蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

指摘してくれる人の有難さ☆

2010年03月22日 23時59分32秒 | 日記
時々、相談を受けることがある。
立場上、相談件数は多いほうかもしれない。

そのたびに、我が身を振り返る機会になっている。
有難いことだ。

私の場合、有難いことに意見をきちんと言ってくれる人が周囲にいる。
的確な指摘をしてくれる人がいるということは幸せなことだ。
そのおかげで、大失敗を免れたケースも多々あるしね。

ところが、指摘を批判と受け止めてしまうと
素直に聞き入れることが出来ない場合がある。

なので、私は、どんな言葉もまずは受け入れるようにしている。

指摘と批判の違いは…
指摘する側が、指摘する相手に対して
より良くなってもらいたいと思っているか否か、だろう。

が、これを混同している人が多い。

批判だって、受け止めようによっては
自分が向上する機会にもなり得る。
この場合、批判内容が適切かどうかの見極めは必要だが…

午後、本公演の衣装を決めるために
もっちゃんと倉庫に行き
山ほどある衣装の中から
今回使用する衣装を選び出した。

二時間程度で終えるつもりで
その後、Sさんと会う予定を組んでいたんだけど
判断が甘かったようで、四時間もかかってしまった

で、Sさんを二時間も待たせる結果になってしまった

  申し訳ありません!

Sさんは、適切な指摘や助言をして下さる一人。
彼女は、たくさんの芝居を観続け
戯曲も私以上に読んでいる方。
私は多くの刺激をもらうことが出来る。

ちょうど夕飯の時間にかかったこともあり
二人でゆっくりとディナーを食べながら
芝居やその他、いろんな話をさせて頂いた。

Sさんと話していると、あっという間に時間が過ぎていく。
今日も気付くと23:30を過ぎていて、びっくり!

いつもありがとうございます、Sさん

倉庫整理

2010年03月21日 21時50分17秒 | 日記
昨日は、朝から倉庫整理。
劇団員・準劇団員たちが、小道具・衣装整理をしてくれた。
私も午後から参加する予定だったけど

  来てもらわなくても大丈夫です

と言われ、お言葉に甘えて自分の作業時間にあてた。

団員諸君、お疲れさまでした

何しろモノが多い!
今回の整理はリスト作成も含まれている。

  誰が見ても、一目でわかるように。

そうすれば、全部ひっくり返して探す必要がないし
時間の短縮にも繋がる。
写真入りリストがあれば、わざわざ倉庫に出向かなくても
家で必要なものをピックアップすることもできる。

これまでも一応リストはあったのだけど
追加が間に合っていなかった。

本公演の衣装は、倉庫にあるものを再利用して製作する予定。

今日中に、リストからピックアップして
明日、倉庫に行き、実物を確認しながら決定していくつもり。

問題は、今回の演出の柱となる●●だ!
予算との兼ね合いがあり、判断が難しく…
これも早急に決定せねばならない。

う~ん…

テーブル稽古

2010年03月20日 23時45分16秒 | 日記
今週いっぱいは、台本を読みながら
テーブル稽古をしていこうと決め
その最終日が今日だった。

これまで、台本を渡し本読みを一回行って
演出側から脚本のテーマ等の説明をして
次の週からは立ち稽古に入っていた。

が、団員たちが演技を生み出すに至ることが少なく
結局私がやって見せ、動きや台詞術をアドバイスして・・・
を繰り返している。

みんなに演技を生み出す面白さを体感してもらいたい。
そのために何が必要か
どんな指導方法がいいか・・・

去年からずっと考え続けている私の課題。

殆どが舞台経験3年以上の団員たちだ。
もうそろそろ、その面白さを知っても良い頃だろう。

舞台までの稽古日数が少なくて
焦る気持ちはあるが

  ここは焦らず作品や各自の役割について
  じっくり考えてもらうことに徹しよう。

と、考え取り組んで来たテーブル稽古。

ここで明らかになったのは
他者へのダメ出しや指摘を自分のこととして
受け取れる人が少ないということ。
残念…としか言いようがない

私の場合、何でもかんでも自分のこととして受け取り過ぎ
問題が生じることもあるので
時と場合を考える必要もあると思うが
役者として成長したいと思っているのであれば
他者への指摘も自分のこととして捉え
自分はどうなのか?
違うとしたら何が違うのか?
演出家と役者の認識の違いはどこか?
など、その差異を見極める癖付けをしてもらいたいなぁ。

