恥をたへ ゆくへもしらぬ 夢をこひ 憂き身をひろへ あやまちの人
*この世界に、あやまちをなしたことのない人はいません。この言葉はよく言われますね。しかし、しっかりと肝に座っている人はすくないようだ。
失敗をすればみんなにいやなことを言われてつらい思いをするものですから、人は自分が失敗しても、なかなかそれを受け入れることができないようです。だれかのせいにしてごまかそうとしたり、頭から嘘だと決めこんで決して認めようとしなかったり。
しかし間違いは間違いですから、間違ったまま突き進んでいくと大変なことになる。アンタレスが言っていたことがありました。間違いを認めて謝ることができなかったら、行く道は北朝鮮だと。
まさにそのとおり。人に迷惑をかけまくって、人に嫌われて、誰にも助けてもらえなくなる。じり貧状態になっていくのに、意地をはってもっと大変なことになる。
間違いを間違いでないことにするために、どんどん嘘を重ね、どんどんひどいことになる。北朝鮮はまさにそんなところだ。
だから、失敗をしたらすぐに謝ってやり直した方がいいのだが。その失敗があまりに恥ずかしすぎることだと、なかなかそれもできないようだ。
セックスだとか美貌だとか、あられもない理由がからんでくると、それで失敗したことがあまりにも恥ずかしくて、世間に顔向けできなくて、なかなかそれを認められないだろうが、それが真実なら認めなくてはいけません。
恥ずかしさに耐え、なくして行方もわからなくなった自分の本当の夢を求めて、悲しい自分の身を拾いなさい、あやまちた人よ。
とにかく、何よりもまず、神の前に正直に謝ることです。そしてすべてを失う覚悟で、償いを始めることだ。それができなければ、自分を立てなおすことができません。
一番やらねばならないことをやらずに、表面だけの小技でごまかそうとすると、もっとひどいことになりますよ。人の気持ちを考え、正直にすべてを認めて、みんなにあやまりましょう。