稚内公園を降りて、今夜のホテル「稚内ステーションホテル」に向かう。運転手が見当をつけていたホテルが違った。稚内駅を通り越して裏に回った、そこに今夜の夕食の食堂「夢の広場」の大きな看板をみつける。しかし、ホテルは無い。又先ほどの道に出る。運転手が首をかしげている。すると大野先生が、先に稚内から送られていた案内地図で、番号8番を見つけて運転手に見せる。もう一度同じ道を通って駅前の方に出る。細い通りがある。バスが交差できないくらいの道。左側を見ると宿屋の看板のようなのが並んでいる。地図から判断するとここらしい。運転手は入るのをためらっている。よく見ると人が出ていて、来る人を待っているみたいな様子。これは私たちを待っているのだと感じた。大野先生が降りて確認に行く、そして手招きする。そこが、やはり私たちのホテルだったのです。
ホテルというのは、旅行者の宿泊施設。旅館というのも旅人の宿泊施設、ただ、旅館は和式の場合が多いのだ。案内で一室2名と書かれていた。「稚内ステーションホテル」、ひょっとしてシングルベット2台の部屋かと思ったのは甘かった。旅館だったのです。運転手も同じような錯覚をしていたのだと思う。
部屋に荷物を置いて、「夢広場」へ向かう。ホテルを出てすぐ横の広場にバスが2台駐車している。一台は何と稲穂吟友会のマイクロバスです。通り越して空き地のところへ出る、見ると鉄道の線路が有り、柵がある、案内の運転手がどんどん行く、線路を横切るのかと思って付いてゆく。何とすぐ線路は終わりで、そこから駐車場に出ることが出来るのだ。線路の終わりの所に立て札があった「最北端の線路」「最南端指宿・・最北端稚内」その稚内の線路の端を通り過ぎているのだ。駐車場には私たちの乗ってきたバスが止められていて、その駐車場の端に海鮮レストラン「夢広場」の看板が大きな字で私たちを待っていた。
店の二階に会食場があった。掘り炬燵式の席で、障子もあり外からは見えないようになっている。会費の中から、一人2000円の支給が有り、各自、好きなものを注文し、足りない部分は自分が負担するということだった。
メニューを見てもなかなか目移りして決めかねる。けちったわけでないけれど、横の方で「海鮮丼」という声が聞こえた。値段が1575円、手ごろに思って、私もそれにし、ジョッキー一杯と注文した。ジュースだけの方が2名、お酒が2名、あと全員ジョッキー、女性軍もほぼ全員ジョッキーなのだ!!!
16名の食事作って出されるまでかなり時間がかかるだろうと思った。でも、先に飲み物が来て、わいわい騒いでいるうちに、最初に出てきたのが、沓澤さんの注文した食事。「タコしゃぶ定食」なのだ。ぐらぐら湯が沸いている、タコの長く切った足の薄く切られたのが付いている。とても美味しそう。すると、小田桐さんは「うに丼」を取っていた。値段は一番高かったのじゃないでしょうか。「いくら丼」の人もいた。どうも、「海鮮丼」は失敗だったかもしれない。食事はとても賑やかに、楽しい一時でした。折角の稚内、「うに丼」にすべきだったと残念に思っている。ビールも美味しかったけれど、明日の本番を考えると余りいい気にもなれず、1杯でやめときました。ビールが525円、〆て2100円の食事でした。しかし、元気一杯の平和勢は、皆出た後続けて飲み、最後はカラオケにまで行ってきたという。
ホテルという旅館、食事をして帰ってきたらもう、かなりの時間になっていたので、ただ寝るだけですから、特別のことも有りませんでした。
本当に充実した、一日でした。素晴らしい観光、そして食事、満足でした。