

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6 コメント

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さわやかですね (ミュウ)
2016-06-05 14:48:17
この曲は今でもよく聴きます。
ひたすら爽やかで、気持ちいいとしか言いようがありません。
こうした曲は現代ではなくなってしまいました。
だから、振り返ってしまいます。
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エアー・サプライ (星船)
2016-06-05 20:41:32
ミュウさんこんばんは。
そうですね、後にも先にもこのグループほど爽やかで澄んだ音楽を聞かせてくれたアーティストはいませんでした。
私も今でもドライブ中などよく聞きます。すがすがしい日にはぴったりですね。
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Unknown (ローリングウエスト)
2016-06-08 07:10:41
オーストラリアから登場したバラードナンバー中心のデュオで、グラハム・ラッセルの繊細な曲作りと、ラッセル・ヒッチコックの伸びのあるボーカルが日本でも大人気(とりわけ女子大生に大受け)でございましたね~。邦題にはやたら「愛だの恋だの永遠だの」と青臭い題名が多く付けられており、口の悪い音楽評論家達は「オーストラリアのオフコース」などと憎まれ口を叩いていたもんです。(苦笑)。1980年の「ロストインラブ」登場でいい曲だと感銘し、次の「オール・アウト・ラブ」も第2位、そして第3弾「ときめきの愛を」が第5位と、全米デビューからいきなり3連続の大ヒットを飾って本当に目を丸くしたものです。
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Air Supply (星船)
2016-06-08 22:41:33
Air Supplyですが、日本での商業的な売り方には抵抗がありましたが、曲は良い曲だし、もちろんラッセル・ヒッチコックの誰にもまねできないボーカルは素晴らしい、何度聞いても飽きない名曲ぞろいですね。
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Unknown (T.N)
2018-11-15 21:01:01
『オーストラリアのオフコース』と言ったのはタモリですね。
まぁどちらも好きではないのでしょう(笑)
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オーストラリアのオフコース (星船)
2018-11-17 21:02:27
T.Nさんこんばんは。
彼らのことを「オーストラリアのオフコース」と呼んでいたのは私も聞いたことがあります。初めに言ったのはタモリさんだったのですか?
爽やかなボーカルからきているのでしょう。
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