手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

唱歌と日本史

2021-01-26 19:23:07 | 詩吟関係

 私たちが小学生の時は唱歌に日本史に絡むものが沢山あった。唱歌が歴史の教材になっていた。詩吟をやるようになって改めてそうだったのだと改めて知ったこともある。特に「てんこうせんをむなしゅうするなかれときはんれいなきにしもあらずむ」のくだりなど意味も分からずに歌っていたけれど、詩吟を始めて改めて勉強し、詩吟の構成吟に使ったりしました。併せて「桜井のわかれ」から楠木正成を中心として建武の中興、南北朝などにまで広げて、いろいろ話をしてあげたりしました。平家物語では「青葉の笛」から、ひよどり越えの逆落とし、敦盛の最後へと話を進めます。結構小学校の時に勉強した思い出を持っている方多く楽しんでもらえます。歴史的事実とかけ離れていることもあると思いますが、もの゛語りとしてはとても面白く、詩吟を楽しんでもらうことができます。
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今日の詩吟教室

2021-01-25 19:26:48 | 詩吟関係

 一月、二度目の教室です。今日は珍しくITさんが欠席でした。でも、第四週は出れないはずのSGさんが出席でした。
 平和吟友会の先導をSGさんにやってもらい、稽古に入りました。SGさんは3月審査です。初段「富士山」と「偶成 朱熹」の、二題特に注意をする必要もありません。MAさん四段の稽古です。律詩です。吟声は問題がないのですが、一番簡単なはずの引きが分かってもらえなくて苦労していましたが、何とか形になったようです。三月審査のKAさん、準七段「獄中感有り」と「月や荒城の曲を聞く」です。特に「獄中感有り 西郷南洲」は、吟以外に西郷南洲について話すとても良い材料です。「明日に恩遇を蒙り無夕べに焚抗せらる」という一句から、秦の始皇帝の焚書坑儒の話を思いだしてもらうのです。将に生涯学習の良い材料になります。この言葉を冒頭に持ってきた南洲の境遇と、獄中ということを合わせて話してあげることが出來ます。 更に「洛陽の知已皆鬼となり南嶼の俘囚独り生を窃む」で、西郷が獄中の身になるいきさつと、沖永良部島流罪の話をしてあげることが大切です。今日は6本で取ってあげました。KAさんは8段です。絶句四題今日は2本に落として稽古してもらいました。二本だと声がわれません。審査と関係のない三人には準師範の吟題1「汪倫に贈る 李白」と「富士山  柴野栗山」と和歌一題をやってもらって終わりにしました。>
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詩吟は伝統芸能として立ちゆくか

2021-01-10 19:13:30 | 詩吟関係

私の人生は詩吟と切り離すことができない。その詩吟のこれからがとても心配です。46年間続けてきた詩吟です。振り返ってみると、一時期は40数名の弟子さんを抱えて張り切ったものでした。ある時期からプツリと自分から詩吟をやりたいという人は全く出てこなくなった。更に誘ってみても詩吟(しぎん)という言葉すらわからない人が多くなってきた。
 現在所属している北詩連も千人以上の会員を擁した時もあったようですが、今は500名ほどになり、平均年齢も70歳近いのではないかと思います。会員増強を必死に叫んでいるけれどこだまさへ返らないありさまです。
 漢詩作者が出てきません。レコード会社専属の漢詩作者のような方がいたことがありますけれど、今はそのような方の話を聞くことがない。
 詩吟のルーツは江戸の武家に依って立ち上げられたもののようだ。結果、日本の武士道に通ずる思想が底を流れていて、とても現代には認められないような漢詩も教材に入っている。従って伝統芸能として見栄を張ることのむつかしい中身がある。芸能なのだからと、高をくくるわけには行かないところもある。戦後一時は歌謡曲や民謡などと同等に扱われたこともあったけれど、「のど自慢」などから詩吟が省かれるようになって勢いを失っていった。
 もうかつてのような隆盛は期待できない。現在やっている方たちを大切にしながら成り行きを見守るしかないように思う。それでも、伝統芸能として保存する運動などが起きて、保存芸能として残されるようになるかもしれませんね。
 私にとってはとても寂しい話です。
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今日の教室

