蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

新しい風

2015年12月12日 23時58分03秒 | 日記
今日は、キッズの稽古に見学者が一組♪

中野市の職業訓練校受講生だったDさんが
お嬢さんのIちゃんの付き添いで稽古場へ。

Iちゃんの様子を見て

 ちょっと不安がってるかな~

と思い、Dさんにも一緒に稽古に
参加してくださるようお願いして
キッズたちと一緒に汗を流していただいた。

Dさん親子は、先月のサンクス・ギビング・デーに参加。
キッズの短編芝居を観たIちゃんが終宴後
私のところへトコトコとやって来て

 私にも教えてください。

と、目をキラキラ輝かせながら
言ってくれたのが、印象的だった。

その後、連絡が来るかな~と
何となく心待ちにしていたところ
一昨日、Dさんから見学の申し込みが!

入団案内を持っていこうかな…と思いつつ
まずは参加してみて検討していただいたほうが
良いかもしれないと考え、何も用意せず稽古場へ。

Dさん親子は入団するつもりで来てくれたようだが

 まずは参加してみてから検討してください。

と伝え、稽古開始。

Iちゃんは小学一年生。
現キッズたちは、新人さんの存在に刺激を受けたらしく
全体的にテンション高めで、楽しい稽古となった。

終了後、Iちゃんに感想を聞いたら

 楽しかった!

と言ってくれて、Dさんからも

 よろしくお願いします。

という言葉をいただき、ほぼ入団確定(^^)

 では来週、書類を持って来ますね。

夢幻は法人なので、定款を読んでいただく必要がある。
その他、入団申込書に記載していただいたり
HP掲載用の写真も撮影しなければならない。
これらの手続きが完了し、正式入団となる。

ちょっと面倒だけど、意思確認するには
ちょうどいい手続きだと思っている。

新しいメンバーが入ると新しい風が吹き
団内の空気がリフレッシュされるね。

青年クラスにも新しい風が欲しいな~

えーとぉ…
これまで団員募集をかけたことは…

あ、一度だけあった!

研修生制度を導入した時だ。

確か…2008年の春だったかな?

あれ以降は、特に募集をかけず今に至る。

久しぶりに募集をかけてみようか―


キッズの稽古が終わり、青年クラスの稽古に移る。

基礎訓練の後、私から一つ提案をした。

夢幻のオハコ「外郎売」について

サンクスで、外郎売をモブ風演出で上演したが
稽古不足と準備不足で今一つの出来だった。

なので、更に深めていこうじゃないか、という提案。

団員たちからも意見が出て
夢幻としてのベースの外郎売を
きちんと作りたいという。

いいねぇ~
嬉しいねぇ~

いつ発表する機会を作れるかわからないけど
団員全員がベースを掴んでいれば
いつだって、どこだって出来る!

ずっと以前に、小学校公演で蓑輪町に行った時
余興で外郎売をやろうということになったが
きちんと言える人が殆どいなくて
愕然とした経験がある。

いつでもどこでも“外郎売”

私は外郎売を余興で何度かやったことがあり
その度に拍手喝采をいただいた覚えがある。

一番始めは確か…小学6年の時。

小4の頃、通い始めた児童劇団で
外郎売のテキストを配布され
強制的に覚えさせられたのか
自主的に覚えたのか定かじゃないが…

高齢者の集いにボランティアで行き
日本舞踊「荒城の月」と外郎売をやって
皆さんに喜んでいただいた覚えがある。

余談だが、当時習っていた日舞は花柳流。
東俳時代、藤間流の師匠に師事し
以降、藤間流となった。

東俳は、外郎売を最初から学び直し
イントネーションから強弱・高低まで
演技指導の先生の言い方を真似して
完璧に言えるまで何度も練習した。

長野に来てからは、くるま座時代に
団員としてパーティで外郎売を披露。

先月もアドバイザーで伺った児童プラザで
ケンジと2人、外郎売を演じたところ
子どもたちも先生もとても喜んでくれた。

外郎売って自分のものにすれば
いつでもどこでも出来る独り芝居なんだよね。

なので、是非とも夢幻の団員には
外郎売を滑舌練習で終わらせず
芸として提出できるようになってもらいたいと
常々思っていたことだが
今回のように団員が自主的に
「外郎売を作りたい」と
言い出したのは初めてのこと。

これは大きな変化だ。

それぞれ事情があって、今のところ
舞台に立てないメンバーも多いが
例え舞台に立てなくても、団員一人一人の
役者としての意思を感じる出来事だった。

更に再来週の劇団忘年会の企画も
準劇・研修生に依頼したところ
積極的に進めてくれている。

頼もしくなったな~

これからが楽しみです(^^)