蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

家族でレイトショー♪

2018年01月03日 23時08分10秒 | 日記

今日も今日とて稽古三昧♪

ついに集中稽古の最終日!

戯曲の疑問を出し合って
時代背景や登場人物の職業、生活環境を想像して
疑問を一つずつ解決していく作業。

徐々に科白の隙間が埋まっていく。

いやぁ~楽しいわ~

発見が楽しくて楽しくて~

表層だけ捉えてキャラクターを演じる役者が多い昨今
行間を埋める大切さを再確認。

オープンエアでもこんな稽古をしたいよね~

今夏は挑戦してみようか(^^♪

 

子どもが親や先生に

 なんで?どうして?

と、やたらに質問してくる時期がある。

この時期の大人の対応が子どもの思考に
大きく影響するんだよね。

それを知らない大人が多すぎるかも(^-^;

子どもの疑問は、流さず受け止めよう。
すぐに答えを教えるのではなく
一緒に考え、一緒に調べるのがポイント。

こうした環境で育つ子どもたちは
好奇心の眼が育ち、発見する楽しさを知る。

勉強も同じ。

 なんで?どうして?

「わからない」ということは
「いけない」ことではなく
「わからない」部分を炙り出す大切を知れば
漠然とした「わからない」ではなく
Aが「わからない」と言えるようになる。

後は調べることさえ億劫がらなければ
想像することをやめなければ
疑問を持った時点での答えは見つかる。

ただ、その答えは必ずしも正解とは限らない。
見方や捉え方によって変化する可能性が大きい。

この点が数学とは異なるけど
数学も解く過程は何通りもあるように
なんで?の答えの導き方も幾通りもある。

大人がそんな視点を持って子どもに接すれば
探求心旺盛な人間に成長し
社会において役に立つ人材になるのではないか・・・

と、私は思うの。

演劇における「行間」の埋め方も
まさにコレ(^^♪

間違うのが「怖い」「恥ずかしい」と
思ってしまう若者は
疑問すら持てなかったりする。

あるいは

 何がわからないのかわからない

という禅問答のような質問が来るときもある。

いつの時期からか「何が」を探求する思考を
停止するようになっちゃったんだよね。

コレ、昔の学校教育の弊害だなぁ~きっと。

正解が〇で、不正解は×

人間社会は、二元論で割り切れないのに。。。
と、思っている親や先生に育てられた子どもたちは
懐の広い人間に成長するんじゃないかな。

 

こうして、年末年始の集中稽古は幕を閉じた。

明日、ケンジ君は「世界漂流」の稽古のため上京。

この集中稽古が東京の稽古でも役に立つことを祈る。

 

17:00に稽古を終え掃除をして
お店へご挨拶に伺おうと思ったら
お正月営業時間らしく閉店していた。

裏の事務所の電気が明るかったので
尋ねてみた。

すると、奥様らしき方がご対応くださって

「また使うんでしょ?」と仰られ

私たちはその言葉にビックリ!

更に

「空いていれば、いいわよ使って」

うおーっ!想像もしていなかった有難きお言葉!!

ご紹介いただいたT理事にご相談して
どうしても稽古場が見つからなかった場合は
お願いしてみようかな…

7日間、本当にありがとうございました!

倉庫を後にして帰宅。

兄夫婦と主人と合流し、向かったのはグランドシネマズ。

鑑賞したのは

 スターウォーズ エピソード8/最後のジェダイ

前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のラストシーンは
今でもはっきりと覚えている。

ルークに会うために遠い惑星に降り立ったレイ
フードを被った老人がゆっくりとレイを振り返るとその顔は・・・

前作ではルークであるとの明言はなかったけど
あれはきっとルークだ!と誰もが思っただろう。

フォースの覚醒、評判が悪かったようだけど
私は十分楽しめた。

きっとこれまでの作品を何度も見直したり
研究しているスターウォーズファンの方にしたら
物足りないものだったのかもしれない。

私は何しろ忘れっぽいので…

一度観ただけで記憶できる人がうらやましい(^-^;

なので、今回も十分楽しめた。

以下、ネタバレ注意!

 

レイとレンの心の揺れが丁寧に描かれていて
精神世界の作り方も演劇的で私は好き。

最初、ルーカスが老人過ぎるようにも思ったけど
レンとの決闘シーンでその謎が解けた。

レイアを見ながら、悲しかった( ;∀;)
もうこの世にいないなんて…

フォースは選ばれし者だけが持つ力

というイメージだったけど

途中から変更したのか
当初からこういう展開を想定したのか…

暗黒面は誰でも陥る可能性があり
フォースの力も誰でも持つ可能性がある

と受け取れる内容だった。

あくまでも可能性だが・・・

私はこの展開のほうが好きかも。

勧善懲悪よりも人間的だから。

前作も家族でレイトショーにて鑑賞。

家族でレイトショーは今回で2回目。

我が家はすれ違いが多い家なので
年始のレイトショーは
家族のコミュニケーションとして
いいかもしれないなぁ・・・

と思った。

あ、この映画、次男がチケットを
プレゼントしてくれました。

ありがと(*^_^*)

今年は長男夫婦とも一緒に観れて
映画で話が盛り上がれて楽しかった。

ゆっくり過ごしたお正月三が日の最終夜でした。