2020-12-21 19:25:56 | 詩吟関係

 2020年最後の教室。冬至とぶつかった。それが支障になることはない。ただ私の心の中に冬至とぶつかったのだという思いが一寸浮かんだけです。今日の教室をどう進めるかはっきり決めていなかったけれど、初めに私の後半に話す導入的な話を少しして、そのあと普通の稽古、律詩の人はどちらか一つ、和歌のついている方は和歌もやってもらう。審査を終了している方、KOさんは8段のどちらか、SAさんとKUさんは師範吟題の絶句二題をやってもらうことにした。今日は特に間違いをやり直させずに進めました。
 そのあと、低段者から順番に一言、そして吟を一題やってもらいました。一言のトーク、どうなるかと心配していましたけれど、みんなそれぞれきちんと対応してくれました。みんなのトーク褒めてあげました。これだけ話せるのは詩吟をやっているからだということ、特に詩吟で大きな声で人のいる前で吟じてきている力が、話をさせているのですと、詩吟の良さにこう言うこともあるのだと話してあげました。
そのあと私の吟歴を中心に30分ほど話してあげました。私の人生90年、教員生活の42年は後半の詩吟人生の準備期間だったように思うということ。吟歴47年の中での思い出を幾点か取り上げて話し、そうした努力が札幌市の社会教育功労者表彰というご褒美を戴くことで完結したのだと思うと結んで話を終えました。
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月曜日 20年最後の教室

2020-12-18 19:43:22 | 詩吟関係


 来週の月曜日、20020年の最後の教室です。今年は忘年会もできなかったので、それに変わる試みを企画したけれど、私の考えるようには盛り上がらないでしょう。結局私がどう盛り上げてあげるかというところですか。
各自一言づつ詩吟に関することを話すということにしてあるけれど、将に一言で、5分も話をしてくれる方はいないでしよう。時間をどのように使うか、思案のしどころです。みんなの話は15分以内で終わると思う。私が30分ほど、話してあげる。吟歴47年ということで話してみます。そのあと歌謡吟を一題みんなで稽古をして終わらせるのはいかがなものか。それとも、最初に私のトークを入れて、そのあと、各自に好きな吟一題をやって、一言のトークをやってもらう。
余った時間で歌謡吟をやって終わらせるか 合吟をいくつかやらせて終わるというのもありですね。まあどうでも持って行けるでしょう。
 改めて吟歴を考えてみると、現職は詩吟の準備の時間で、47年の詩吟が私の人生だったといえるかもしれない。最後の締めくくりが、札幌市社会教育功労者表彰となって締めくくられたことになる。詩吟にかかわる思い出はかなり重たい。とりわけ、詩吟をやっていたから関わることのできた手稲文化協会の事務局長となり、それまで、手稲コミュニティセンターで年一回開催していた文化祭は、嘏客もいないような舞台発表になっていた。手稲が軽川といわれた時代に立ちあげられた文化協会がこのままつぶれて行くのを見ていることができずに、私が動き、区の地域振興課との連携をとり、丁度有珠山噴火災害のあったときで、そのチャリティとして伝統芸能祭を区の後援を受けて開催し、大成功をおさめ、次の年からも区民ホール使用料減免で開催させてもらうようにし、その流れの中で文化祭の手稲区民センター開催へと進めて行きました。その中で指定管理者制度が出てきて、文化祭も区民センター使用料が有料になる問題が出てき、その問題で区とかなり激しい交渉を続けたりしました。その後、文化協会独自の事業として、チャリティ舞踊の集い、年忘れ演芸大会、カラオケフェスティバルの行事を立ち上げて今日に来ています。札幌10区でただ一つ手稲が文化協会を持っていることが手稲の誇りでもあるのですがこういう自分たちの手で文化活動を進展させたいといった志を持っている方が出で来ないのは残念です。

