ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード Billboard All American Top40 1988年1月30日付 INXS - Need You Tonight

2024-01-28 22:51:26 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年1月30日付、この週も1位の交代がありました、2位から上がって1位はINXSの"Need You Tonight"。INXSですが、オーストラリア出身のロック・ポップグループ。1982年の"The One Thing"が最高位30位で初のTop40ヒット。つづいて1985年に"What You Need"が最高位5位、この曲で3曲目のTop40ヒットで2曲目のTop5ヒット、ついにNo.1獲得です。

2位は3位からアップ、Tiffanyの"Could've Been"。Tiffanyですがアメリカ出身のポップス歌手。初のヒット曲"I Think We're Alone Now"がNo.1を記録、続くシングルのこの曲で2曲連続のTop3ヒット、2曲連続のNo.1目前まできました。

3位は5位からアップ、The Banglesの"Hazy Shade Of Winter"。原曲はSimon & Garfunkelの"A Hazy Shade Of Winter"「冬の散歩道」です(原曲には「A」が付いていますね)。1966年の曲で最高位は13位、20年の時を経てヒットチャートに帰ってきました。The Banglesとしては、初のヒットシングル"Manic Monday"が2位、この曲で5曲目のTop40ヒットで、年間1位のメガヒット"Walk Like an Egyptian"を含め、この曲で3曲目のTop3ヒットです。

4位は1週間の1位からダウン、Michael Jacksonの"The Way You Make Me Feel"。アルバム『Bad』からは、ファーストシングルの"I Just Can't Stop Loving You"、セカンドシングルの"Bad"と2曲連続のNo.1、ついにこの曲で、アルバムから3曲連続のNo.1を記録しました。Michael Jacksonのソロヒットとしては、この曲で20曲目のTop40ヒット、11曲目のTop3ヒット、これで9曲目のNo.1となりました。

5位は8位からアップ、Exposeの"Seasons Change"。Exposeですが、アメリカ出身の女性ポップスボーカルグループ。デビューアルバム『Exposure』からは、最高位5位→5位→7位と3曲連続のTop10ヒットを記録、この曲で4連続のTop40ヒット、Top10ヒットで、3曲目のTop5ヒットとなりました。

この週1位はINXSの"Need You Tonight"。1位はこの1週間ですが、年間チャートはなんと第2位。Hot100には25週、Top40には17週間滞在するロングヒットで、年度を代表する大ヒットになりました。

INXSですが、デビューは1980年、Michael HutchenceとFarriss3兄弟を中心に結成された、オーストラリア出身のロックグループ。このブログで、2回連続のオーストラリア出身グループの曲紹介となりました。

アメリカでの初のヒットは3枚目のアルバム『Shabooh Shoobah』からのシングル"The One Thing"が最高位30位。つづいて、5枚目のアルバム『Listen Like Thieves』からのシングル"What You Need"が最高位5位を記録します。ファンクなロックでいい曲でしたね。こちらをご覧ください→→→

彼ら3曲目のTop40ヒットのこの曲"Need You Tonight"、初のNo.1の特大のヒットとなりました。曲の作者は中心メンバーのAndrew FarrissとMichael Hutchenceの共作。プロデュースはChris Thomas。これは"What You Need"と同じ作者・プロデューサーです。

この曲ですが、彼ら6枚目のアルバム『Kick』からのファーストシングルカット。このアルバムですが、最高位こそ3位でしたが、1988年の年間チャートでは第4位、シングルとともにアルバムも大ヒットとなりました。

曲は、このバンドの特徴のファンキーでダンサブルなロック。ゴキゲンな曲ですね。


今週 先週 song / artist
1 2 NEED YOU TONIGHT / INXS
2 3 COULD'VE BEEN / TIFFANY
3 5 HAZY SHADE OF WINTER / BANGLES
4 1 THE WAY YOU MAKE ME FEEL / MICHAEL JACKSON
5 8 SEASONS CHANGE / EXPOSE
6 10 I WANT TO BE YOUR MAN / ROGER
7 4 GOT MY MIND SET ON YOU / GEORGE HARRISON
8 11 HUNGRY EYES / ERIC CARMEN
9 6 CANDLE IN THE WIND / ELTON JOHN
10 7 TELL IT TO MY HEART / TAYLOR DAYNE
11 13 I COULD NEVER TAKE THE PLACE / PRINCE
12 18 WHAT HAVE I DONE TO DESERVE THIS? / PET SHOP BOYS & DUSTY SPRINGFIELD
13 17 SAY YOU WILL / FOREIGNER
14 15 TUNNEL OF LOVE / BRUCE SPRINGSTEEN
15 21 DON'T SHED A TEAR / PAUL CARRACK
16 14 CRAZY / ICEHOUSE
17 20 I LIVE FOR YOUR LOVE / NATALIE COLE
18 23 EVERYWHERE / FLEETWOOD MAC
19 12 THERE'S THAT GIRL / HEART
20 9 SO EMOTIONAL / WHITNEY HOUSTON
21 31 SHE'S LIKE THE WIND / PATRICK SWAYZE(FEATURING WENDY FRASER)
22 26 POP GOES THE WORLD / MEN WITHOUT HATS
23 25 HONESTLY / STRYPER
24 34 NEVER GONNA GIVE YOU UP / RICK ASTLEY
25 30 PUMP UP THE VOLUME / M/A/R/R/S
26 27 PUSH IT / SALT-N-PEPA
27 32 CAN'T STAY AWAY FROM YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
28 16 FAITH / GEORGE MICHAEL
29 35 I FOUND SOMEONE / CHER
30 37 FATHER FIGURE / GEORGE MICHAEL
31 19 IS THIS LOVE / WHITESNAKE
32 24 SHAKE YOUR LOVE / DEBBIE GIBSON
33 40 I GET WEAK / BELINDA CARLISLE
34 22 CHERRY BOMB / JOHN COUGAR MELLENCAMP
35 39 853-5937 / SQUEEZE
36 42 BECAUSE OF YOU / COVER GIRLS
37 45 JUST A LITTLE PARADISE / DAVID LEE ROTH
38 28 CATCH ME / PRETTY POISON
39 52 LOVE OVERBOARD / GLADYS KNIGHT & THE PIPS
40 53 ENDLESS SUMMER NIGHTS / RICHARD MARX

