The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2002 シャンボール・ミュジニ レ・シャルム ドメーヌ・ベルトー

2015-07-17 23:01:16 | ワイン
『ルイ・カリヨン』の次にやはりこのワインに触れねばならないだろう!

『ドメーヌ・ベルトー』・・・根っからのシャンボール・ミュジニの造り手であり、その醸造方法もクラシックで、自然な流れを旨としている。
漏れ聞く話では、2004年から現当主の『フランソワ・ベルトー』が継承したとのことで、さすれば2002年物は先代のドニ・ベルトーの造りということだ。

このワインと同じヴィンテージの『ルイ・ジャド』の『シャンボール・ミュジニ フースロット』を並べて登場させられて、当方いささか迷ってしまった!
同じ村のモノという主宰のヒントが、墓穴の始まりとなったのだ!





『ベルトー』だけ飲めば、なんぼなんでも『ジュブレイ・シャンベルタン』には行かないだろう!
むしろそのまま『ベルトー』だと言いかねないイキオイだった(笑)

もう一方の『ジャド』の『フースロット』がまるで違うお姿・・・
まあイイ、それも一興!

で、実際飲んでみて、『レ・シャルム』はどうだったのか?

シャルムだけにチャーミングと言ったら、親爺ギャグになるケハイもあるけれど、正しくそれを地で行く風味と味わいだった。
若く、強いヴィンテージでは、全く解けない『ベルトー』でも、『シャルム』は幾分熟成が早いようだ♪

オレンジのニュアンスとスパイス感が鏤められ、いかにも土っぽく、あまやかだ・・・
フルーツは溶けて、滋味多く、余韻も実に心地の良いものだった♪

正当なクラシック・ブルゴーニュの継承を見て、心落ち着くデギュスタシオン!
イイと思います♪

2007 シャサーニュ・モンラッシェ ルイ・カリヨン

2015-07-15 22:11:35 | ワイン
さーて先日の『マコT』です!
まずはこの表題のワインについて書き込もうと思う♪



もちろん、その日のスタートワインだったのだけど、目隠しで出された瞬間に、正当なブルゴーニュ・シャルドネであることは分かった!
で、そこからが問題で、まずもってキモチのよい酸味と硬質な切れの良いミネラルな風味に誰もが注目したわけだ。

ミュルソーらしい外向性や気立ての良さはなく、モンラッシェ界隈の果実の構成を鑑みてどうよ?となったんですわ・・・
で、いろいろ考えたけど、イイ造り手のシャブリはないのか?まで問うたわけ。

そしたら、Tチャンマンはケンモホロロニ違う!と言う(汗)
そうすると、このイキナリの薫り高さと、果実の鷹揚さを考えれば、ピリニーではなくシャサーニュだよな!となったけど、そこには未だ一つの問題があった!

それはグランクリュなのか、プルミエなのか、はたまた村名なのか?ということ・・・
そんなこと考える暇もなく、主宰は村名と言ったもんだから、そりゃ~ビックリしたな~もう!となったわけ。

それはそれは見事なシャサーニュ!
まあ『ルイ・カリヨン』恐るべし!つうことですな。

買い置くべきでしょう!(キッパリ)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここが最安値↓

07’⇒75’⇒83’⇒02’⇒02’⇒90’⇒58’⇒87’⇒67’⇒11’の流れのワイン会♪

2015-07-12 20:15:55 | ワイン
昨晩の『マコT会』のヴィンテージの流れです。
これだけ上下振幅の広いヴィンテージでも、流れ的には実に面白く納得のワイン会なのだ!



特にもまずは最初の『2007 シャサーニュ・モンラッシェ ルイ・カリヨン』の芳香と果実の旨みに度肝を抜かれ、さらに『1983 セルタン・ド・メイ ポムロール』のシリアスな熟成ぶりに莞爾とし、『2002 シャンボール・ミュジニ レ・シャルム ドメーヌ・ベルトー』のオランジュを連想させる香気にウットリとしてまずは前半の一段落!



後半は色濃くブラン・ド・ノワールを思わせるが、実は過熟のブラン・ド・ブラン『1990 ベルナール・トルネイ』に始まって、イタリアの王様『1958 バローロ エンリコ・セラフィーユ』のボルドーともブルゴーニュとも迷わせる古酒感の素晴らしさに驚きを禁じえず、『1967 シャトー・ジュスクール』の危うさと妖しさに一票を投じ、辛口で薫香を発する『2011 カール・ド・ショ-ム』で幕引きとなったわけ・・・



どうですか、他でこんなことできますか?
とにかく、この流れをオール目隠しだから堪らない♪

ワイン飲みの琴線に触れるこの会のワインの流れ、分かるだろうか?
そこには流されない、迎合しない、強い男気を感じるワインセレクトなのだ・・・

その世界を久しぶりに堪能して、チョットは残って辛かったけど、明日は元気だアリガトー!
で、またよろしく!

2012 リュリー ヴァンサン・デュルイユ・ジャンティアル

2015-07-10 23:36:33 | ワイン
このワインも『パパジイ・・・』でのお披露目でした。

『リュリー』というアペラシオンは赤白あるけれど、今までのデータを鑑みれば、ジブンは白が良かったと思う。
しかしながら今回これを飲んでみて、その経験値を遥かに超える『リュリー』でビックリ!
それはそれは見事な『リュリー』であった。



まあ極端な表現かもしれないが、アル意味『マコン』の『ギュファンス・エナン』の飛び抜け方にも似ている。
このワインの真骨頂は、綺麗であまやかな香気と、洗練された果実と壮麗な酸味なのだと思う!

かつて1996年にデヴューした時に『ベビーモンラッシェ』と評されたとのことだが、むしろその味わいはピュアで無垢♪
濃密にマッセで迫る『モンラッシェ』様ではないのだ!

この『リュリー』ステキです♪
追い求めてみましょう・・・

『イカスミ のパエリア』を盛岡で♪

2015-07-09 22:56:22 | ワイン
いつもはワインネタで終始するこのブログですが、ここ何回かお邪魔をしたスペイン料理のお店の『イカスミのパエリア』が、あまりに美味しかったので、ちょっとだけ触れたいと思う。

まあこの真っ黒なパエリアを見てくれ↓



飾りも何も無い、真っ黒なパエリア・・・
でも食べてみると、そこから色々な展開があるんです!

まずはコクのある、良く染みた味わい♪
そして実にエレガントで、野趣のある風味、そして烏賊の柔らかさときた・・・

もちろん、その日出されたリオハのクリアンサとも良く合った!



何なのでしょう、この感じ?
ゴハンがスッカリおかずになっている!

しっかりワインを飲んでの、このパエリア!
盛岡で食べれてホントーにシアワセだと思う・・・