ロックファンの方ならもちろんご存知ロッド・スチュワート、1960年代後半からジェフ・ベック・グループやフェイセズで活躍、ソロになってから"Maggie May"、"Tonight's The Night"、"Da Ya Think I'm Sexy?"の3曲のNo.1ヒットを含む数々の大ヒットを持っている偉大なロックシンガーです。
1982年1月30日付ビルボード All American Top40、10週間ぶりについに1位の交代がありました、4位から上がっての1位はDaryl Hall & John Oatesの"I Can't Go for That"。5週間続けた4位から突然上がって驚きの1位獲得です。数々の大ヒットを持っている大人気デュオHall & Oates、1981年に2週間の1位を記録した"Private Eyes"に続くなんと彼ら4曲目のNo.1ヒットです。
2位は前週と変わらずこれで10週目の記録的な連続2位、1位に君臨していた"Physical"が落ちましたが残念ながら1位獲得なりませんでした、Foreignerの"Waiting For A Girl Like You"。大人気ロックグループForeigner、2位を記録した"Double Vision"に続く通算3曲目のTop3ヒットです。
3位は前週と変わらず、J. Geils Bandの"Centerfold"、J. Geils Band、1974年に12位を記録した"Must of Got Lost"がこれまでの最高順位、その後良い曲を出していたのですがいずれも30位台止まり、この曲で初めての大ヒットです。
ついに通算10週間の1位からダウンしての4位、歴史的大ヒット、Olivia Newton-Johnの"Physical"。ポップスディスコ調のこの曲で1980年に1位を記録した"Magic"以来のNo.1。1974年の"I Honestly Love You/愛の告白"のNo.1獲得を皮切りにジョン・トラボルタとのデュエット"You're The One That I Want/愛のデュエット"を含めて5曲目の1位獲得です。
5位は前週と変わらず、Quarterflashの"Harden My Heart"。Quarterflash、デビューシングルのこの曲でいきなりのTop5ヒットとなりました。
この週2位は10週間連続の記録的な2位Foreignerの"Waiting For A Girl Like You"。
残念ながら1位にはなれませんでしたが年間チャート19位、彼ら最大のヒットとなりました。
フォリナー、元キング・クリムゾンのイアン・マクドナルドと元スプーキー・トゥースのミック・ジョーンズの2人が中心として結成した米英混成ロックバンド、ヴォーカルのルー・グラムの存在も大きく、ロック、ポップス、プログレを融合した新しいタイプの曲で大ヒットを連発しました。
1977年に4位を記録したファーストシングル"Feels Like The First Time"を皮切りに、この曲で5曲目となるTop5ヒットです。
"Waiting For A Girl Like You"ですが、アルバム『4』から"Urgent"に続く2曲目のシングルカット。素晴らしいロックバラードの名曲です。
アルバムからの2曲目のシングルですが、バンドで最も売れたヒットした曲となりました。
曲はミック・ジョーンズとルー・グラムの作、ルー・グラムのボーカルの素晴らしさ・魅力あふれる曲です。
特徴あるシンセサイザーを演奏しているのはトーマス・ドルビー、1983年に"She Blinded Me With Science(彼女はサイエンス )"というなかなか特徴ある曲で全米第5位を記録した人ですね。
"Waiting For A Girl Like You"、チャートではすごい記録を作りました。10週間の2位です。残念ながら"Physical"を抜けませんでした。
そしてこの1月30日付のチャートで"Physical"が落ちたのに、Daryl Hall & John Oatesの"I Can't Go for That"になんと1位をさらわれてしまったのです。この週だけでも1位になって欲しかった。それでも1位になれなかった曲ということでチャートでも記憶に残る名曲でした。
Foreignerはその後1985年に"I Want To Know What Love Is"で初めての1位を獲得することになります。
チャートではもう一つ、年間チャートで19位という不当に低い順位でした。Foreignerはビルボードに恨みでも買っていたのでしょうか?と思ったものです。"Physical"のときに紹介したビルボード55周年を記念した55年間のTop100「Billboard Hot 100 55th Anniversary Top 100」ではなんと90位にエントリーしていて、事実上年間Top10に入る大ヒットでした。
今週 先週 song / artist
1 4 I CAN'T GO FOR THAT (NO CAN DO) / DARYL HALL & JOHN OATES
2 2 WAITING FOR A GIRL LIKE YOU / FOREIGNER
3 3 CENTERFOLD / J. GEILS BAND
4 1 PHYSICAL / OLIVIA NEWTON-JOHN
5 5 HARDEN MY HEART / QUARTERFLASH
6 6 LEATHER AND LACE / STEVIE NICKS
7 7 TURN YOUR LOVE AROUND / GEORGE BENSON
8 8 LET'S GROOVE / EARTH WIND & FIRE
9 10 THE SWEETEST THING / JUICE NEWTON
10 11 HOOKED ON CLASSICS / ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA
11 12 COMIN' IN AND OUT OF YOUR LIFE / BARBRA STREISAND
12 13 COOL NIGHT / PAUL DAVIS
13 14 SHAKE IT UP / CARS
14 16 WAITING ON A FRIEND / ROLLING STONES
15 15 SOMEONE COULD LOSE A HEART TONIGHT / EDDIE RABBITT
16 17 LEADER OF THE BAND / DAN FOGELBERG
17 18 TAKE IT EASY ON ME / LITTLE RIVER BAND
18 19 COME GO WITH ME / BEACH BOYS
19 22 SWEET DREAMS / AIR SUPPLY
20 21 YOU COULD HAVE BEEN WITH ME / SHEENA EASTON
21 29 OPEN ARMS / JOURNEY
22 9 TROUBLE / LINDSEY BUCKINGHAM
23 23 SHE'S GOT A WAY / BILLY JOEL
24 26 LOVE IS ALRIGHT TONIGHT / RICK SPRINGFIELD
25 30 THROUGH THE YEARS / KENNY ROGERS
26 25 YOUNG TURKS / ROD STEWART
27 20 I WOULDN'T HAVE MISSED IT FOR THE WORLD / RONNIE MILSAP
28 24 YESTERDAY'S SONGS / NEIL DIAMOND
29 43 MIRROR, MIRROR / DIANA ROSS
30 33 LOVE IN THE FIRST DEGREE / ALABAMA
31 35 KEY LARGO / BERTIE HIGGINS
32 39 SOMEWHERE DOWN THE ROAD / BARRY MANILOW
33 36 WORKING FOR THE WEEKEND / LOVERBOY
34 37 ALL OUR TOMORROWS / EDDIE SCHWARTZ
35 38 SEA OF LOVE / DEL SHANNON
36 40 ABACAB / GENESIS
37 52 THAT GIRL / STEVIE WONDER
38 45 PAC-MAN FEVER / BUCKNER & GARCIA
39 54 SPIRITS IN THE MATERIAL WORLD / POLICE
40 28 DON'T STOP BELIEVIN' / JOURNEY