健速神社の六角御輿の再建二百年祭だそうで、宮だし・石段下りのところを、覗いた。氏子を除いて、存外、若い人が、とりわけ、子供連れの人達が、多いのには、驚かされた。親子三代での見物も、多かった。鎌倉時代以前まで、遡る祇園信仰は、幾つかの神事に、代表される中で、子供を御輿に、乗せて、その健やかな成長を祈る伝統は、確かに、子供の頃からの伝統・文化に対する教育というよりも、生活の中に根ざした「体験・参加」を通して、生活の一部として、体内・血の中に、継承されていくのではないだろうか?次の100年に向かって、どのように、受け継がれていくのであろうか?御輿に投げられた賽銭を拾う子供達に、今から、60余り前の錦糸町で、兄弟で、撮って貰った法被姿の写真が、二重写しに、想い起こされる。