The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2006 ペルナン・ベルジュレス ルージュ ミッシェル・ジョアネ

2013-02-22 23:23:18 | ワイン
『ミッシェル・ジョアネ』は、あの『ジャック・カシュー』のスショを、
遺産相続で継承した『ファヴィアン・ジョアネ』の「おとっつぁん」でしょ・・・



ワインのスタイルは、と言いますと、ミネラル豊富系の、スタイリッシュ系の、ピュアなお味!
ですから、最近のワタクシにとっては、これくらいが肌に合うんだわ♪

そうでなくても、『ペルナン・・・』と言う地所は、元々良い白ワインが生産される、
石灰岩粘土土壌でして、風味から、味わいから、そんなテロワが満載で、
引き締って、スレンダーでも、エキスの多い底アジをサクッと楽しめます。

今のジョアネは目の詰まった濃い目のお味、そしてこのジョアネは鋭敏でエレガント!

スショならいざしらず、デイリーならこの辺がイイですよね♪

このワインを2回に渡って飲みました。
いずれもヨカッタですぞ・・

2010 ブルゴーニュ・ピノ・ノワール ヴァンサン・ルグー

2013-02-20 06:04:04 | ワイン
この造り手は09’に続いて2度目になりますが、
今回もあいも変わらぬ、鋭敏で、研ぎ澄まされて、スタイリッシュなお味・・・

『キレ・デラ ヒトミワイナリー』で軽く食事をし、
何気にBSを覗いたら、『ローランド・カーク』のライヴなぞ放送されていて、
思わず見入ってしまいまして、でも酒が足らんてなことでの登場!





『アンリ・オーディフレッド』のラ・ターシェに対して、
『ヴァンサン・ルグー』はグラン・エシェゾーの栽培担当とのことで、
いずれもDRCのスタッフという経歴の持ち主なんですね・・・



じゃあワインもDRC的か?と問われれば、そこはどうも違う!
独自の味わいを追求している模様・・・

でも、ダンダン良くなる、正気に帰るじゃあないですが、
はじめは押し黙っている香りと味わいも、30分ほどで開花し、
実に旨味が乗ってくるワインなんですね・・・

今思うのは、上のクラスを飲んでみたい!
そんな気にさせる造り手ではあります。

1999 コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ ショパン・グロフィエ

2013-02-18 22:19:38 | ライフ
日曜日の朝は市場で野菜の買出しに行って、昼頃帰って『箱男』を読みきりました。
で、更に触発されて『燃えつきた地図』を読み始めたところで、
眠気に襲われ、チョット昼寝・・・

その間、厨房では、チャクチャクとヘルシーメニューが準備されていまして、
『八重の桜』の頃には『ジャガイモとアスパラのバター炒め、サルサ・ディ・ポモドーロ』が完成!



目が醒めて、それを知ったワタクシは、セラーの奥底から表題のワインを見つけ、
四の五の言わずに開けたわけ・・・

『ショパン・グロフィエ』は嘗ての伝説のプレモーの造り手、
現在は『ショーブネ・ショパン』に変わっております。

まずは『1999年』は超優良年で、14年の熟成期間が経過しており、
『ショパン・・・』の造りはクラシックを絵に描いたような造りなんですね♪



色合いは濃密極まりなく、グラスに注がれるとエロスを伴う魅惑のブケ!
漢方やらジビエやら焙煎やらでムッシュムラムラ!

味わいは明確なタンニンを感じるも、これは胃壁の油は流せども、
すんどまりで纏わり付くことはない。

そこへ心地の良い酸味の支えがあって、エキスも十分に後ろ髪惹かれうるもの。

実に旨い♪

もちろん、『サルサ・・・』とのマリアージュは説明するまでも無く、
サルサ・ダンスを踊りたくなるよな塩梅なんだわさ・・・

こんなワインを飲めるチャンスは、とんと無くなりました。

2009 ブルゴーニュ・ピノ・ノワール フランソワ・ジェルベ

2013-02-17 15:40:08 | ワイン
数日前に開けたブルゴーニュ・ピノ・ノワール!
リュット・レゾネの栽培で、造りは極めて自然なスタイルとのこと。

色合いは薄く、ミネラリーなアクセントで甘い果実のアロマが立ち上がる。
最初はクローズして姿を見せないが、30分ほどでグングンと開き始め、
実にエレガントで、上品な味わいのピノスタイルを楽しめるんですね・・・



飲みきるべし、僅かに残ったワインは、流石に翌日はぺショッと急落!
その意味でも、繊細なワインと言えるでしょう。

『クロ・ド・ヴージョ』『ヴォーヌ・ロマネ プティ・モン』などの上級畑も飲んでみたいもの!
その気にさせる造り手ではあります。

2008 コブ ピノ・ノワール ジャック・ヒル・ヴァインヤード ソノマ・コースト

2013-02-16 16:47:51 | ワイン
アベノミクスの好影響が届かない、不景気風が吹き荒れる盛岡の夜に繰り出して、
景気良く『コブ』の『ジャック・ヒル』を開けました。

場所は進境著しいイタリアン『アル・Fルノ』!
まずはスプマンテで喉を潤して、フラスカーティで魚を食べ、
最後に表題のワインの登場です。







このワインは別区画も頂きましたが、この『ジャック・ヒル』にはビックリ!

もし、一番ブルピノに近いカリピノは?と聞かれれば、
ワタクシ四の五の言わずにこのワインを押すでしょう!

それはアルコール度数13%台のエレガンス、
ソレに加えてニュイもビックリの流れるような精緻な酸度、
そして総体的に漂うフィネスと言える、端正なバランスと言うことでしょうか・・・

いずれにしても、お見事♪

仕事が一段落のオーナーシェフS君もブラインドに参加し、
あまりの旨さにオヨヨ!

ブルピノ好きも納得の『ソノマ・コースト』!

『コブ』の一連のピノ軍団をお忘れなく。

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この値段ですが、味わいは名うてのブルゴーニュのグラン・クリュばり↓