蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

白銀の富士山

2015年12月07日 17時48分29秒 | 日記
一昨日は、長男の結婚式でした。

前日、準備に追われて一睡も出来ず。。

遠くから来てくれる親戚や
新婦の親戚の皆さんに心ばかりの品を準備。

作ったのは、結婚式前に撮影した
新郎新婦のフォト入りカレンダー。

長男がジャンプしている写真があって

 ポスターにしたいな…

と思ったのが事の始まり。

ポスターなんかもらっても困るだろうけど
カレンダーなら一年ぐらいは貼ってもらえるかも…

親戚限定ですが。

それと、信州のお土産をセットにして準備。

その他、レンタル衣装のチェックや諸々…

あ、レンタル衣装はネットで安いお店を発見しました!

 京都かしいしょう

留袖・モーニング・礼服など、色々あるし、送料も無料。
どれも一揃いで借りられるので、何も準備がいりません。
例えば、留袖なら帯・襦袢、腰紐やバック・草履などの小物つき。
モーニングもぜーんぶ揃ってました。
しかも、二着以上借りると一着につき1000円引き!

式場で借りると3倍以上の金額(^_^;)

あまりにも安いので状態が心配だったけど
全く問題なし!
マジ、助かりました~

朝5:00、近所の行きつけの美容院へ。

早朝だと言うのに嫌な顔一つせず
ヘアセットと着付けを引き受けてくれて感謝!
Jさん、ありがとうございます!

6:30、次男が迎えに来て、いざ出発!

会場は“アートグレイス大宮”

高速道路はスーイスイ。

お天気が心配だったが、空は澄み渡り
遠くの風景もよく見える。

あ、富士山!

真っ白な白銀の富士山を見て感動!

あんなにはっきりくっきり見えたことは
これまでなかった。

お天気まで祝福してくれているようだ。

川越インターを降りたら交通量が多かったけど
9:25に無事会場へ到着。

10:00から親族顔合わせと聞いていたのだが
実際始まったのは10:30頃。

それまで、久しぶりに会った親族たちと
近況報告会(笑)

新婦の御親戚の方々にもざっくりご挨拶。
なんとなく慌ただしくて、全員に挨拶できたか不明(汗)

その後、親族顔合わせ会場へ。

中央に新郎新婦、その上手・下手に
親族同士が並んで対面して着席。
両家とも親族が多めのせいか
部屋がとても狭く感じ、なんだか奇妙な空間だった。
一人ずつ、新郎新婦との関係性と名前だけを伝えて行く。
これがまた、妙な緊張感に包まれていて
もう少し明るい雰囲気になるといいのに…と思ったり。

その後、結婚式場に移動。

天井がとても高く、真っ白い壁とステンドグラス
備え付けのパイプオルガンとトランペットの生演奏
聖歌隊も人数が多く、歌もバリエーションがあり
素敵な結婚式だった。
牧師さんはとても温かい雰囲気の方で
態度や言葉に説得力がありました。
新婦のご両親は涙を流しながら…
私は…子どもの頃からの出来事を
ゆっくりと思い出していました。

小さい頃は熱を出すことが多く
熱性けいれんも起こしたことがあり
けいれんが起きないよう
熱が出始めると、マッサージをしながら
熱が上がりきるまで体を温めたっけ。
頭に大怪我をして、何針か縫ったり
私が留守中に弟が怪我をしたとき
必死で応急手当をしたり
死んでいる小鳥を拾って来て
お墓を作ってあげたり
学校のベランダの手すりの上を歩いて
驚いた先生から注意のお電話をいただいたり…
左利きの矯正で始めたピアノ教室
スイミング、体操教室、算盤、バレエ…
塾には行かせなかったけど
習い事の数は多かった。

