昨日から、合同発表会のチラシ製作に入っている。
ようやくチラシ表面の背景画像が決まり、目途が立った。
来週には、みんなに配布出来そうだ。
ここんとこ、パソコン作業時間が増え
足のむくみが徐々に酷くなりつつある。
集中し過ぎて休憩を忘れ、ふと気付くと
ぞ、象さんの足だぁ~~
ってならないように、気をつけねば
長野市民会館建て替え問題が大詰めに差し掛かっている。
いろんな意見があって、行政側のご苦労もわかるが…
市民会館建設の基本理念は
長野市の文化芸術進行拠点としての市民会館
そして、長野市の現状は、講演会用の多目的ホールが乱立しているが
質の高い音楽や演劇などの芸術鑑賞ができるホールがないため
専門性のあるホールの建設を!と建設検討委員会では訴えて来た。
が、ここに来てなぜか
主ホール:音楽主目的の多目的ホール
小ホール:音楽専用ホール
リハーサル室:小劇場(演劇)にも使える平土間スペース
という方向に話が変化してきた。
うーん…あのですねぇ…
長野市には、演劇が上演出来るホールが
本当にないんですよ。
県民文化会館の中ホールは残響音が長く
台詞が聞き取れないし
若里文化ホールも残響音の問題と
舞台奥行き、吊りモノ・ソデ・楽屋の問題があり
しなのきや東部文化ホールは問題外
松代文化ホールは照明フェーダーとアクセス・駐車場の問題…
などなど、上げればきりがない。
音楽主目的の多目的ホールって、どんなホールになるの?
市側は演劇もバレエも邦楽も日舞も出来るホールって言ってるけど
本当にそれが可能なのか…
主ホールが音楽主目的なのに
小ホールまで音楽専用ホールにするって…
市側は、ニーズがあるから、と言ってました。
確かに、演劇に比べると団体数は音楽関係のほうが多いのでしょう。
けどね、音楽のための専用ホールってどんなホールかわかりますか?
簡単に言うと「響きの良い」ホールです。
残響音が長いほうが音楽には適しているんですね。
ところが、演劇の場合、響きは限りなくないほうが良い。
残響音があると台詞が聞き取れなくなっちゃうんです。
県民の中ホールは来年度
残響音が減るように改修するとのことだけど
どこまで減らすことが出来るかは
実際に演劇を上演してみないとわからない。
つまり「残響音」の部分で、音楽と演劇は相容れないのです。
その相容れない音楽主目的のホールで
本当に演劇も上演出来るのか?
市側は、技術が進んでいるから大丈夫!と
胸を張って言うんですが、私はどうしても信用できません。
どれもこれも…を目指して、全部中途半端になるくらいなら
最初から目的を持ってそれに適した会館を造って欲しい。
そうじゃないと、現状乱立しているホールの二の舞になる。
それにね
演劇が上演できる設備を持ったホールというのは
クラッシック音楽以外の大抵の催しに対応が出来るんですよ。
つまり、多目的でもあるということ。
そう考えると、用途的には演劇主目的にしたほうが
あれもこれもに使いたいんだとしたら現実的だと思ったりもする。
もし音楽主目的の多目的ホールが本当の意味で
演劇も歌舞伎もお能もバレエも上演できるホールになるのであれば
小ホールも同じ仕様にすれば、利用率は上がるかもしれないけど
私にはそれが出来るとは、どうしても思えない。
私がこれまで「いいなぁ」と思ったホールには
「音楽主目的」なんて冠はついてなかったし。
にしても…
市の職員の皆さんは、本当に上記のようなホールに
行ったことがあるのかな?
そこで実際にに演劇や歌舞伎を観たのかな?
自分で体感したことなら、胸を張って豪語しても良いと思うけど
もしそうでないとしたら、受け売りだけで豪語していることになる。
これは恐ろしい…と私は思う。
じゃあ、もし、豪語したホールにならなかったら
誰が責任を負うのか?
市の職員さんは大体2年で部署を移動する。
ってことは、市民会館が出来あがる頃には
今の部署にいないことになる。
市民会館竣工が平成26年度の予定だから
市長の任期満了の時期と重なる。
もしそこで再出馬しなければ…どうなります?
責任問題は、あちこちたらい回しにされ
いつのまにか闇に葬り去られ
つけは市民が負うことになってしまう。
だってねぇ…
責任どうのって言ったって
出来ちゃったら、それを使うしかないわけですよ。
だからこそ、今、きちんと考えなければならないと思うんです。
建て替えを反対している人もいます。
言い分に関して、わかる部分もあるけれど
建て替えの方向で進んでいるわけだから
建て替えるんだとしたら…という視点で話し合っていかないと
建設されちゃってからでは手遅れ。
演劇関係者は、どう思っているんだろう?
私は、長野市の演劇関係者全員に
一人ずつインタビューして歩きたい…
今、そんな気持ち。
なぜかというと、演劇関係者の声が
あまり市に届いていないんだよね。
一部の人たちは発言してるけど…
現状に満足しているのか…
ホールに関心がないのか…
なるようにしかならないと諦めているのか…
もちろん竣工後の運営方針・方法も重要。
どんなに良いホールが出来たとしても
活用されなければ、それはただの箱。
箱モノにしないための運営・運用も
深く考えていかねばならない。
けど私は、やはり質の高い芸術鑑賞が出来るホールを
造るのでなければ、建設する意味がないと思っている。
そうすれば運用方法も幅が広がり
市民の芸術を観る目を養うことも出来るし
あのホールで歌ってみたい!
あのホールで演じてみたい!
あのホールを使ってみたい!
そんな憧れのホールになれば、と…
皆さんは、どうお考えですか?
演劇関係者の皆さん
もしこの日記を読んで下さったのなら
ぜひ、コメントを寄せてください
来週、行政の方とお話することになっているので
皆さんの声をお届けしたいと思っています。
団員諸君も是非コメントを
よろしくお願いします