塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

インテルが陥った混迷の背景(2)

2010-11-22 22:25:53 | 日記
 インテルが6位と中位に低迷しているのは、故障者が多いという点も挙げられ
ます。

 ですのでベニテス以下コーチ陣やドクターも含め、今1度フィジカル・トレーニ
ングの内容を見返す必要があると思います。

 イタリアはイングランドとは異なりクリスマス休暇がありますが、ピッチの状態が
芳しくないジュゼッペ・メアッツアの存在を考えるならば、今こそフィジカルを再度
鍛えなおして、どんなピッチ・コンディションにも対応できる体を、選手達が準備せ
ねばなりません。

 またベニテス政権下の続行を希望するならば、冬の移籍市場でピッチ上でベニテスの
補佐ができる選手を獲得すべきでしょう。

 残念ながら3冠を達成した選手をいじらない方法は最適だと思われましたが、結果は
そうではなかった。

 僕も当初は3冠を維持できた体制を評価していましたが、やはり

 「輸血」

 既存の選手を刺激するための最低限の補強(例えばマイコンの後釜)は必要だったの
です。

 もしリバプールが商談に応じるなら、ベニテスの愛弟子を獲得してベニテスの負担を
軽くすべきでしょうね。

 ターゲットにするならばオランダ代表のカイトでしょうか。

 カイトにはトーレスのような華々しさ、ジェラードのような勝負師としての威厳がある
わけではありません。

 でも最後まで勝負を諦めず、懸命にボールを追う姿が弛緩した今のインテルに必要でし
ょうし、カイトのようのプレスに長けたFWが加われば、最終ラインにかかる負荷が軽く
なり、同時にミリートやエトーがゴールを奪うことに集中できます。

 まだ勝負を投げ出すには早すぎます。

 ベニテスを簡単に見限るのではなく、まずは彼の下でやるべきことをやりましょう。

 そうインテルの首脳陣にはお願いしたいですね。
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インテルが陥った混迷の背景

2010-11-22 22:11:15 | 日記
 敵地でのキエーボ戦に1-2で破れ6位に沈むインテル。

 首位のミランとの勝ち点差は「9」にまで開き、極端な話年内にもリーグ制覇を
諦め、チャンピオンズ・リーグのみに焦点を絞る形に軌道修正を図るかもしれませ
ん。

 そしてこの勝ち点差9より痛いのが、低迷するクラブを引っ張ってきたエトーに
最低でも3試合の出場停止処分が下される可能性があるからです。

 キエーボのボスチャン・チェサルに頭突きを見舞ってしまったからで、エトーを
挑発したと見られるチェサルにも、2試合の出場停止が加算されるようですが、年
内の試合にエトーが出場することは、非常に厳しくなりました。

 エトーの出場停止でインテルのFW陣のやりくりが、非常に厳しくなった事は確か
です。

 その背景を探ってみますと

 「マリオ・バロテッリをマンチェスター・シティへ売却したこと」
 「3冠達成の立役者、ミリートの調子が去年ほど思わしくないこと。」

 の2点が挙げられます。

 新任のベニテスにとってある意味幸運だったのは、4-2-3-1の基本布陣を敷く
中で、エトーが昨シーズン同様3の両翼に入ることに、ためらいがあった、つまり本職
であるCFでの起用を望み、事実ミリートの離脱の背景もあり、エトーがその類稀な感
覚を発揮できる環境があったことです。

 エトーの離脱に伴い、ミリートとパンデフの2トップにするのか、それともパンデフ
とビアビアニーを両翼で起用し、4-2-3-1を続行するのかわかりませんが、僕な
らばインテルの選手が慣れている4-3-1-2で戦うことも、ひとつの策であると思
います。

 つまりミリート、パンデフとエトーいずれかの2トップを、スナイデルないしコウチー
ニョが支える形です。

 王者らしからぬ低空飛行を続けるインテル。

 何かしらの

 「止血」

 が必要ならば、僕は現段階でできる止血は、布陣の変更と選手の入れ替えが妥当だと
考えます。
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ファッションからムーブメントへ

2010-11-22 18:23:02 | 日記
 1993年のJリーグ創立から数年の間、サッカーは単なる

 「ファッション」

 でした。

 しかし18年後の今、サッカーはファッション、つまり単なる流行から脱却し多くの
ファンになくてはならない存在へと発展しました。

 「ムーブメント」

 へ移行したわけです。

 Jリーグの開幕間もない頃は、選手の多くがファッション誌のモデルとなり、沢山の
テレビ・コマーシャルに起用されましたし、地元のテレビ局はこぞってクラブの応援番組
を作成し、Jリーグ専門誌も次つぎと出版されました。

 誕生から18年、Jリーグは様々な浮き沈みを体験してきましたが、僕は現在の姿がリ
-グにとっては健全な姿のように思います。

 不必要な物は淘汰され、本当に必要なものだけが残って行く。

 人間に例えればお腹まわりの贅肉が削げ落ちて、本来の体型を取り戻した。

 そんな感じではないでしょうか?

