札幌の夏は「ソーラン祭り」で開幕する。ところが、昨年、コロナ禍で中止となり、今年も亦中止となった。
北大の生徒たちが中心となって、北海道の代表的民謡「ソーラン節」に合わせて、それぞれ独自の集団演舞を繰り広げる。曲も中にソーランの言葉が入れば、どのような歌でもよい、踊りの人数の制限もなく、踊りは各団体がそれぞれ一年かけて練り上げた独自の、しかも力強いもので、札幌の夏の幕開けには、最高のものです。最初のころは大学生が中心でしたが、次第に、応援の企業と組んでのチームとか、地域の団体とか、それも北海道内だけでなく全国から参加するチームも増えてきて来て、更に外国のチームまで加わるようになってきていた。確か五日間にわたって開催されるのだと記憶していますが、此の間は札幌中がソーラン一色になるのです。
このソーラン祭りが終わって、6月15日が北海道神宮の夏祭り、ソーラン祭りができる前は、此の札幌神社の祭りが、いわば夏への衣替えの時期になっていました。
この祭りとともに大通りにはビァガーデンが、開かれて暑い夏になるのでした。それが、二年続けて、コロナのために中止となったのは本当に残念です。あの、ソーラン祭りの大太鼓の響き、苦心を懲らした衣装、飛び散る汗、やっぱりソーラン祭りで夏を迎えたい。