キャプテン翼「ワールドユース編」では、難敵であるタイ代表やサウジアラビア代表と対戦するアジア予選と、決勝戦で戦うブラジル代表との試合がハイライトです。
ただその前に、リアル・ジャパン7との対戦、フラメンゴ対サンパウロという、ブラジル全国選手権の描写もありますね。
その中で中沢早苗が
レストランで働き、ブラジルまでの航空券を買う
キャビン・アテンダントの方に励まされ、サンパウロのホームスタジアム、モルンビーをタクシーで目指す
偶然にも運転手はサンパウロのファンだったが、トップの選手は不在
という場面が登場します。
結果、彼女は3年ぶりに大空翼と再会しますが、良い描写といえませんか。
日本的発想でいえば
夫、もしくは恋人は時に単身で移籍先に乗り込む、それは勤務でも変化なし
しかし、欧州のように妻のキャリアを変更させることになっても、妻と子供を伴って来日する感情が、よくわからない
という面もあるのではないでしょうか。
日本代表選手たちが続々と海外に移籍し、恋人、もしくは妻がいる選手たちは彼女たちを呼び寄せます。
それが国、地域を問わず「普通」なのかもしれませんが、日本的単身赴任の発想は、夏目漱石がお国のためにロンドンを訪問した、あの明治の時代から変化がない、つまり
一人で集中して学びなさい
妻、恋人がいては思考が軟弱になる
というころの名残なのでしょうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます