The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2016 Vdfルージュ バリー ドメーヌ・オジル

2017-09-07 12:38:55 | ワイン
グラストさんで飲んでいる時には気がつかなかったけれど、このワインの造り手は『ドメーヌ・オジル』だったのだ。
忘れもしないあのアルデッシュの若き造り手、半年前にも『サン・ロンキュンヌ』なるヴィオニエ100%を飲んだのだが、実に印象的に憶えている。

今回の『バリー』はシラー100%で、マセラシオン・カルボニックで醸造、抽出はあくまでもモデレートに、もちろんSO2無添加の無清澄、無ろ過にて仕上げている。
飲んでみると果実は活きており、舌先はピチピチ、飲み口はスルスル。
ベタな言い方でゴメン、ナチュールの酵母やキノコや運国斎はありでも、熟したプラムが心地良し。



シラーだよ、シラー・・・
すなわちスパイシーで気難しい品種特性もトマとジャン・ダニエルのオジル兄弟によって、気立ての良いアロマたっぷりのシラーに豹変させられたのだ。

その日は『トリッパの味噌煮込み』にこのワインを合わせてもらったが、これがもちアビナメント!
隠し味の八角とこのワインの隠れ香味が絶妙な相性を見せてくれたのだ。



もし盛岡近郊にお住まいなら、まずは試してみるといい。
騙されたと思って、四の五の言わずにともかく河南ディストリクトへ向かってみることだ。(笑)