筒井康隆の『パプリカ』を読んだ。
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筒井康隆的近未来SF作品。精神病患者の夢の中に入って治療を行うという設定。しかし、そこには病院内の権力闘争もあって・・・。
終盤には夢と現実が混在してきて一歩間違えるとグダグダになりそうな展開だが、そこは筒井康隆、なんとかうまくまとめている。ちとご都合主義的な印象は否めないが、まずまず楽しく読める作品。
1月19日(火)
この日のランチは伏見区の鳥せい本店でいただいた。蔵元が経営する人気の鳥料理のお店。
前回は9ヶ月ほど前で、ファサードは撮り忘れで前回のもの。
写真はランチメニュの一部だが、前回より微妙に値上げされている。
いただいたのはいつも通り親子丼780円(税込)。みそ汁とお漬物付き、食後のコーヒー付き。みそ汁は+100円でかす汁にチェンジ。
やや甘めの味付けで、とろとろのたまごに歯応えしっかりの鶏肉が美味しい!
かす汁は大根、人参、こんにゃく、鶏肉、ねぎと具だくさん。さすがに蔵元のかす汁は美味しい!
平日はこれにコーヒー付きで、この値段はリーズナブルな印象。もちろんまた行くよ。昼間から焼鳥で一杯やってる人が多く羨ましく、いつも言うが今度は昼呑みに行きたいなぁ。
1月17日(日)
この日のランチは下京区のてらまち福田でいただいた。
寺町通り沿い、仏光寺を下った西側のビルの2階にあるお気に入りの和食のお店。前回は4か月前でランチは前回以来の2回目。前回のあとに夜に伺ったのだが、さすがに人気店で満席で断られた。
ランチメニュはどれもおいしそう。
いただいたのは鯖寿司と鯛花巻にゅうめん1,000円(税込)。真ん中の小皿はシジミと昆布の佃煮で、これもおいしくてお酒がほしくなるよねぇ。
鯖寿司はいつも通り、〆方軽めの鯖で美味しい!
にゅうめん、手前は生麩で海苔の向こうには鯛が4切れ。この鯛が美味しい!
やはりおいしくて、この味でこのお値段はかなりお値打ちだと思う。また行かないといけないよねぇ。
今邑彩の『そして誰もいなくなる』を読んだ。
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伝統ある女子高で、演劇部がアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を上演したのだが、お話の最初で死ぬ役の少女が、ウィスキー(中身は紅茶)を飲んだとたんにホントに死んでしまった。その後次々に、お芝居の役柄にあわせて順番に、女子高生が殺されていく・・・。
よくひねられたミステリーで、意外な犯人と展開にやられた感あり。おまけに別の殺人事件も絡めていて、読み応えたっぷり。楽しく読める作品だ。
以下ネタバレを含むので未読の方は読まないで。
犯人が意外な人物なのはもちろんだが、犯人がひとりではないのがミソ。これで読者を惑わせる。おまけに別の殺人事件も絡んできて・・・。なかなかに上質なミステリー、アガサ・クリスティ リスペクトな作品だ。
京都でもコロナウイルスの感染拡大防止のため緊急事態宣言が出された。それに伴って飲食店に時短要請が出されて、ほとんどの飲食店では20時閉店、酒類の提供は19時までの時短営業に移行している。ホントに意味があるの?これ。
わたし仕事終わりが19時過ぎのことが多く、20時を超えることも多々ある。それでこんな時短営業されたらどこにも行けないじゃん。ってわけで晩ご飯難民に・・・。もちろん大勢で宴会してたら感染リスクがあるのはわかるが、おっさんが一人でおとなしく黙って呑むのは全然リスクないでしょ。馬鹿げてる、頭の悪い知事を選んだ有権者の責任だ。
こんなことしてたら、酒類提供がメインの夜営業のお店は間違いなく経営が成り立たない。お気に入りのお店がなくならないことを祈るよ。
佐藤正午の『花のようなひと』を読んだ。
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ショーショートの作品28編と短編の「幼なじみ」が収録されている。ショートショートの作品はタイトル通りすべての作品に花がでてくる。そしてすべての作品に牛尾篤の挿絵が入っているという新しいタイプの小説。
ただ、この著者は短編(特にショートショート)ではその良さが出ないなぁという印象。ちと喰い足りない気分で残念だったなぁ。
DVDを買って「ショーシャンクの空に」を観た。
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冤罪で終身刑となって服役する主人公。刑務所のなかでいろんな屈辱的なことを受けながらも希望を失うことなく、刑務所内の改革を進めていく。20年ほど服役したころ、彼の冤罪を証明するような服役囚が現れて・・・。
観応えたっぷりの作品で、主演のトム・ロビンス、モーガン・フリーマンなど俳優陣の公演が光る。素直に感動できる作品。以下ネタバレを含むので未見の方は読まないように。
冤罪をはらす展開になるのかと思ってみていたのだが、まさかの脱走劇。なるほどそうくるのか。