蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

小池博史ブリッジプロジェクト「世界漂流2030」公開稽古☆

2018年01月16日 23時40分21秒 | 日記

今日は午前中に弟妹と一緒に父のお墓参りへ♪

弟は設計事務所を自営していて
今日は私のために仕事をあけて車を出してくれた。

感謝!

毎年命日の10月末にお参りしたいと思いながら
今年は総文祭のプレ大会本番があり
その後、サンクスと劇団本公演の準備で大わらわ。

今回もメインが里帰りではなく
東京周知の合間のお墓参り。。。
父に詫びつつ、天で見守ってくれるよう祈る・・・

その後、実家へ行き、弟妹と一緒に母の手料理を食す。

母の嬉しそうな顔を見てホッ。

後ろ髪をひかれる思いで、妹と一緒に流山へ向かう。

あ、妹も一緒に見学することになったのでした。

彼女は

 日常、刺激が少なくて・・・
 やる気スイッチがほしいんだよね。

と。

なるほどね~

大いなる刺激をもらえるのが舞台芸術でもある。

日頃舞台漬けの私は、日常と非日常を日々往来しているので
そんな感覚を忘れかけてしまう時もあり・・・
大切なことだよね。

船橋の実家から流山生涯学習センターまでは一時間弱で到着。

途中で差し入れを買って、キャストの皆さんに配給(笑)

皆さん喜んでくれて良かった(^^)

凄い運動量!
激しい感情の起伏!
あうんの呼吸で見せるアンサンブル!
生演奏に生歌、映像・・・

絶望のどん底にいる漂流民たちが
時の流れの中をさ迷いつつも
流れに逆らい歯向かい脱出しようともがき苦しみ
それに疲れて時の流れにただ身を委ね
行き先不明の漂流船はどこへ漂着するのか・・・

それでも生きていれば、生きる意志を失わなければ
明るい明日はやってくる・・・

構成・演出の小池さんは
「絶望の中の希望」という言葉を使っている。

不完全な人間たちは、恐ろしいモノを生み出して
未来に深い影を落とす負の遺産を残してしまった。

不完全な人間が、欲まみれになって巻き起こす騒動は
今も、この瞬間も至る所で勃発している。

それでも私たちは生きていくんだよね。

だから、せめて考えたい。

私たちに今、出来ること・・・

次世代にために何ができるか・・・

世界漂流2030のエネルギッシュで
クオリティの高い稽古を拝見しながら
そんなことを思った。
小池さんが提示する絶望的な未来―

絶望のドン底でも希望の光を見出すことができる・・・
人類は捨てたもんじゃない…

にしても・・・

本番までまだ2週間以上もあるのに、この完成度の高さ。

こんな素晴らしいキャストの皆さんと
同じステージに立たせていただけるなんて
ケンジは本当に幸せ者だ。

キャスティングをしていただいた小池さんに
ただただ感謝です。

本番が楽しみでたまらない♪

皆さん、「世界漂流2030」必見です!

小池博史ブリッジプロジェクト「世界漂流2030」公式HP

アーティストインタビュー(青木賢治)

1/19読売新聞に掲載された小池さんの記事の
全文をシェアさせていただきます。

2030年、世界はどうなっているだろう?
演出家、振付家として活躍する小池博史=写真=は、自身が構成を手がける舞台作品「2030年世界漂流」で、ダンスや音楽を織り交ぜた総合的なパフォーマンスを披露し、その疑問に答えようと試みる。「世界の急激な変化とどう向き合うか。漂流を続ける難民など世界共通の問題を提示したい」

小池は1980年代から、ダンスに映像などを組み合わせる舞台芸術集団「パパ・タラフマラ」を率いた。2012年に解散後は、体を使った創造的表現を深めようと「小池博史ブリッジプロジェクト」を始動。今作は、同プロジェクト名義での公演となる。

 「ダンスや演劇といった固定したジャンルにとらわれない表現を追求してきた。今回も様々な出自のメンバーが出演する」。その言葉通り、世界的パフォーマンス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の元ダンサーであるフィリップ・エマールや、元パパ・タラフマラの荒木亜矢子ら身体表現のスペシャリストたちが出演。これにオペラ歌手やラッパー、サックス奏者らによる演出が絡み合う。雑多な表現の掛け合わせで、混沌とした近未来の世界観を感じさせる作品になりそうだ。「2030年はすぐやってくる。日本だけでなく、世界を見つめる視点を持ち、希望を探りたい」と意欲を見せている。

2月3日から12日まで。東京・吉祥寺シアターで。電話03・3385・2066

下記は宣伝動画♪

2030世界漂流 トレーラー2

2030世界漂流 トレーラー3

 

夜風は冷たかったし
体は疲れていたけれど
心は刺激をいただき満たされて・・・

やっぱり来て良かった♪

舞台の醍醐味は何と言ってもライブであること♪
役者の飛び散る汗ってやっぱり素敵だ(^^♪