蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

変化☆

2011年01月17日 18時46分49秒 | 日記
昨日、日記が長くなり過ぎて書けなかったんだけど
やっぱり書いておこうと思って…

何かと言うとですねぇ~

それは、昨夜のMAでの出来事♪

驚きと感動を覚えた出来事があったんですよぉ~~

昨日のMAは、1~2時限目がバレエ。
私が上田からMA会場に到着したのは20:00近くで
バレエ講師の重野先生の気合いの入った大きな掛け声が
ホール内に響き渡っていました。

終了時間まで10分程度だったが

  高度な技を丁寧に教えて下さっている。
  ありがとうございます。

と、見学をしながら心で呟く。

昨日は大雪だったので参加者が少ないのは仕方ないけど
こんなに懇切丁寧に教えて下さってくれる先生の講座を
受けないのは勿体ないなぁと思った。

重野先生にお礼を申し上げつつ
久しぶりに少しだけお話をさせて頂いた。

  明るくて元気があって優しくて
  本当に良い先生だよね。

と改めて思い、もっとMA参加者を増やしていかねば…
と。

日曜日の夜というのが不人気の理由なんだけど
先生方のご都合で、日時の変更はできない。
3時間というのが長過ぎるという意見もあって
2時間枠にしてみようかと考えたが
そうすると、1か月に1講座しか受けられなくなり
技術の修得が、ますます困難になる。

うーん…

でも、勿体ないんだよね…
うーん…


3時限目は「表現としての演劇」の時間。
講師は私。

いつもどおり、軽いストレッチとスクワット、発声、滑舌を行っていく。

その時です

あの驚きと感動を覚える出来事と遭遇したのは

昨日の早口言葉のお題は
「新春早々新進歌手による新春シャンソンショー 生麦生米生玉子×3」

早口で言うだけなら簡単なお題だけど
ただ早口でしゃべるのではなく、この早口言葉を
お客様を楽しませ笑わせるように演じるというのが課題。

  じゃ、それぞれ考えて作ってみて。

と伝えると、暫し「シーン」とした時間が…
参加人数も四人と少なかったが
にしても、無音過ぎる…

  声を出して、練習していいんだよ。

と促してみたが、小さく動きを確認している人がいる程度で
あとは…シーン…

大丈夫かな…と思ったが、一人ずつやってもらうことに。

最初はOさん

…と、いきなり「すり足」

  え?

と思った次の瞬間

  え?えーっ?!す、すてっぷ、ふんでるぅ~っ

いやぁ~驚きました!
そして感動しました

あのOさんが、です!
自分で考えて形にした初めての演技!!

続くTさん、Nさんたちも
自分なりに考えて、面白そうと思えることに
挑戦しているのがわかり、これまた感動

無音の間、三人ともこれを考えていたわけだ。
そして練習もせず、イメージにある演技を見せてくれた。
これは、凄い進歩です

その後、金子みすゞさんの詩「わたしと小鳥と鈴と」を
声という楽器を使って表現してみようという課題を出し
2チームに分かれてやってもらったんだけど
これまた感動もんでした

昨日はたまたま劇団員が一人しかいなくて
リードする人がいない状態だったんだけど
それが功を奏した…というか
どちらかというと、いつも他の人に合わせがちの
TさんとNさんが、二人で話し合いながら
すり合わせを重ね、一つの作品を作り上げたんですね。

これは、凄いことなんです

Oさんチームも劇団員が
Oさんの発想を尊重しながら
面白い作品を作ってくれて…

「表現としての演劇」ワークショップが目指すのは
柔軟な発想力と「創る」面白さの体感

OさんもTさんもNさんも
以前だったら、一つの作品を自分で考え
表現すること自体が難しかいことだったと思うんです。
あ、Nさんは短大の教え子でもあるので
創るってことには徐々に慣れて来ていたかも、ですが。

その三人が、あれを創った

やれば、やり続ければ、みんな変化していくんだよね。

みんな速度は違うかもしれない。
理解度も違うかもしれない。
記憶へのインプット量も違うかもしれない。

それでもやり続ければ、必ず変化していく…

そんな確信を持てた昨日の出来事でした

銀世界!

