6月26日(土)
この日のランチは伏見区のKの食卓 本店でいただいた。
新堀川通大手筋を上った西側にあるパチンコ店 京一本店敷地内にある食堂。わたしパチンコはしないので知らなかったのだが、いろんなところで紹介されている激安食堂ってことで一度行ってみたいと思っていたお店。
こちらがパチンコ店で、その向かいにある食堂、店内はそんなに広くない。
かけうどん200円、きつねうどん250円、カレーライス280円など激安の食堂で、一番高いメニュの冷やし中華そばでも440円。
お手拭きはパチンコ店のもの。
いただいたのは和風中華そば260円。トッピングはメンマ、ゆで卵、ネギ、海苔で、スープはお出汁の効いた旨味あるあっさり味。麺は細めのストレート。絶賛するほどではないものの、このお値段なら全然あり。
通りからはわからないのでこんなお店があるとは知らなかったなぁ。学食のような値段設定にびっくり。パチンコ店なので駐車場がしっかりあって、近くに行くときは立ち寄りたいお店だ。
伊坂幸太郎の『ホワイトラビット』を読んだ。
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妻を誘拐されて、折尾という男を見つけて来いと言われた兎田。折尾がいるとみた家に押し入ってみると・・・。
まさに伊坂ワールド全開。ユーモアたっぷりの会話に驚きの展開、時系列を入れ替えながらの語りにまんまと騙されてしまう。終盤に一気の伏線の回収で面白くて一気に読了、いやー、楽しかった。素直に騙されたいむきにはおススメだ。
以下ネタバレを含むので未読の方は読まないように。
読んでいる方としては、兎田に侵入された家の父親だと思っていた男が黒沢で、さらに折尾と思っていた男がやはり黒沢で、2度びっくり。そして兎田が佐藤家に籠城していると思っていたら、実はその隣家に中村と今村が籠城したふりをしていたとは・・・。誘拐犯の居所を調べる技もけっこう強引だがなるほどな印象で面白い。でも、小説だからできるトリックで映像化は無理だよねぇ。
6月23日(水)
この日は下京区のガスト京都四条大宮店で呑んだ。
ようやく緊急事態宣言が明けて、京都のお店でお酒を飲むのはいつ以来だろう?前回のガストはひと月ちょっと前。
まずはハッピーアワーの生ビール220円とグラスワイン赤109円でスタート。
前回と同じくいろいろ野菜のミックスサラダ(S)329円でビールとワインががすすむ。
これも前回と同じくこんがりチーズのポテトグラタン329円。クリーミィでおいしくていいねぇ。
もちろん生ビールとグラスワイン赤をおかわり。
海老といかのシーフードサラダ(S)439円で〆。
〆て1,800円弱で、やっぱり安くていいねぇ。もちろん株主優待券利用で、当然だがまた行くよ。
西加奈子の『サラバ!』を読んだ。上中下巻あわせて900頁超の長篇作品で直木賞受賞作。
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主人公である圷歩の一人語りのお話。圷家(今橋家)の家族を中心に歩の友人など周りの人と歩の心情を歩の視点で描く作品で、登場人物に個性的な人物が多く、いろんなエピソードを楽しく読みすすめられる。だが、下巻の展開にはかなり無理があり、さらに頭髪が薄くなり仕事も減ってきた主人公の言動は正直読んでいて痛々しい。ラストも中途半端な終わり方で・・・。
読み終わっての感想は、面白いんだけどなんだかなぁ・・・って感じ。評価のわかれる作品だと思う。さすがに引き込む文章力はなかなかで、長篇ながら面白くて一気に読了。ただ読後感は微妙だなぁ。