塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

選手の移籍はまるで競売

2010-08-27 23:21:47 | 日記
 昨日ジーン・ハックマン主演の
 「フレンチ・コネクション」
 という映画を見ました。

 ここではシナリオは省きますが、映画の中に中古車の競売の場面が出てくるんですが、この場面を見て僕の脳裏に

 「近年のサッカーの移籍市場は、この競売の原則と何ら変わらない」
 という言葉が浮びました。

 1980年代後半から1990年代中期は、今のように「並」の選手にまで高額な移籍金はつきませんでした。

 1例を挙げますと、昨シーズンバルセロナが獲得したウクライナ代表のチグリンスキにかかった費用は「33億円」と言われています。

 これは1997-98シーズンに、インテルがロナウド獲得の為にバルセロナに支払った移籍金と、ほぼ同額なんですね。

 ほんの10年前までは
 「真の名手」
 を引き抜く時だけ、高額な移籍金を払えば良かったわけですが、今では名手だろうが凡庸な選手だろうが、数十億のお金を用意しなければ、移籍による補強は成立しなくなりました。

 ちなみにチグリンスキは半値の16億円で、古巣のディナモ・キエフに復帰するどうです。

 サンドロ・ロセイ新会長就任と共に明らかになった巨額のバルセロナの赤字ですが、それを補填するために彼を半値とはいえ、売却する必要があったそうです。

 サッカーに限らず、人気選手には複数のクラブから声がかかることは事実です。だからこそ相手から高額な移籍金を搾り取ろうと、代理人や所属クラブは考えるわけですが、

 その姿はまさにフレンチ・コネクションで登場した
 「中古車の競売」
 と何ら変わらないと言えます。

 (チグリンスキの移籍に関しては、先日のスポーツナビの掲載記事を参考にしました。)
 
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モウリーニョの存在価値

2010-08-27 22:56:04 | 日記
 どんな職業と環境でも

 「前任者との比較」
 ほど人が嫌うことは無いでしょうし、やりにくいことは無いと思います。

 僕自身今のスーパーで上司が変わった経験がありますが
 「あの上司ともう1度働けたらいいだろうな」
 と感じることは多々あります。

 それはお互い
 「ウマが合う」

 という意味合いもありますが、
 「部下がどれだけその上司の言動から学ぶ要素があるか

 という点が大変重要になると思います。今挙げた上司からは学ぶ点が幾つもありましたし、年齢が近かったせいもあるかもしれませんが、僕に色々声をかけてくれたんです。

 恐らくジョゼ・モウリーニョは
 「他の監督との比較」
 を全く恐れない性格なのでしょうね。

 そして何より選手の「やる気」を促す手腕に長けています。

 彼がどんな言動で選手を奮い立たせているかはわかりませんが、チェルシーではドログバにランパード、インテルではミリートやマイコンが、今でもモウリーニョを慕っていると聞きますし、ブレーメンからレアルへの移籍を果たしたエジルも、

 「移籍の決めてはモウリーニョ」
 と彼の存在が決め手になったと告白しています。

 モウリーニョの人心掌握、それは
 「選手の陰口を叩かない」
 事だと僕は考えます。

 インテル時代マリオ・バロテッリとの折り合いが悪かったことは有名ですが、言い換えればモウリーニョはバロテッリの改善面を、陰からではなく正面から伝えていたという事です。

 僕は当時
 「バロテッリの良い面も、きちんと評価してから改善点を伝えたら良いのに」

 と考えてましたが、時には正面から切り込むことが重要だと今ではわかります。

 だからこそモウリーニョは他人との比較を恐れず、同時に多くの選手から慕われているのでしょう。
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チャンピオンズ・リーグのグループリーグの顔触れ

2010-08-27 18:24:58 | 日記
 また本日は新シーズンのチャンピオンズ・リーグのグループリーグの抽選が行われ、昨シーズン同様のカード、D組みのバルセロナ対ルビン・カザン、G組のミラン対レアル・マドリーが組まれる形になりました。

 ゴール・コムにはレアルのディレクターを務めるブトラゲーニョの談話が掲載されています。
 
 その見出しには
 「オセールを引いた事は最悪」
 とあり、ミランと再びグループリーグで対戦することよりも、第3ポットで引いたアヤックス、第4ポットで引いたオセールに対し、警戒を強めています。

