塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アルビレックス、山雅の前に膝を落とす

2011-11-16 23:05:15 | 日記
 「横浜FCもだらしないが、アルビレックスはもっと駄目だな。」

 松本山雅がアルビレックス新潟を破り、天皇杯4回戦進出を果たしたという話を耳にし
た時、僕の胸には上記のような

 「苦々しい」

 気持ちと、

 「やるじゃないか!」

 という山雅の健闘を讃える気持ち、ふたつの相反する感情が入り混じった、複雑な物でし
た。

 4回戦の対戦相手は横浜F・マリノスで、キーワードはどうしても

 「松田直樹」

 になりますから、両クラブ共に何かしらの準備を開始しているかもしれませんし、メディ
アの取材申請も殺到するでしょう。

 山雅からすれば栗原という現役代表に加え、中澤、中村、渡邊と代表経験者を擁するF・
マリノスとの対戦は、もしかしたら来季戦うかもしれないJ2参戦の前の、格好の

 「腕試し」

 と言えるかもしれません。

 対するF・マリノスも格下が相手とは言え、勢いのある相手ですから相当研究してくる
でしょうし、

 「大物食い」

 の山雅の進撃をここで止めようと、格上の意地を見せてくるはずです。
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ブラジル、選手に払う敬意

2011-11-16 22:56:15 | 日記
 日本ではオフ・シーズンに合同トライアウトが行われますが、ブラジルではリーグ戦も
終盤になると、監督はこぞってベテラン選手を起用するそうです。

 それは

 「若手よりもベテランの契約延長が難しい」

 為であり、だからこそ現場を預かる指揮官は、彼らがまだまだ錆付いていないことを証
明させるチャンスを与えているのです。

 この事柄は、カズの「やめないよ」に記されています。

 ビジネスの世界でもサッカーでも、年寄りには世知辛い世の中なんですね。

 でも
 
 「ベテランが蓄えてきた知識、経験を無駄にせず継承していこう。」

 という心意気、これこそがブラジルを自他共に認めるサッカー大国として磨きあげてい
る証拠だと言えます。

 例えば大リーグでは選手に対する年金が充実しており、日本のプロ野球の年金額との比
較が一時期検証されましたね。

 引退した選手は毎年増えるわけですから、支払う額が大きすぎるとGMのように経営が
成りたたなくなる可能性はあるのだと思います。

 (GMが破綻した背景は企業年金の支払額が大きすぎた為で、製品開発の問題では無いと
  聞きました。)

 サッカーでは洋の東西問わず、選手に年金を払うという話は聞いた事がありませんし、
コーチや解説者、執筆者として採用される人間も限られています。

 ですから少しでもベテランの契約が遵守されるよう、日本もブラジルの真似をしてみたら
どうかと思ったものです。
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オーバー35の生きる道と糧

2011-11-16 22:46:47 | 日記
 「35歳」

 という年齢は、転職の世界でひとつの目安とされていますが、健康面でも同じ事が言える
ようです。

 今日、職場の健康診断があったのですが、昨年(34歳)までは希望者のみの扱いだった
血液検査がコースに加わり、同時に心電図の検診も受ける形になりました。

 それだけ年をとった証拠だと、自分で苦笑いしてしまいました。

 僕は募金活動やボトル・キャップ収集には喜んで協力しますが、

 「献血」
 
 だけは血を見るのが嫌なので、協力したことはありません。

 採血の間は本当に堪らない気持ちで一杯でした。

 サッカーの世界でも「オーバー35」の契約は非常に困難で、ギャリー・ネビルやロナ
ウドなど、有名選手が最近引退を表明したばかりです。

 つまり日本、欧州問わずオーバー35で現役を続けている選手は、それが1部リーグ
だろうが下部リーグだろうが、本当に自らを節制し、鍛えているわけです。

 本当に凄いことだと実感します。

 かつてアーセナルでプレイしたトニー・アダムスやナイジェル・ウインターバーンが、

 「ベンゲルに感謝している。
  
  それまでの卵や脂を使った料理から、脂肪分の少ない鶏肉やパスタを口にすることで
  現役時代を延ばす事ができた。」

 食生活や医療技術の発達も目覚しいですが、一番大切な事はやはり

 「選手の気持ち」

 ですね。

 
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ロナウドを浮上させる為に

2011-11-16 02:09:39 | 日記
 人間には
 
 1・自ら率先して背負う責任
 2・自分の意志とは関係なく、勝手に背負わされた責任

 二通りの生き方があると思います。

 特に後者の場合、他人からの押し付けですから、「押し付け」た人間は

 「○○さんに任せました。」

 と言って逃げるはずですし、ミスをした際の責任は押し付けられた側が取る形になります。

 僕はやはりこの仕草はアンフェアだと思いますし、押し付けた側も失敗の検証くらいには
参加すべきでしょう。

 僕はロナウドが代表でも結果を残すには、メディアとパウロ・ベントが、彼が取るべき
責任を自主的に背負えるような

 「環境」

 を整えるべきだと思います。

 と言いますのも、ロナウドの存在そのものが今のポルトガルには大きすぎて、彼の負担
を軽減できる存在が見当たらないためです。

 2000年、04年の欧州選手権には、フィーゴとルイ・コスタが健在であり、フェルナ
ンド・コウト、ヴォトール・バイアなどが共同で、その時に若手、例えば

 ヌノ・ゴメス(2000年)
 リカルド・クアレスマ(2004年)
 ウーゴ・ヴィアナ(2004年)

 を盛り立て、代表の雰囲気づくりに精を出していました。

 「両雄並び立たず」

 という言葉は当時のポルトガルには無縁でしたが、逆に言うと今は「両雄」という言葉
が当てはまらない状況と言えます。

 ロナウドは責任から逃げる男ではありませんから、彼が納得できる形で責任を負わせれ
ばきっと今以上の力が発揮できると思いますし、彼の負担を減らせる選手も登場すると思
います。
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僕が思うロナウドの胸の内

2011-11-16 02:00:34 | 日記
 僕は今、メディアとの対立が囁かれるポルトガル代表ロナウドの気持ちが、何となくで
すが、わかる気がします。

 ロナウドはその存在価値が余りに

 「高すぎる」

 為に、ミスを犯した際の仕草が目立ってしまうんですね。

 言い換えれば得点を演出した時、自らがゴールを奪った際の姿勢も目立つ形になる。

 レアルでの彼はあくまで後者であり、代表での姿が前者になるのでしょう。

 恐らくロナウドはその胸の中で

 「確かに僕もミスをしている。それは間違いない。 
  でもサッカーが集団競技なのだから、僕以外のポルトガルの選手もミスをしている。

  どうしてメディアは彼らの失敗は責めず、僕の失敗だけを糾弾するのだろう?
  ミスはどんなミスでもミスじゃないか!!」

 こう思っているのでは無いでしょうか?

 確かにロナウドは、レアルから莫大な給料を得ていますが、ピッチに出れば金額の大小は
関係ありませんし、ロナウドひとりに責任を押し付けるのは、どこか

 「都合のよい解釈」

 の気がします。

 このまま彼とメディアの溝が深まるようであれば、代表の空気が澱んでしまいますし、監督
のベントはロナウドに新入りや若手との積極的な会話を求めるはずですが、それも難しくなり
かねません。

 確かに彼のプレイするスペインでは

 「レアルか、バルサか?」

 と、所属クラブによって扱う内容が大きく異なりますが、代表はクラブの垣根を越えて集ま
る集合体です。

 もしポルトガルのメディアがロナウドのミスだけを球団しているならば、メディアがその報
道を正す必要はあるでしょう。
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