その日の『スキ者親父的持ち寄りワイン会、パパジイ』のダンボール熟成シリーズ。
しかもそれが2000年の3大ライヤの一つである『オルネライヤ』なのだから興味は募るばかりだった。
息せき切ってそれをご相伴に預かってみると、まあザックリとした日向臭さは置いといて、まずは見事な左岸テイストを供することが出来たのだ。
セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロをメインに、そこへカベルネ・フランとマルベックが加えられている。
すなわちボルドー左岸のセパージュのまんまなのだけれど、葡萄の生産地がボルゲリというのも左岸テイストの傾向に拍車をかけているようだ。
17年の熟成の間に果実は練れて、正しくカシスにブラックチェリー、ステアーすれば完熟プラムのアロマも立ち昇る。
そしてガトーショコラも見つられ、待てば焙煎珈琲やら黒砂糖やらのお出ましとなる。
下手をすると左岸5大シャトーの向うを張って、高騰するそれらを尻目に、コスパ的に凌駕するイキオイまで感じてしまうのはキケンな考えなのだろうか?
このたび忘れかけていた『オルネライヤ』を飲む機会を得て、豪華で濃密でオーバーデコレーションなイタリアワインの行く末を、ネガティヴに案じていたあの時代が懐かしい。(笑)
ワインにとっての熟成とは実にも不可思議な事象であると改めて思うのであった。
しかもそれが2000年の3大ライヤの一つである『オルネライヤ』なのだから興味は募るばかりだった。
息せき切ってそれをご相伴に預かってみると、まあザックリとした日向臭さは置いといて、まずは見事な左岸テイストを供することが出来たのだ。
セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロをメインに、そこへカベルネ・フランとマルベックが加えられている。
すなわちボルドー左岸のセパージュのまんまなのだけれど、葡萄の生産地がボルゲリというのも左岸テイストの傾向に拍車をかけているようだ。
17年の熟成の間に果実は練れて、正しくカシスにブラックチェリー、ステアーすれば完熟プラムのアロマも立ち昇る。
そしてガトーショコラも見つられ、待てば焙煎珈琲やら黒砂糖やらのお出ましとなる。
下手をすると左岸5大シャトーの向うを張って、高騰するそれらを尻目に、コスパ的に凌駕するイキオイまで感じてしまうのはキケンな考えなのだろうか?
このたび忘れかけていた『オルネライヤ』を飲む機会を得て、豪華で濃密でオーバーデコレーションなイタリアワインの行く末を、ネガティヴに案じていたあの時代が懐かしい。(笑)
ワインにとっての熟成とは実にも不可思議な事象であると改めて思うのであった。