塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

監督が選手を叱責する理由

2011-11-11 02:03:30 | 日記
 以前、全日本女子ソフトボールの監督を務めた宇津木氏が、

 「今日の試合はお前のせいで負けた!!」

 と不出来の選手の目前で名指しで批判した映像を、見た覚えがあります。

 その当時は

 「選手生命を奪いかねない発言を、この人はどうしてここまで堂々と口に出して言えるの
  だろうか?」

 という物でしたが、最近、監督の意図がわかってきました。

 ソフトボールもサッカーも、集団スポーツであることに変わりはありません。

 つまり選手ひとりの不出来が他の選手に波及してしまうと、取り巻く空気そのものが
澱んで精気の無いものに変化してしまうんですね。

 先日のやべっちFCで、FC東京GKの権田修一が

 「GKは他人のミスを救う事ができるところが魅力」

 と答えていましたが、それは他の選手が懸命に戦って上で初めて伴う気持ちであり、生半
可なプレイの選手のミスは、誰だって護ってやろうと思いませんし、責任だって被りたくは
無いでしょう。

 宇津木監督は、選手の「自覚」を促す意味合いで、選手に厳しい言葉をかけたのでしょう。

 つまり

 「自分のミスは他人に救ってもらうのではなく、まず自分がミスを補う行動をとれ!!」

 そう伝えたかったのでしょう。

 レッズもアビスパも成績低迷の理由は幾つもあるのでしょうが、幹部は勇気を振り絞って
説明責任を行って欲しいと考えます。
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責任の所在を明確にしなくてはいけない理由

2011-11-11 01:53:14 | 日記
 皆さんも自分の意志とは関係なく、突然

 「業務の責任」

 を負う羽目になったこと、ありませんか?

 例えば野球で先発投手が、1回ももたずに降板し中継ぎが急に登板すること、稀にありま
すね。

 この場合、勝敗は先発投手につかないはずですが、僕は勝敗に関係なく、一番の責任は
やはり彼にあると思います。

 彼が抑えていれば後続の投手は、もっとゆとりを持って準備できたはずですし、敗戦の
責任を負うことは避けられたかもしれません。

 僕も自分の意志とは関係なく、他人のしくじりを賄うときがありますが、内心

 「アンフェア」

 だなと思う事が正直あります。

 僕は自分のミスは自分で負える範囲でやり直すように心がけていますし、何より僕の
せいで周囲に迷惑をかけていることに耐えられないからです。

 例えばアビスパが降格した際、

 「ファン、サポーターの方に謝罪したいと思います。」

 と言って頭を下げたのは浅野哲也監督でしたが、僕が浅野氏の立場ならば、前任者の篠田
氏も帯同して再度頭を下げるべきだと感じたでしょう。

 同様に球団首脳陣も、シーズン終了後は降格の経緯について、ファンに説明が求められる
はずです。

 確かにアビスパは、浅野氏の下で降格しました。

 これは事実です。

 でも降格の責任を浅野氏に押し付ける、メディアがその点ばかりをクローズ・アップする
事は、やはりフェアでは無いと思います。

 前任者と球団代表が浅野氏に責任を押し付け、説明を回避(篠田氏は職を退いていますが)
するようであれば、アビスパの再浮上は難しいと思います。
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