アンティークのある暮らし  DORIS

ハウステンボス在住のネットショップ「DORIS」店長のブログです。http://mttaki.shop-pro.jp/

イギリス人の「アンティークのある暮らし」を見習う・・・

2015年10月03日 | アンティーク&ヴィンテージ
先日、NHKBSテレビで女優の天海祐希さんがイギリス人の女性宅を訪問し、お茶をごちそうになっている画面を見て「ミセステーラーもびっくり・・・」と思ったのは、その女性が割れた陶磁器を修復して使っていたことでした。

ミセステーラーも少しくらいの欠けたお皿を使っていましたがあそこまで割れたものを修復し、使っているのを見たことはありません。


私が彼女から譲り受けた陶器たち(写真の)も普段使いだったスープ皿やカップなどの多くは陥入が入っており、洗う時には力を入れたら割れるのではないかと冷や冷やするほどです。


こちらのミントンのティーカップもやはりミセステーラーからいただいたものですが、ソーサーの端に小さな欠けがあります。



でも、私はとても気に入っているので捨てようとは思いません。この小さな「欠け」も長い年月を「生きてきた」証と捉えてあげようと思うからです。

でも、自分用でしたらそれでも良いのですが、商品としては通用しませんね。


アンティークなのですから100年も経てば少しの痛みは当たり前のはずですが、でも、日本人の方は
「完璧なものでないと・・・」という考えをする人が多いようです。

買い付けの時によく見て購入したつもりでも、後でよく見てみたら僅かな傷があったりということは時々
起こります。傷の程度にもよりますが、そうすると殆ど商品としての価値はなくなります。

「高かったのに・・・」と悔し涙を流すことも・・・


「まったく傷もなく完璧なものを求めるなら新品を買えばよいのに・・」とある方がおっしゃっていましたが・・・・


ミセステーラーから譲り受けた「器の命」たちを大切に守ってあげようと、先日のテレビを見ながら感じ
ました。

  
         私がイギリスから連れてきた「陶磁器たち」は
  

          こちらからご覧いただけます。
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