ブルックリン橋のたもとに繋いだボートの音楽堂バージミュージックにて、ドヴォルジャークのピアノトリオ(Dumky)を聞く。
ドリス(スティーブンソン)のピアノ、ジェフ(ソロー)のチェロ、ヴァイオリンはバージの音楽監督マーク。マークは、トリオで乗りに乗った。火の玉みたいな演奏をした。一曲目ベートーベンを弾いたマークとは別人みたいだった。演奏者が興奮する、客も興奮させる曲なのだ。聞き終わっても私の体の震えが止まらないよ、と言ったら、マークが喜んで、それがぼくからの結婚祝いと、にやにやした。つい桟橋の先まで走りたくなるような、風に乗って踊りたくなるような曲だった。
(注)
これまでの、そして今後一切の、このブログに書かれる「音楽に関するコメント」は(言うまでもないことですが念のため)、一素人音楽ファン十七子の感想であり、コンサートチェリストの夫楼前先生の意見とはぜんぜん異なることをあらかじめお断りします。