勉強に関してはもっぱら通信教育。
ある程度の勉強をしていないと選択肢が狭くなるし
学校の勉強は脳の訓練!と言い聞かせ
勉強もそこそこやらせたよね。

私が演劇をやっていなかったら
きっと教育ママゴンになって
子どもたちはおかしくなっていたかもね~

留守も多く、寂しい思いをさせたかもしれないが
丁度いい距離館だったのかもしれないと
今は思っている。

私の子育ての目標は下記二つだった。

①自分の未来を自分で選択出来る子に…
②社会のお役に立てる人材に…

子どもにも人格があり
思い通りにいかないことも多々あるが
SOS信号や黄色が点滅した時だけは見逃さず
どんなに忙しくても
対話の時間をとるように心がけた。

未だに未熟で、まだまだ心配はつきないが
少なくとも自分で選んだバレエの道で
何とか生きていけるようになったのだから
①の目標は達成したと思われる。

これからの課題は、選択の基準。

自分の価値観だけで判断できるうちは
自分が責任を負えば済むことだし
例え誤ったとしても、自分が苦しむだけ。

けど、結婚をするとそうはいかない。
異なる環境で育った2人は
当然価値観も異なるし、大事にするところも異なる。

どこで折り合いをつけるか…

お互いに相手の人格や立場を尊重し
お互いにとって一番良いと思われる選択を
選ぶ必要に迫られる。

自分の考えを相手に押しつけてばかりいると
相手は最初のうち我慢出来ても
いずれ耐えられなくなって破綻する。

逆に自分の考えを押し殺していると
上手くいかなくなった時に
相手のせいにするようになり
夫婦関係が悪化していく原因になる。

常に自分が判断し選択をしている―

と思える状況を作っていれば
泥沼に陥ることは避けられるんだよね。

頭でわかっていても、人間には感情という
やっかいなものがあるから
なかなか思い通りに出来ないものだけど

それでも

「他者ではなく自分が選択した結果」

だと思うことが出来れば
ストレスも減るし、苦しみは緩和し
楽に生きることが出来る。

息子夫婦には、この点をしっかり伝えたいなぁ…

長男には常に言って聞かせて来たことだけど
お嫁さんには一度しか話したことがないので
折を見て、また伝えよう―


結婚式の間、過去の記憶が走馬灯のように流れ続け
最後の誓いの言葉のあたりからは
2人の幸せを祈ることに集中―

純白の衣装に身を包んだ2人は
明るい光を放っていた。

 2人とも、きれいだね―

親バカだな、私(笑)

けど、ほんとに美しいお嫁さん。
ご家族も温かく、愛情たっぷりで育てられ
意思も強くしっかりしている様子。
長男をしっかりと支えてくれそうです。

ご参列いただいた方の人数が多くてびっくり。

お嫁さんがバレエのお教室を開いている関係で
生徒さんたちが駆けつけてくれたようでした。

静寂に包まれた式を終え
ご参列をいただいた皆さんから
フラワーシャワーのお祝いをいただき
その後、ガーデンセレモニー。

空を見上げると雲ひとつない青空が広がっている。

緑と花で彩られた庭で待機していると
お城のような建物の2階から2人が登場。

太陽に照らされる中
2人がゆっくりと降りて来て
お庭で長男が結婚の報告スピーチ。

ご招待客は披露宴会場に移動していただき
親族はガーデンにて集合写真撮影。

12:00~披露宴開始。

長男が中学~高校時代お世話になった
バレエ団の恩師から祝辞をいただきました。
長野から遠路足をお運びいただき
誠にありがとうございました。

新婦の恩師からの祝辞の後、乾杯。

お色直しで退場する時
新婦は仲良しのお姉さんがエスコート。
長男は私…
嬉しくもあり恥ずかしくもあり…

会場スタッフさんから

 歩き方がきれいですね!

と何故かお褒めの言葉をいただき…
日舞のお陰(^^)

2人の幼い頃からの写真のスライドショーは
お姉さんが製作。
お姉さんとうちの次男が会話形式で
写真の状況を語っていく。
ちょっとした寸劇風??

余興はプロのダンサー陣によるパフォーマンス♪
リハは1回だったそうだが
それぞれレベルが高く表現力も豊かで
十分楽しませていただいた。

ありがとうございましたm(__)m

合間に新郎側の列席者に御礼の挨拶に歩く。
恩師の方々、ダンサー仲間、同級生…
大勢の方に支えていただき、今がある…

皆様への感謝を忘れず、しっかりと胸に刻んで
新たな道を歩んでいってもらいたい。

両親への花束贈呈、新郎父の挨拶と続き
最後は新郎の挨拶。

最初、文書を読み始めたが途中で

 ここからは自分の言葉で…

と言って、今の思いを語る長男を見ながら

 声、しっかり出てるね
 言葉もはっきり聞こえる…

成長を感じた瞬間だった。

ご臨席を頂いた皆様お一人お一人に
感謝を伝えながらお見送りをして
無事結婚式&披露宴を終えた。

ご臨席を賜りました皆さま
メッセージをいただきました皆さま
誠にありがとうございました。

まだまだ未熟な2人です。
これからもご指導ご鞭撻を賜りますよう
お願い申し上げます。

急いで衣装を着替え、親戚の待つ喫茶店へ。

2人のカレンダーを見て弟が

 韓国では結婚式でこういうカレンダーを贈るのが
 流行っているらしいよ~

と。

弟や妹に

 一年間、どこかに貼ってやってね。

と頼むと

 そうだね~
 一年ぐらいは貼っておくよ~

と笑いながら応えてくれた。

次男は、長男と一緒に二次会へ。
主人は、義母や義妹たちと長野へ。
私は17:00に親戚と別れ
妹の家に向かった。

こうして長い一日を無事終えました。

これからも2人は東京暮らし。
長男は高校卒業後、東京に出て
それ以来、ずっと東京暮らしなので
今一つ実感がわかないが
家族が増えたのは嬉しいこと♪

良い関係を築いていきたいと思います(^^)

今日のこの日を原点として
どんな苦難があっても逃げることなく
常に原点回帰しながら、2人で力を合わせて
前を向いて力強く生きていってくれますように―