2011年01月16日 23時36分44秒 | 日記
うぉ~~っ!
見渡す限り銀世界

大雪です

今日は上田チームの稽古日。
なにせ大雪、いつもより30分早く長野を出発予定だったが
諸事情によりいつもと同じ時間になってしまった
が、18号バイパスは然程雪がなく流れもスムーズで
いつもと変わらぬ時間帯に到着。

小ぶりだけ、ずっと雪が降り続けている。

  雪、やんでくれないかなぁ…

雪道の運転が恐怖になったのは
数年前のお正月のこと…
朝、息子を善光寺方面に送った帰りだった。
前日から大雪で、積雪は30㎝ぐらいだったかな…
マイカーを走らせていたのは
見通しの良い幹線道路だったが
お正月のせいか除雪車が来た形跡もなく
そのワダチが酷い状態
ワダチに沿って運転していれば
大丈夫だと思ってたのに
いきなりハンドルが取られ、あらぬ方向に滑って
ついにはセンターライン越えてしまった

  こ、こわっ

たまたま対向車がいなかったため
事故に遭わずに済んだけど
雪道を運転しようとすると
あの時の光景・ハンドルを取られた触感を
明確に思い出してしまう。

上田へはケンタロウ君の運転で通っているので
自分が運転する必要がないのが有難い
が、ケンタロウ君が平然とした面持ちで
60㎞/1Hぐらいのスピードを出すんです!
で、ブレーキを踏む度に
つい奇声を上げてしまう私です…

マジ雪道の運転は嫌ですね

けど、雪景色はきれい
一面の銀景色をみたい!って思ってたので
そういう意味では嬉しかった♪

体調が良ければ雪遊びしたいとこだけど
今、寝込むわけにはいかないので
団員たちが雪合戦を始めても

  ダメダメ!
  若くないんだから自重せよ!

と言い聞かせてます

上田チームの進行状態は
ほぼ長野チームと同じ。

稽古終了後、メンバーから

  自主稽古をしたいんですが…

と相談があった。

上田の公民館はどこも有料なんです。
で、ちょっと悩んだけど
せっかくのやる気を損なわせてもいけないので

  明日、稽古場をお借り出来るか
  公民館に問い合わせてみるね。

と答えた。

にしても、長野市は恵まれてるなぁと実感。

  カルチャーが盛んなのは
  公民館を無料で使用出来るというのが
  理由の一つかもしれないなぁ…

と、ふと思った。
まともに芝居を上演できるホールはないが
稽古場として最適な多目的ホールの数は多い。

今、上田市でお借りしている稽古場は
わずか60㎡、舞台バミリもろくに出来ない状態

市によって、こんなにも環境が違うとは…

けど、なぜ長野市はこんなに公民館が多いんだろう?
歴代の市長が、市民の要望を聞き入れてくれたから?
それとも市議会議員が、地域に密着し
市民の声を議会に届けてくれているから?
市民のクレームが恐いから?

帰りの車の中で、雪に覆われた山の木々を見ながら
そんなことを考えていた。
途中、小道具材料を探しに○イソーさんに立ち寄り
MA会場に到着したのは19:50ぐらい。

大雪だと言うのに、MAに参加しに来てくれた皆さん
本当にお疲れさまでした。

無事に帰れたかな?

この寒波、今週いっぱい続くとか
皆さん、事故にはくれぐれも気をつけて下さいね。

上昇↑

2011年01月15日 23時34分03秒 | 日記
内閣支持率が上昇!

とは言っても、まだ34%
一時は21%って時もあったっけ。。

今回の再改造に対して僅かだけど
期待が込められた数字だよね。

○謝野氏の入閣が物議を醸し出している。
五割の国民が「評価しない」と思っているようだ。

首相が「最強」と名付けた内閣。
今後の動向を注視していきたいと思う。


今日は、ワークショップ長野チームの稽古日。
合同発表会に向けての具体的な稽古初日となった。

みんな前向きに取り組んでいるし
これなら多少ハードルをあげても大丈夫そうだよね…
と思いつつ、今は様子を見ながら
アドバイスをしている感じかな。

今日はどうしてもオープニングのダンスから
芝居の導入部分までを作ってしまいたい…

と思っていたが、これまで練習してきたのは
歌部分のみで、前奏部分と芝居へのつなぎは
全く稽古をしていなかった。

先週実験したプランでは舞台キャパ的に厳しくなり…

あ!
昨日、稽古場に三種類の舞台図面を持って行って
ケンタロウ君に相談し、ちょっと変わった図面に決定。
うまく使えば、面白くなり得る舞台組み♪
ヘタに使うと、動きづらいセットにもなり得るので
頭を柔らかくして、うまくセットを利用していこう。

そんなわけで、この舞台図と曲のイメージにあった振り付けを
新たに生み出さなければならなくなった…

劇団員が舞台バミリを作ってくれている間に
ダンスの立ち位置を決定し、前奏部分の振り付けに入った。
8割型は考えてあったが、実際にやってみると
イメージと若干のずれがあったりして
修正を重ねながら、ようやく前奏部分が完了。
その後、歌部分の隊形移動を明確にして
芝居へのつなげ方を丁寧に作っていく。

S短大の生徒に対してもそうだったけど
演劇経験のない子たちと舞台を作るときには
等身大の良さを生かすためのアドリブを
バンバン入れていくことにしている。
台本に書かれた台詞だけだと
自分たちの言葉になりにくい。
不思議とアドリブを入れることで
台本の台詞に息が吹き込まれていくんだよね。

今日もその手法で、導入部分のイメージは大方出来た。

あとは、流れに沿って造っていくだけ♪
みんなが面白がって取り組んでくれれば
きっとお客様に楽しんで頂ける舞台になるだろう。

ワークショップの稽古終了後
準劇団員の稽古までの休憩時間中に
もう一曲の歌の振り付けの部分修正を行った。
実はこのワークショップ長野チームに
準劇団員が4人も参加しているんです!
おかげで、いろんな面で助かってます。

18:00、いつもどおりキッズクラスの稽古開始。
今日は、ちょっと高度だけど
大人たちが稽古に使用している「外郎売」の
一部分を実験でやらせてみた。

  うん!
  これなら出来るかも!!

心配だった2年生のユウキ君もついてこれそうな感じ。

  よし♪
  キッズ用「外郎売」テキストを作ろう♪♪

この難解だけど面白い外郎売を
キッズたちがペラペラ言えるようになったら…
って考えただけでもワクワクしちゃう

青年クラスの皆さん
キッズたちに追い越されないようにね

キッズが元気よく帰った後は、青年クラスの稽古。
ケンジ君が準劇団員の基礎訓練を
指導するようになってどれくらいなるかな?
彼なりに色々工夫をしたり
勉強したりしている部分が垣間見える。

基礎訓練後、報告事項を伝え
5月本公演&オープンエアに関しての意思確認をする。

  上演するからには、やっぱり良い舞台を作りたい。

という私の意思を伝え、みんなの可能な範囲を確認。
大事なんだよね、こういうことが。
みんな、状況が違うし、いろんな事情を抱えてる。
それでも、良い舞台を作りたいと思っているのが
夢幻の団員たちだ。
なので、なるべく無理のない状況で…
と思っているが、今回は新人も何人かいるので
どうしても稽古日数が増えそうな予感

みんながどこまで頑張れるか…

私もどこまで頑張れるか…

限界を決めるのは自分
限界を決めないのも自分

それぞれの役割を明確にして
少しでも効率よく回る組織にしていきたい

インフルエンザ

2011年01月14日 23時51分43秒 | 日記
去年ほどインフルエンザの話を聞かないなぁ~
と思っていたけど、今日の稽古中に東京在住の長男から

  インフルエンザにかかって
  友人のお宅にお世話になってます

というメールが届いてびっくり

稽古後、寝てるかな?と思いながら電話を入れてみた。
多少元気のない声だったが、普通に話せそうだったので状況を聞く。

昨夜、急に発熱したため、病院に行ったところ
新型インフルエンザと診断されたようだ。

かなり症状が重いようで、長男は

  一人じゃどうしようもなかった…

と呟いた。

  ごめんね…
  何もしてあげられず…
  けど、どうしようもない場合はすぐ連絡してね
  何とか都合つけて飛んでくから!

と答えたものの、舞台が入ってたら?…
と考えると…うーん…
兄弟や友人にお願いするしかないか…

今回は、お友だちとその家族のご厚意に甘えさせて頂こう。

  本当にありがとうございます。

遠くの親戚より近くの他人って言葉があるけど
遠くの家族より近くの友人だね、彼の場合。
友人の有難さを痛感したんじゃないかな。
きっと彼は今まで以上に、友人を大切にしていくだろう…

にしても、インフルエンザ患者数が一週間で二倍に増えたとか。
去年に比べると出だしが遅いけど、これから大流行か

私は去年インフルエンザにかかったが
思ったよりは症状が軽くて
どっちかというと普通の風邪より楽だった記憶がある。
10年ぐらい前にかかったときは
40℃以上の高熱が一週間続き
その上、吐き気と嘔吐で、死ぬかと思ったけどね

とにかく、インフルエンザにかかったら
予定が全部狂ってしまう
手洗いとうがいの励行疲労をためない
これさえ注意すれば、多分大丈夫。

皆さんも、インフルエンザにご注意を

しなのき

2011年01月13日 23時36分30秒 | 日記
今日も寒かったぁ~

稽古場のエアコンが壊れたとかで
ひろ~い部屋にストーブがポツンと置かれ
そのそばに何故か扇風機のようなものが…
どうやら空気循環のためのファンらしいけど
こんな広い部屋にこのシステムじゃお話にならない

今日はミーティングの予定だったので
座布団を持ってきてストーブの周りに鎮座
2月、3月の舞台に関する打ち合わせと
来年度の舞台予定の意思確認及び担当決定。

立とうとしたら、寒さで膝が固まっちゃってて…
年齢を感じた瞬間でした

昨夜は、パソコン作成した「アマノ銀河」の舞台図面を開き
画面上で平台図形を組み合わせセットを考えていたが
今一つしっくりせず、じきに睡魔が襲ってきて、ギブアップ
で、今日の午後、2月27日に予定しているW・S合同発表会の会場の下見。
本当は昨日行く予定だったが、体調が思わしくなく一日延期
先週ようやく「アマノ銀河~」の台本が完成し
気が緩んだのが原因かと思われる

で、ざっとホール内を確認してから
舞台美術の設置場所を決定しようと
午後から「しなのき」へ下見に出かけた。
同行者はケンジ君。
会館職員さんに案内して頂き
舞台の大きさや袖幕、バトンの位置
照明の灯数や、音響関係のケーブル必要mの割り出しをして
次々に図面に書き込んでいく。
今回は、客席通過の演出を考えていたため
動線の確認をさせて頂いたんだけど

  使いずらいホールだよね、やっぱり…

舞台の奥行きがない。
高さもない。
ソデも狭い!
特に上手は人が一人通れる程度しかない。
控室も狭く…しかも一つしかない!
少し離れたところの子ども室なる部屋を押さえてあるが
同じフロアながら一度ロビーを通過しないと
舞台ソデへの出入りが出来ない。
照明の灯数も少なく、前明かりはシーリングのみで
フロントライトがなく、サスもバトン一本分しかない。
しかも、舞台と客席の間がやたら開いていて

  このままだと寒々しい空間になっちゃうよね…

本番は、ここに椅子を並べることにしよう。。

さてさて、舞台組みをどうしようか…
ケンジ君にあっちこっち立ってもらって
舞台の凹凸を想像しながら、徐々に舞台の輪郭が
脳裏にはっきりと浮かんできた。

これでようやく舞台図が出来る…

照明は、舞台屋さんと相談して
何灯か持ち込むことになるだろう。

ふぅ…
誰だ?

  演劇のホールなら「しなのき」がある

なんて言ったのは

夢幻はこれまで一度もホールで上演したことがない。
それは、なぜか?
使ってみたいホールがないから。
ささやかなレジスタンス

ああ…
無料の発表会は別です。
座内発表会や試演会では
公民館ホールを使用させて頂きました。

今回もワークショップの無料発表会なので
我慢して使うことにしたんだけど…うーん…
松代文化ホールのほうがずっと使いやすい。
ただ交通便が悪い上に駐車場が狭くて
公演を打つには厳しいんだよねぇ…
篠ノ井市民会館なら上田からも来やすいと思ったが
既に先約がいて、だめだった

…ぶるぶるっ
さ、さむいっ!寒過ぎるよっ
家の中もなかなかあったかっくなってくれない。
マジ、痛い寒さだよね
あの過酷な夏が恋しくなる

世間では「伊達直人」を名乗る人物から寄付が相次ぎ
温かい風を運んでくれているようだ。
こうした善意のニュースは心があったかくなる。

「偽善だ!」と批判する人もいるらしいが
偽善かどうかなんて問題じゃない。
伊達さんの好意で救われる人がいるなら
それでいいんじゃないかな。
頂いた人たちが迷惑がってるなら問題だけど。

うちはそこまで余裕がないので…
地道にペットボトルキャップを集めてる。
800個で1人分のポリオワクチンを購入できるそうだ。

自分の立場で出来ることを
考えながら行動していきたい