コメント (23)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アイスハウス Icehouse - Cra... | トップ | ストライパー Stryper - Hone... »
最新の画像もっと見る

23 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大ヒットが約束 (hannah)
2024-01-28 23:24:39
星船さん、こんばんは。
INXS初の№1おめでとうございます。
全米で実質3枚目のアルバムで初の№1ですが、前作♪What You Need♪の時からこの大ヒットは約束されていたような気がします。
これまでのオーストラリア勢と異なるのは、ファンキーさを備えているところでしょうか。
特に♪What You Need♪は彼らのヒット曲でも一番のお気に入りでした。
返信する
Mediateに続くビデオがよかったです (音時)
2024-01-28 23:42:29
http://neverendingmusic.blog.jp/archives/22098134.html
サウンドもいいのですがビデオもカッコいいですよね。アルバムで“Need You Tonight”に続く“Mediate”と連続するPVがなおカッコよかったです。単語をフリップでめくっていくのも当時流行りましたね。マイケル・ハッチェンスにはもっと生きてほしかった(R.I.P...)。
返信する
Unknown (太ったボンジョビ ( -о-))
2024-01-29 12:40:04
93年あたりだったか、彼らのライブベイベーライブ❗
買わなかったなぁ~。ヒット満載なのに。落ち込んでいたかな?
だって音楽で元気になる、てなことは考えもしなかったなあ。ハッチェンスさんは時代の寵児だったかな?
私的なマイナスなお話でごめんなさい😫
返信する
ファンキーでダンサブルなロックでのNo.1 (星船)
2024-01-29 17:54:15
hannahさんこんばんは。
INXS初のNo.1で、年間2位の大ヒットでしたね。ロバート・パーマー張りのファンキーなロックでの大ヒットでした。オーストラリアのバンドでは、リトルリバーバンドがファンキーなところもありましたが、それよりもファンキーでダンサブルなロックでのNo.1獲得でした。
返信する
連続PV (星船)
2024-01-29 18:06:10
音時さんこんばんは。
“Mediate”に連続するPV、見ましたよ、かっこいいですねー。曲も連続するように作ってあるのですね。
マイケル・ハッチェンス、天才的ですよね、それだけ繊細だったのでしょうか、37歳、もっと活躍して欲しかったですね。
返信する
Live Baby Live (星船)
2024-01-29 18:10:35
太ったボンジョビさんこんばんは。
ライブは聞いたことはなかったですが、INXSの音楽は、ダンサブルでソウルフル、元気も出そうです。Live Baby Liveの1991年のPVがありましたので見てみましたがカッコいいじゃないですか。他にも結構ハードな曲もありますね。
返信する
Unknown (太ったボンジョビ ( `◇´)ゞ)
2024-01-29 22:48:14
彼らのこのときのアルバム、キックバックもジョージマイケル同様にパチって景品で…へへへ。
A④、A③、A②と1位、2位、3位となんともうらやましいチャート成績😃ですこと。曲も✨⛴️さんのように、ファンキーな感じを受けましたね。(ブラックならフォンク、白ならファンキー)
でもさらにA①のガンジンザスカイが良かった♥️
「ヴッ、ヴッ、ア~ッ」みたいなの、ハッツァンがヤるからひたすらカッチョイー、になりますな?
返信する
C.Thomasとのコンビ (hannah)
2024-01-29 23:55:59
星船さん、こんばんは。
プロデューサーは前作に続いてC.Thomasですね。
彼はイギリスを中心に多数のアーティストのプロデュースで有名ですね。
彼とのコンビがうまくいって大成功につながったのでしょうね。
それにしても、今後しばらくはM.Hutchenceは時代の寵児のような活躍でしたが。
返信する
4曲連続でのTop10入り (星船)
2024-01-30 15:12:04
太ったボンジョビさんこんにちは。
"Guns in the Sky"聞きましたよ。オープニングで、2分ちょっとという時間もちょうどぴったりっていうところでしょうか。カッコいいアルバムの始まり方ですね。
シングル4曲連続でのTop10入りの、全部年間100位以内、大ヒットでしたね。
返信する
ホワイトアルバムから (星船)
2024-01-30 15:16:39
hannahさんこんにちは。
Chris Thomasさんですが、なかなか凄腕プロデューサーですね。なんでも、ビートルズのホワイトアルバムのアシスタント・プロデューサーだったとか。60年代から活躍しているみたいですよ。この間出てきたエルトン・ジョンの80年代初めころものアルバムもChris Thomasさんプロデュースの作品ですね。
返信する

コメントを投稿

1988年ビルボードTop40」カテゴリの最新記事