むかしむかし、ぱそこんしょっぷでふろっぴーでぃすくが高く売られていた頃のお話です。当時のFDDは、買ってきたらフォーマット(イニシャライズ、初期化)しないと使えませんでした。当然外付けハードディスクもきちんとフォーマットし領域を確保しないといけません。ところが詳しいやり方がわからないので、参考書を買ってきて読む必要がありました。通信の場合も、モデムと通信ソフトを買ってきて、どう設定するか、マニュアルと参考書(あるいは雑誌の特集)を必死に読みました。
今は、最初からパソコンに内蔵されているし、後からつける場合もとにかく接続したら何とかなります。何ともならなければそこでネットででも調べればいい。良い時代だと思います。ただ、あまりに楽すぎて、自分がバカになってきたのではないか、とちょっと不安ですが。
【ただいま読書中】『「WiMAX」「Wi-Fi」無線ネットワーク』I/O編集部 編集、工学社、2011年、1500円(税別)
無線LANを私はほとんど何も考えずに使っています。やったことと言ったらパスワードの設定くらいかな。家庭内はアップル社のタイムマシンという、バックアップハードディスク内蔵の無線ルータで3台のマシンを接続(二台は有線にしていますが)。家庭外では以前はイーモバイル、今はドコモのWi-Fiルータでネット接続をしています。で、自分がこういった「無線」についてまったく無知であることに突然気がついたものですから、ちょいと“参考書”を読んでみることにしました。
本書では「無線」をまず大きく3つに分類しています。
1)インターネット接続(3G、WiMAX、LTE)
2)室内でつなぐ(Wi-Fi)
3)外出時につなぐ(1,2+公衆無線LAN)
1)は速くて安いのですが、難点はエリア。
2)は1)よりも効果ですがエリアは広い。ただ、とても速い、とは言えません。遅くて安いというサービスもあるので、どう選択するか、ですね。
恥ずかしながら白状します。私は「WiMAX」と「Wi-Fi」は同じものだと思っていました。売っている会社が違うだけだろう、と。たしかに売っている会社は違うのですが、違う技術なんですね。どちらにしても「接続してちょこっと設定したらすぐ使えるようになる」点は同じようですが。
親にiPadを持たせてこちらとテレビ電話、というのを現在考慮中なのですが、親のところには当然のようにインターネット接続環境はありません。さてさて、やはりWiMAXかWi-Fiルータを置くことになるのでしょうね。でも、誰が設定して誰がメンテナンスをするんだろう?