 もしJリーグが過去から何も学んでいない単なるファッションのままだったら、トリニ
-タもヴェルディも、かつてのフリューゲルスのように、クラブが消滅していたかもしれ
ませんし、リーグは縮小していたかもしれない。

 でもファッションがムーブメント、ひとつの地域に根付いた存在に変化したからこそ、
この2クラブは紆余曲折ありながら、今でも活動しているわけです。

 もちろんJリーグに改善点が無いわけではありません。

 「アルディージャの入場者数水増し問題」
 「リーグのスケジュール問題」
 「将来J3は誕生するのか?」

 ファンや関係者が話し合うべき問題はたくさんあります。

 話し合うということは、即ちJリーグが今の日本に必要な存在であると認識されたこと
と言えます。

 日本人だけでなく、日本を訪れた外国の方にも関心を持って貰えるリーグに成長できる
よう、皆で行動していきたいですね。
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サッカーが市井に根付いている理由

2010-11-22 18:12:20 | 日記
 今日もマクドナルドで好物のチーズバーガーを買いました。

 人間は好物を食べた瞬間、しみじみ

 「美味いなあ。」

 と思い、同時に明日への活力や生きる希望を見出していると思うんです。僕の場合は
チーズバーガーが活力の源というわけです。

 サッカーが今も昔も市井に根付いているのは、ファンにとって生きる活力を与えている
からだと僕は思うのです。

 演劇や映画ももちろん大衆の娯楽ですが、劇場へ着ていく際の服装や飲食のお金の心配
があります。

 でもサッカーの観戦は普段着で構いませんし、おなかが空いたなら屋台で食事を済ませた
らよいわけです。ドイツでは温かいソーセージ、イングランドには名物のフィッシュ・アン
ド・チップスが、屋台の代表料理ですよね。

 少なくともスタジアムに居る間は、嫌なこと、不安なこと、心配事、それら全てを頭から
葬り去ることができますし、贔屓クラブが勝ったなら、試合の後勝利の余韻に仲間たちと酔
いしれることもできます。

 「彼らには出来た!!だから俺も頑張ろう!!」

 勇気を与えてくれるのがサッカーであり、ファンと選手が互いに励ましあうその姿勢が、
サッカーの大きな魅力だと思うのです。

 僕にしてもパルセイロのシンボルカラーであるオレンジやネイビーの服を着ている時は
気分が良いですし、練習を見にでかけて選手が話し掛けてくれた時は、嬉しい気持ちで一
杯ですからね。
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サッカー監督のマネージメント

2010-11-22 02:25:47 | 日記
 クラブ創設18年目にして初のリーグ制覇。

 来年の春先にはピクシーの手腕を解説したマネージメント本が発売され、書店に並ぶ
かもしれません。

 一昔前はプロ野球監督の自伝や管理術が、企業の管理職の参考書となってきましたが、
最近ではプロサッカー監督のマン-ジメントを参考にする方も多いようです。

 これらのビジネス本もその時代を反映していて、Jリーグ開幕後の1993年は

 「ハンス・オフト」
 「ジーコ」

 のふたりに関するマネージメント本が人気を呼び、最近ではイビチャ・オシムにジョゼ・
モウリーニョ、岡田武史などワールドカップやクラブで結果を残した監督の本が好んで
読まれています。

 例えば僕自身も

 「つくしてみないか全力を 松本育夫 実業之日本社」
 「ジーコのリーダー論   ジーコ 広瀬マミ訳 ごま書房」

 など監督のマネージ本を数冊もっています。

 やはり監督が大舞台に向けてどんな準備をしているのか、選手達にどんな言葉をかけ、
出場できない選手の心情をどう捉えているのか、皆興味があるのでしょう。

 特に僕の両親の世代、僕の世代、僕よりも若い世代にジェネレーション・ギャップが
あるのは当たり前ですし、付き合いかたに困惑しても不思議ではありません。

 だからこそプロの集団が日常どんな関係でいるのか。

 皆生きていく為の参考にしたいのですね。

 僕は最近オシム・レッスンを興味深く読みましたが、これからもサッカー監督の自伝と
マネージメント本は、数多く出版されてゆくでしょう。
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