塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

硬い、やわらかいは案外大問題ではないでしょうか

2023-04-28 21:33:44 | 日記
 僕が予備校から大学に通い始めたころから、日本では現在まで続く「クラフト・ジーンズ」が勃興します。


 僕は当時エドウインが版権を所持していた「リー」のジーパン(現在はリー・ジャパンと言う法人)を好んで履きましたし、ラングラーも現在よりは確実に購入しやすい状況でした。


 ヴィンテージ・ウオッシュやストーン・ウオッシュ、そしてワン・ウオッシュとブランドは洗いや中古加工を施すことで、新品の段階から柔らかい履き心地を提案していた一方、エビスやシュガーケーンの愛用者はリジット(未洗い)から履きこんで、慣らしたものです。


 そう、エドウインが「ジャージーズ」と呼ばれる、ジーパンにストレッチ機能を施すまでは、どんなに中古加工を施しても、ジーパンは綿100パーセントでした。


 ボブソンが提案した04(レーヨン)ジーンズ
 テンセルに代表されるドレープがきれいな素材


 もありましたが、ジャージーズほどの定着はありませんでした。


 やはり観念として綿以外の素材がジーパンに用いられることは違和感があったのでしょう。


 プーマが様々な形で「キング・アルティメット」を市場に投入、活性化を希望してもフューチャーとウルトラの方が着用率が高いことも、このジーパンと同じではないでしょうか。


 どんなに素材を吟味しても、キングよりもフューチャーの方が最初から履きやすい
 ウルトラの方がキングよりも軽量化が進んでいるため疲労をため込みにくい


 と言う側面から、プーマ契約選手はキングを好まない気がします。


 伝統あるドニームのジーパンを、老舗ウエアハウスが手がけるように、ハードな品を好むファンは一定数必ずいます。


 そのファンがキングを購入、愛用すればキングは常にプーマの顔である気がしますが。
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リーダーの資質を過去の人気作から学ぶ

2023-04-28 21:16:39 | 日記
 1980年代の週刊初年ジャンプに「銀牙 流れ星 銀」という高橋よしひろ原作の異色漫画が掲載され、大人気だったんです。


 現在は別の媒体で続編となる「ウイザード」というシリーズが掲載されいるようですが、当時はテレビアニメになるほど僕たちを興奮させました。


 どうして異色策かといいますと、主人公は人間ではなく「熊犬」、つまり猟師と共に熊を退治する犬たちの物語なんですよ。


 主人公の熊犬「銀」は、記憶を失い銀が自分の息子であることを忘れている父犬「リキ」と共に、地元奥羽に君臨する大熊「赤カブト」と、その家来を倒すために、全国各地から終結した闘犬たちと戦います。


 銀もリーダーとしての風格を困難の中から身に着けていきますが、劇中ではリキは先天的にリーダーシップを備えた存在として描かれ、全国から終結した猛者たちも初めて対面した場面から感動で心が震える描写が出来てきます。


 犬と人間、そして漫画と言う違いはありますが、リーダーと言うものは


 自分が楽をしてはいけないと考える
 常に凛々しく鼓舞する言動を考える
 末端の兵士たちの命を軽く考えない


 という点は、武将でもサッカー監督でも変わらないと思うのです。


 森保一日本代表監督は常に


 「代表の成績に関しては私に全責任があります」


 と語り続けます。


 イビチャ・オシムは「水を運ぶ人「「各駅停車」など、比喩を持ちいることで選手だけでなく、記者もファンも考えなければ答えは出ないということと伝えてきました。


 一方でフィリップ・トルシエのように、選手を小突く、暴言を吐くという形で蔑ろにし、中村俊輔への扱いは現在でいう「パワー・ハラスメントだ」と当時を振り返る記者がいるほど訝し気な代物でした。


 ヴァイド・ハリルホジッチも強権的と言う印象がありますが、代表監督から資質や個性を学ぶ、と言うことはやぶさかではないと思うのですよね。
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日本でも大人気のスケッチャーズ

2023-04-28 21:02:15 | 日記
 日本でも人気のスケッチャーズ。


 スケッチャーズの経営陣は、過去「LAギア」を企画、販売していた方々で当時の手ごたえと反省を最大限活用していると思います。


 LAギアはまだMLSが開幕していない1990年代の米国において、大変な人気を誇っていました。


 マイケル・ジャクソンというエンターテイナーと契約していただけでなく


 カール・マローン ユタ・ジャズ
 ハキーム・オラジュワン ヒューストン・ロケッツ


 というNBAのオールスターも顧客だったんですね。

 
 1990年代後半、デザインと品質を融合させるという意味で、フィラがサッカーとバスケットの世界で注目されましたが、LAギアも「カタパルト」に代表されるバッシュを提供し、ナイキやリーボックと競合していたものです。


 ただ同時期のトループやザンザスのバッシュもそうですが、作りが粗いことは否めず、支払う契約金の高騰もあり徐々にフェードアウトしていきます。


 現在のスケッチャーズは


 日本市場では大きな広告塔を用いてはいない
 履いて楽しい靴を提供
 洗濯機で洗える靴


 を提供しています。


 新型コロナウイルスは撲滅の形になっていない(人類が撲滅したのは天然痘のみ)わけですが、だからこそ洗える靴は今後、需要が継続的に存在するのではないでしょうか。


 スケッチャーズが仮にサッカー・スパイクを製造したならば、やはり洗えることを当然として、履いて心躍る靴を作る気がします。


 晩年のペレがアンブロやポニーを着用したように、往年の名選手が履く形であっても市場の拡大は目指せる気がしますよね。


 日本ではアキレスの瞬足が人気ですが、機能よりも楽しさと言う観点でいえば、スケッチャーズの個性が光ります。
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