昨日、母が再入院💦
先月、心臓の大手術をして無事生還した母は
6月14日(日)にようやく退院。
弟夫婦の家で世話になりつつ
足腰の筋肉を復活させるべく
リハビリ中だった。
が、今週月曜日に風邪の症状が出始めて
私が水曜日に電話した時は
軽い咳が続き、声も元気がなかった。
翌日、心配になった弟が病院に電話したところ
すぐに連れて来てください
と言われて、慌てて病院へ。
で、検査を受けた結果、即入院💦
念のためPCR検査を受けたが陰性。
医師は
手術したばかりの頃は
色々な症状が出るものなので
心配することはない
と。
病状は胸に水が溜まっているそうで
今日、水をぬき、点滴治療を受けているらしい。
水がたまったのが肺なのか胸なのか・・・
つい心配で調べたくなるが
心配したところで私が出来ることは何もない。
私の任務はやるべきことを粛々と行うこと・・・
さて、先日、自民党が憲法改正の宣伝4コマ漫画を発表。
物議を醸しだしている。
4コママンガ「教えて!もやウィン」
第1話 進化論
第2話 憲法とは
この4コマ漫画の中で問題になっているのは
第1話のダーウィンのくだり💦
自民党が4コマ投稿・・・“進化論”を誤用と批判続々(20/06/23)
ダーウィンと言えば「進化論」「種の起源」が頭に浮かぶ。
“もやウィン”というキャラクターは
ダーウィンをもじったのかなー
その“もやウィン”がマンガの中で、こう言っている。
ダーウィンの進化論では、こういわれておる。
最も強い者が生き残るのではなく
最も賢い者が生き延びるのでもない
唯一、生き残ることができるのは
変化できるものである。
これからの日本をより発展させるために
いま憲法改正が必要と考える。
進化論は種が生き残るために
必要なことを言っているのであって
それを日本の国の根本となる
憲法改正論に当てはめるのは無理がある。
人間が生きてい上で、柔軟な対応は大切だけど
その柔軟な対応をするにおいても
価値基準は大切で、その中心となるのが
日本国憲法。
日本の形、日本人の価値基準、生き方
未来の方向性を示唆する重要な法である。
2015年に自民党は下記のマンガを出していた。
ほのぼの一家の「憲法改正ってなあに?」
私、読みそびれてまして💦
早速読んでみた。
明らかに「憲法改正が必要だ」と言う方向に導くための漫画だわ
確かに第二次世界大戦に日本が負けて
GHQの指導で草案されたのが今のに憲法
「時代に応じた必要な修正をする」
というのであればわかる。
が、問題はどの部分を修正加筆しようとしているのか、だ。
日本はこの75年間、憲法第9条のおかげで
戦争に巻き込まれることがなかった。
ただそれも、日米安保条約により日本は米国に
守ってもらっているという前提がある
・・・・・
色々と思うことがあるけれど、今は心に止めておこう。
世界各国の憲法と日本国憲法の違いを調べてみた。
一番わかりやすいと思った記事を載せておこう。
世界中の憲法との比較で見えた日本国憲法の特徴 「論座」より
(ケネス・盛・マッケルウェイン 東京大学社会科学研究所准教授)
1 日本国憲法は他国の憲法に比べて短く
なかでも統治機構に関する記述が少ない
2 施行時に存在した他の憲法に比べて
人権に関する規定の数が多い
3 その後に制定された他国の憲法は
いずれも人権を重視するようになり
結果として日本国憲法が
「グローバルスタンダード」になった
他国は日本の憲法を参考にして
人権を重要視した憲法を制定したんだねー
確かに古いし、日本人が考えた憲法じゃないけど
人権尊重の観点では、先進的な法だったわけだ。
日本人の閣僚が自分たちの都合や利益を中心において
草案したら、今の憲法はできなかったかもしれない。
大日本帝国憲法と比較すれば歴然。
◎日本国憲法の基本原理
国民主権
基本的人権の尊重
平和主義
人権に関しては、無制限ではなく濫用は許されず
公共の福祉のために制限されることもある。
人権は大切だけど、権利を主張するならば
義務を果たす必要があるし
司法を犯してはならない。
人間は自由気ままに生きたいものだし
もし我儘、自分勝手が許されるなら
どこまでもエスカレートしていくものだー
だから法律があるわけで・・・
日本人の基盤、土台ともいえるのが日本国憲法。
自民党は4コママンガを出すことで
コロナで低迷していた憲法改正論議を
復活させようと思っているのかもしれない。
それが目的なら
マンガの良しあしは別にして
政府の術中にはまっていることになるが・・・
今後の動向を注視していきたい。