鳥はなき 光はさして あひみしに ああわが主よ あなたでしたか
*字足らずは好きではないのですが、これはこれでいいような気がします。
これはインスタグラムでの活動の中で詠んだものです。ご存じのようにわたしたちはインスタグラムで、様々な本物の表現者を探しています。
偽物ばかりの世界の中で、本当の自分で自分を表現している、本当の表現者を探しているのです。
これが実に少ない。初めて半年以上にはなるのに、いまだに百人を超えない。あちこちに行って探してはいるのですがね。
人間は今、自分というものがいやで、自分以外の何かになりたくて、あがきまくっているのです。何もかもを嘘で作り、半端ないことをして、本当の自分とは全然違うものになっている。
これはその世界で、かろうじて本当の自分を生きて表現している、高い芸術家の作品に寄せたものです。
深い目をした熊がひとり立っていて、それを小さな鼠が見上げている。熊のまわりには小さな蝶が飛び交い、空には鳥がいる。雲間から光がさしている。
なにやら神聖な出会いのような気がして、表題のようなものをつくってみました。
人間とイエスの再会は、もしやこんなものではないかと思ったのです。
そのとき、彼は思いもしない姿をとってくるでしょう。自分たちが知っている姿とは全然違うものになってくるでしょう。だが目を見ればわかるような気がする。
ああわが主よ あなたでしたか
一文字足りない透き間に、言い足りないことがすべて入っている。
涙さえにじんできそうです。