 ブトラゲーニョはオセールを
 「第4ポットで最も警戒が必要な相手」
 と感じているようなんです。

 またD組みでルビン・カザン、パナシナイコス、コペンハーゲンと当たる宿敵バルセロナの組み合わせを

 「楽な組み合わせ」
 「注意すべきは、ロシアまでの長距離移動」

 とある意味羨望の眼差しでみています。

 またインテルのモラッティ会長が述べているように、この段階でインテルがレアルとの対戦を避けられれたのは、非常に幸運だったと思います。

 昨シーズンがグループリーグでミラン対レアル、バルセロナ対インテルという移籍市場で話題を振り撒いた4クラブの対戦が実現した事が、

 「スキャンダル」
 と見なされました。

 ベニテスからすれば就任間もない中、モウリーニョがミラノに帰還してファンから盛大な拍手を贈られては、以後の指揮が非常に執りにくいでしょうし、モウリーニョとの比較は避けられませんからね。

 僕個人としては
 H組のブラガ、C組のブルサスポルに注目します。

 老舗のベンフィカと並びブラガが旋風を巻き起こせば、非常に面白い展開になると思います。
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新生日本代表が発表される

2010-08-27 18:09:50 | 日記
 先ほど9月4日のパラグアイ、7日のグアテラマ戦に向けての日本代表選手が発表されました。

 大はずれもいいところですね。

 今日のブログで、僕自身が召集を期待した6人の選手全てが招集外となりました。
 
 しかし
 
 DFの栗原と槙野
 MFでは初選出となるレッズの細貝、オシム時代以来の召集となる藤本の召集は好感が持てますし、引き続き岩政が召集を受けた事も良かったと思います。

  ワールドカップ本番で岩政の起用はありませんでしたが、彼のように人間的に親しみを持てる選手が代表に存在する事は、大きな価値があると思います。

 解せないのは
 FWの召集メンバーが、森本と岡崎の2名のみという点です。

 これは布陣を4-2-3-1にし、1トップを後方の3選手が支えながら、どんどん追い越すような形の攻撃を目指したいという意味合いでしょうか?

 この2試合は原技術委員長の「暫定政権」になりますが、時期代表監督も原氏と同じ方向のサッカーを目指す人物なのかもしれません。

 わずか2試合とはいえ、新しい代表監督が異なったコンセプトの持ち主ならば
 「継続性」
 という点で疑問が残ってしまいますからね。
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ゼニアの新素材「クールエフェクト」

2010-08-27 15:15:52 | 日記
 暑さがまだまだ衰える気配がありませんが、皆さんは体調を維持されてますか?

 今はスポーツウエアも進化して
 アディダスのクライマクール、ナイキのドライ・フィットなど、

 各社が競ってジャージの軽量化、清涼化を推し進めていますが、実はスーツの世界では別の視点から清涼化が推進されているんです。

 イタリアに
 「エルメネジルド・ゼニア」
 という世界に知られた生地メーカーがあるんですが、ゼニア社が開発した

 「クールエフェクト」
 という素材が、日本を含む世界中から注目を集めているんです。

 このクールエフェクト、何が凄いかと言うと
 「濃色だと通常約20パーセントしかない直射日光の反射率を、なんと約80パーセントにまで高めることに成功」

 「これにより、生地の表面温度を約10度下げるクーリング効果を実現し、衣服内を涼しく保ってくれるのです。」

 これはクールエフェクトそ紹介した「メンズ・EX」2010年5月号(世界文化社)
 の46ページから引用した物ですが、僕はここに新しいスポーツスタイルの姿があると考えます。

 それは
 「スポーツブランドがゼニアのような生地メーカーと協力することで、新たな素材、新たな技術を生み出す」
 という物です。

 例えばゼニア社と提携を結んで、クールエフェクトの機能をアスリートにも提供できないか、考えてみる事もできるでしょうし、ゼニアを含む様々は生地メーカーと協力して、新たな素材の開発や技術革新が生まれる気もするんです。

 過密日程に悩む選手達が、少しでも快適に試合に臨める様、これからも用具は進化してゆくでしょうし、その恩恵が僕達ファンにも巡ってきたら、それは嬉しい出来事と言えます。
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