そうすれば、考える力もつくし
私もリードしやすくなる。
もっと早いテンポで芝居造りが進むに違いない。

いよいよ来週から立ち稽古。
みんながどんな演技を持ってきてくれるか
今からワクワクしている

演劇仲間との交流☆

2010年03月16日 16時21分35秒 | 日記
昨日の夜、演劇仲間(?)のTさんとお酒を飲みながら
芝居についてやその他もろもろ話をした。

Tさんは、私以上にいろんな舞台を観ていて
話をしていると、たくさん刺激を貰えるし
勉強にもなって、とても楽しい。
また、芝居の話だけではなく、社会問題や家族の話など
話題は尽きることがない。

昨年暮れから、TさんやSさんという尊敬すべき
演劇人と縁する機会に恵まれた私は幸せ者です♪

また、本公演には劇団空素の代表N氏が特別出演して下さることになり
今までなかなか交流できなかった市内の演劇人の皆さんと
交流することができるようになり、本当に嬉しく思っている。

オープンエアシアターには、松本の演劇関係者や
元夢幻の団員だったメンバー参加の話しも、にわかに進んでいる。

10年前、野外舞台を始めたときに考えていた構想が
ようやく実を結びつつある…という感じ。

劇団という枠を飛び越えて
舞台をトコトン探求したい仲間が集い
面白い舞台が造れたら…

私の長年の夢でもあった。

スケジュール表を見ると、あまりのハードさに
目がくらくらしてきそうだが
体調管理をしっかりしながら
お客様にワクワクドキドキして頂ける舞台造りを目指し
精一杯努力していきたい

反省会

2010年03月14日 14時44分39秒 | 日記
昨日は稽古後、小学校公演の反省会だった。

稽古は基礎訓練後、先週途中までしか出来なかった本読みの続きを行った。

ケンタロウ君が熱を出して休みだったので
彼の役をマッチが読んだんだけど…
声が妙に二枚目で、それがおかしくておかしくて
我慢しきれずついに吹き出しちゃった!

ごめんなさいね、マッチ

にしても、若いのに非常に低音で響きのある声。
恵まれた声質なんだけど、見た目が高校生なので
そのギャップにどうも違和感が。。
このギャップが埋まったら、役者として凄い武器になるだろう。

終了後、我が家に移動して反省会開始。
今日は、お酒なし。
しっかり反省をして、次の舞台の糧にすべく…

大切な反省会だから…と言って
熱があるケンタロウ君にも無理を言って参加してもらった。

そのケンタロウ君から厳しい指摘が飛び交う。
もちろん自分の反省点も交えてだが。

小学校公演で経験した仕込み・バラシは
これからの本公演・オープンエアに必ず役立つ。
搬入・搬出を含め、具体的な指摘を聴きながら
やっぱりケンタロウ君に来てもらって良かったと思った。

うちの舞台は、自分たちで造る舞台。

これまでは、劇団員が目を血走らせながら(?!)
必死に檄を飛ばしてやって来たが
今年は準劇団員も中核になって頑張ってもらいたい。
厳しい指摘をしっかりと肝に命じ
舞台造りに生かしていってね、準劇団員諸君

私からの指摘は

  すみません
  ありがとう

を大声で言うということ。

万が一場当たり中に照明灯体にぶつかってしまったら

  すみません!

と大声でいうと、誰が当たったかもわかるし
怪我がないか、こちらが配慮することもできる。

スタッフさんに対しては感謝の気持ちを持って接して欲しい。
裏方さんが陰で支えてくれているから
役者は舞台で心おきなく演じることが出来るのだから。

あとは、他者への配慮や気遣い。
これが出来ると、社会人としても
多くの場面で役に立つ。

当然のことのようだけど、これが案外出来ないものなんだよね。

この話を聞いた準劇団員の一人が

  こういう反省会、いいですね!
  とても気持ちいいです!

とハイテンションに。

準劇団員からも問題点があげられ
改善策をみんなで話し合った。

今まで劇団員のみの反省会は
稽古日を一日潰して行ってきたが
準劇団員とは、稽古時間中に
伝えるべきことを伝える程度で済ませて来た。

あ、確か去年のオープンエアの後は反省会をしたが
半年もたてば記憶が薄れるのが人間。

今回は、これから怒涛のごとくやってくる二公演に対しての
心構えをきっちり植え付ける良い機会になった。

23:00頃、明日仕事があるメンバーが帰宅。
それからも話は続き、解散したのは午前3時過ぎ。

団員諸君、お疲れ様でした!