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詩吟教室 

2020-12-14 19:33:23 | 詩吟関係

 今日は教場長のKUさんが急用で休まれた。本当は今日忘年会をやるはずだったのだけれど、コロナの関係でやめることにした。その代わりということで、全員にお菓子が配られた。
 最初に先日の審査会の結果を発表してあげて、次の審査三月が、SU・KAさんの二名になることを確認。会詩の先導をSUさんにお願いして稽古に入る。
 SUさん初段の稽古。もう何回もやっていますが、これからが本番の稽古です。出来上がっていますし、審査まで間があるのでやや迫力に欠ける向きがあった。今日は特に「ア」の発声を意識してもらった。
 MAさん、4段です。相変わらず引きが駄目です。形として理解ができていない。同じことを毎回注意されても、自分なりに身につけた形から抜け出せないのです。でもとても熱心で、声はいいのです。辛抱は教える方に在りそうです。
 ITさん、相変わらず、「イ」を「エ」と読む癖が、でてくる。KAさん発声が良くなってきています。今一息です。KJさん、今日2本でやらせてみました。声が続きました。そのあと、審査関係なしのKOさんにKJさんのやった吟をやってもらいました。SAさんには、教本の師範の部の絶句二題と和歌をやってもらいました。時間がなくなっていましたので休憩をしないで「大雪山」を全員にやってもらって今日の稽古を終わりました。
来週は、全員に私と詩吟というような中身で、話をしてもらい、 合吟などで締めくくることにすると話して置きました。
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今日の詩吟教室

2020-12-07 18:49:50 | 詩吟関係

 昨日が審査日、今日は、SAさんが欠席。昨日の審査に出席した人の感想、いつもは大勢の会員の前で吟じるのに、今回は誰もいない審査会場で吟じることになり、戸惑ったということでした。誰もいないとかえって緊張するとのことです。納得!!受審者の少ないことは判っていたけれど、当日欠吟が多く、ひどく少ないことにも驚いたということでした。
 稽古、審査を受けた方は新しい吟題の稽古になります。MAさん今度は4段です。よく頑張っています。もともとカラオケ大好きの方で、コロナ前はほとんど毎日カラオケに出かけていた方でした。カラオケの詩文次々に暗記して歌うのです。セリフ入りのカラオケが好きで長いセリフを間違えることもなく歌いあげるのです。ですから、詩吟の詩文の暗記くらい簡単なのだと思いますが、なかなかそうはいかない。特に吟譜の理解が出来ない、毎回同じところで注意されることになる。何か根競べのような指導になります。でも、嫌がらないで頑張ってくれています。ITさん6段ほとんど問題なく進めそうです。でも、前歴で身に着けた悪いところが抜けきれないのが気になります。KAさんとても良くなってきました。7本の声が安定し、間の取り方も良くなってきています。和歌がいまいち。KJさん、三本の声が出ない。発声法もあると思いますが、一本下げての稽古からやり直した方が早いように思います。8段の稽古できないでやめました。それで、koさんKUさんには8段の絶句二題と和歌をやってもらいました。後半は「時に憩う 良寛」を前回に続いて全員に稽古してもらいました。
 12月の稽古、来週は忘年会を予定していたけれど、やはり場合が場合なので中止にしたということでした。それで、三週目は、それぞれ得意な吟を発表してもらうことにし、併せて詩吟と私といったようなテーマーで各自に話してもらうことにしました。どんなことになるのやら・・・
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詩吟の審査会の日でした

2020-12-06 19:32:22 | 詩吟関係

今日、教育文化会館で北詩連の資格審査がありました。お弟子さんが4名受審したのですが、私は行きませんでした。現在の新型コロナのため、会場の管理が厳しく、普段の審査の時は先生方はもちろん、仲間の応援も大歓迎なのですが、今回は受審者の行動も厳しく制限されていて仕方がなかったのです。事前に受審者の名簿が送られてきていました。全体で36名ほどの受審者と今までにない少なさになっていました。これも、コロナで、まともに稽古ができないためなのでしよう。昼頃、今日受審した私のお弟子さんのKAさんから電話があり、無事終えてきたということでしたが、少ない受審者が更に10名ほど当日欠吟が出ていて全体で20数名の審査になっていたということでした。審査は一定の人数が会場に入っていて、一人終わって出てくると、廊下で待たされていた方が一人入るという厳しい管理がされていたようです。
 こんな状況を聞きながら、私の会はほとんどコロナに乱されることなく変わらない稽古ができているのは凄いことなのかもしれないと思ったりしています。明日は稽古日です。今日終わった方は新しい吟題の稽古になります。でも、仲間の吟を聞いてきていますので、ほとんど模範吟をしてあげなくてもできるのです。結局、皆様、自分の現在の吟題の外に次の吟題も稽古してくれているのだと思います。いいお弟子さんに恵まれたと思います。
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審査前最後の稽古日でした

