ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

グロリア・エステファン Gloria Estefan & Miami Sound Machine - 1-2-3(1988年の洋楽 Part33)

2024-08-22 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart33は、Gloria Estefan & Miami Sound Machineの"1-2-3"。最高位は8月20日付の1週のみの第3位。年間チャートは62位。No.1となった"Anything for You"に次ぐヒット、バンド2曲目のTop3ヒットとなりました。

Gloria Estefan and Miami Sound Machineですが、アメリカフロリダで結成されたラテン系ポップバンド。なんといってもバンドの中心は、キューバ系アメリカ人ボーカリスト「グロリア・エステファン」です。

70年代中ごろから、「Miami Sound Machine」として活動を開始、ラテン系ミュージックのアルバムをコンスタントに発表し、ラテンアメリカでは人気バンドとしての地位を確立していきます。

1985年に発表した彼ら9枚目のアルバム『Primitive Love 』が初めてビルボードのレギュラーチャートにも登場、シングルカットされた"Conga"が最高位10位を記録する初のTop40ヒット、このアルバムからは合わせて4曲のTop40シングルが生まれ、アメリカでのメジャーなラテンポップバンドとして認められるようになります。

1987年には、続く10枚目のアルバム『Let It Loose 』をリリース、このアルバムも前作を上回る大ヒットとなり、このアルバムからは、最高位5位を記録した"Rhythm Is Gonna Get You" を皮切りに連続してTop40ヒットが生まれ、4曲目のシングルカット曲"Anything for You"で、ついにNo.1を記録、アルバムも最高位6位、年間13位となる大ヒットアルバムとなります。"Anything for You"については、こちらをご覧ください→→→

"1-2-3"ですが、アルバム『Let It Loose 』から5曲目のシングルカット曲、5曲目にして最高位3位を記録する大ヒットになりました。曲の作者はGloria Estefanと、バンドドラマーのEnrique Garciaの共作。

5曲目のシングルではありましたが、この曲は、しっとりとしたバラードソング"Anything for You"から一転、ポップで明るいラテンミュージック、これぞ「ラテンポップ」、覚えやすく、これはヒットするでしょう、と聞いてすぐ思った曲でした。5曲目のシングルに、このヒット性の高い曲を持ってくるところに、この頃のGloria Estefan and Miami Sound Machineの勢いを感じました。日本でも大ヒットしましたね。

コメント (14)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ビルボード Billboard All Am... | トップ | ビルボード Billboard All Am... »
最新の画像もっと見る

14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
夏らしい曲 (hannah)
2024-08-22 21:27:07
星船さん、こんばんは。
この曲は夏のヒット曲です。
MSMのヒット曲には♪Conga♪などアップテンポの曲がありますが、この曲が一番夏らしい曲でした。
4曲目のシングルが№1、5曲目のシングルでこんなによくできた曲。
ヒットポテンシャルが高い曲が多かったです。
返信する
Unknown (フェイストゥフェイスさん🧏‍♀️)
2024-08-22 21:37:00
みなさん、84年なんですけどー、アタシらホッシーさんに無視されちゃいました😢
ちょっとエモエモなんで、日本でちょろっと話題にも昇ったっぽいし、太というファンも居たみたいなんだけど残念でした。まーしょーがないかな?ちょっと思い出してやってくださいな。
やっぱりカウントダウンよりもイノキスタイルの方が勢いあるわよね~🐽
返信する
Unknown (音時)
2024-08-23 08:52:20
https://neverendingmusic.blog.jp/archives/24833955.html
Miami sound machineからグロリア・エステファンの名前のついたアーティスト名に変わりましたね!歌詞は1、2、3.4
そして、5、6、7、最後に8、9、10、11まで歌われるのが面白いです。普通キリのいいのは10までなのに😅
返信する
Unknown (太ったボンジョビ ( 。•̀ω-)★)
2024-08-23 19:50:42
そして私もバナさんと同じで「5枚目にしてこんなに華やかな…🐽」とちょっとそわそわしました。
ケーシーさんのトップ40の1曲目、「ナンバーフォーティ~~」からの「ワットゥツリッフォッ、なんちゃらかんちゃら…♪」がもう「こりゃ5枚目でも売れるんじゃねーの?」と納得してしまいましたが、果たして3位まで行ったとはこりゃすごい。
エニシンフォーユーはアウトロ以外は刺さらなかったのですが、123はあからさまに奪いに来てましたなあ。
そーいや国道123号線のホテル「ルート123」はまだあるのかなあ?なんちゃって…デヘヘ…🥰
返信する
Unknown (かんた)
2024-08-23 21:01:35
Wikipediaによると、グロリア・エステファンはもともとはキューバ生まれだったんですね。
そんでもってお父さんは元軍人で、革命前はフルヘンシオ・バティスタ大統領のボディーガードを務めていたとか。
そんな血筋だからでしょうか、同じラテン系でも、彼女の音楽はどちらかといえば、サルサとかマンボのような中米に近いのテイストを感じてしまいます。
返信する
このグループの実力 (星船)
2024-08-23 22:09:00
hannahさんこんばんは。
Miami Sound Machineは、ラテン系の明るいダンスミュージックの間に、時々バラードが混じる、そこがこのグループの魅力ですね。この曲は、そんな中の、ラテン・ダンスミュージックで、覚えやすい、ヒット性の高い曲でした。そんな曲を、5枚目のシングルに持ってくる、そこがこのグループの実力の凄さを感じるところです。
返信する
10-9-8 (星船)
2024-08-23 22:13:48
フェイストゥフェイスさんこんばんは。
おーっと、ありましたねー、「10-9-8」って曲でしたっけ。私録音もしてあったのですけどもねぇ、カッコいい曲でした。でもすぐに落ちてしまって、紹介できなくって残念でした。
返信する
「eleven」まで (星船)
2024-08-23 22:19:17
音時さんこんばんは。
そうそう、この曲、「eleven」まであるのですよね。気にはなっていました。歌詞を拝見して、「ずっと数えている」の「ずっと」を言いたかったのでしょうか、と、勝手に納得してしまいました。
この曲は、アルバムの最初のシングルだったら、もしかすると1位になったかもしれないヒット性の高い曲でした。
返信する
5枚目にして (星船)
2024-08-23 22:22:42
太ったボンジョビさんこんばんは。
バラードもいいけど、この曲は、アルバムの最初のシングルだったら、もしかすると1位になったかもしれない曲でしたねぇ。この曲を5枚目に持ってくるところが、このグループの凄いところでしょう。
ちなみに静岡県には「555」っているホテルがあります。
返信する
ラテンに中米の音楽が (星船)
2024-08-23 22:29:15
かんたさんこんばんは。
グロリア・エステファンは、キューバから亡命してアメリカにきた方なのですよね。苦労したのでしょう。旦那のエミリオ・エステファンも、キューバ出身だとのこと、このグループには、ラテンに、中米の音楽が加わっての明るい情熱的な音楽になったのでしょうね。それにしても大統領のボディーガードですか、大変な時代を生きていたのがわかります。
返信する

コメントを投稿

'88年洋楽」カテゴリの最新記事