2020-11-30 20:28:30 | 詩吟関係

 12月6日が北詩連の定期審査会です。コロナ禍で思うような稽古のできなかった会も多いようで、36名の登録になっている。私の会からは4名受審します。9月の審査もそうでしたが、コロナのために審査での審査委員長注意と最後の講評が省かれ、更に得点発表もカットされるといいます。受審者は自分の番が終わったらすぐ帰宅してほしいということです。こんな状況ですから、私は会員の応援に行きたいのですが、今回は遠慮することにします。
 今日の稽古は受審者のリハーサルを中心としました。会場の真ん中に譜面台を置き、そこに出て行って吟じてもらいました。吟題が2番まである方が多いので、一回目は吟題一番を全員やってもらい、二回り目は2番をやるという形で進めました。四人の稽古が終わったところで残りの4人の稽古をしました。3月審査のKAさんの稽古、そのあと教本を終了している3名には「大楠公 河野天籟」をやってもらって5分の休憩。そして後半、受審者たちにはもう一度やって置きたい吟をえらんで稽古、残りの方と一級受審のSUさんは「時に憩う 良寛」を、やってもらって終わりました。1級を受審するSUさん、前歴がありますからもう熟練の吟といってもいいでしょう。ほかは、まだ未熟なところが多いけれど、声だけは十分に出せているので合格はしてくれるでしょう。
 北詩連の新年交礼会、宴会無しで吟だけの交礼会になるということです。原則的には各会の会長さんに出席してもらってささやかに開催する計画のようです。私は、体調がまだ吟のできる状態といえないので、代理にKJ君に行ってもらうことにしました。私の会は今日も全員出席、6月から通常稽古に入っていますが、特に問題もなく、楽しく稽古ができています。会員の方が私のために透明なプラスチック製の飛沫飛散防止のマスクが用意され、窓の開閉もきちんとしてくれています。
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今日の教室・・・

2020-11-16 19:16:59 | 詩吟関係

 今日はKOさんが欠席。でもSUさんが出席でしたから7名での稽古となりました。冒頭の会詩合吟の先導をSUさんにやってもらいました。稽古の最初SUさんです。町内会の老人クラブの詩吟の会で10年ほどやってきた経験者で、老人クラブの会が解散になって教室に来ることになったのですが、丁度、入会した時から規約改正があり、今まで初段からの審査だったのが3級からに変更になり、おまけに新型コロナの問題で審査会も開かれなかったりして9月にようやく二級になったばかりです。今度、12月に一級を受けることになっています。審査前最後の稽古です。入会して公式の審査を受けるようになり、稽古も本腰を入れ始めました。最初に素読をさせてから吟の稽古に入るのですが、良く指導を受け止めて稽古をしてくれています。素晴らしい素読でした。褒めてあげました。吟も一級程度の人の吟とは全く違います。上級者並みの吟になっています。本当に楽しみです。
 続いて、MAさんの稽古。律詩に入っています。素読、大分稽古をした感じがあります。その努力を褒めてあげました。どうも詩吟の構造の理解ができていなく、自分流に力いっぱいやればいいと思っているのか、同じところでの間違いが続きまする辛抱して待ってあげるしかありません。でも何とか審査は通りそうなところまで来ています。頑張ってもらいます。ITさん平均的な出来栄えです。前の先生の時の基礎的な部分のけいこ不足が響いています。KAさん頑張っています。7本の声が続くようになり、上の揺り落としのコツが分かったみたいです。ただ、振り止めから次に入るタイミングが早い。間なし、になるきらいがある。KJさん、最近声が張り切れなくて悩んでいる。特に今まで短縮合格の常連みたいなところがあったのですが、上級になり、声の質、余韻に味がある、いわば漢詩の中身と吟声が調和する詩吟本来の味を出さなければなりません。そのためには発声法からもう一度努力をしなければなりません。
 審査に関係ないSAさんとKUさんには、吟秀の課題吟「大楠公」をやってもらいました。
 後半の30分、先週もやった「折楊柳」を今日もやってもらいました。最初に「折楊柳」についてわかっていることをといって質問してみましたら、説明してあげた、しだれ柳の枝を折って渡すという別れの文化であることは理解しているようでした。別れの悲しみを歌った曲名でもあること、それに対して今やる詩は悲しいというより、浪漫を感じさせる詩であることをも一度確認してやらせました。
 やっぱり教室は楽しい。
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